前回裁判では開廷後すぐに裁判所から和解の提案があり、別室での話しあいに移ったため裁判そのものはほとんどやりとりがありませんでしたが、今回は被告・メットライフ側から平松さんの解雇を正当化するための新たな準備書面が出されたため、双方の主張を巡って激しい応酬になりました。
会社側は「代理店へのサポート・コンサルティング業務を行う平松さんがマニュアル(ASRハンドブック)通りの対応を行わず、金融庁から指導を受ける可能性があった」ことを解雇の理由としていますが、結局今に至るまでマニュアルそのものを提出していません。
今日も冒頭、メットライフ側弁護士は「100数十ページに渡るため全文を出すのは難しい」「原本を平松さんや代理人(弁護士)に見に来てもらい、必要なところだけをマスキングした上で出すようにしたい」などと言いましたが、こちらとしてはすべてを出してほしいと一貫して求めてきました。解雇理由に関する最大の証拠であるにもかかわらず、あれこれの理由をつけていまだに出そうとしない姿勢はまったく理解できません。
平松さんは中途半端な和解を許さず、必ず勝利判決をかちとる構えです。支援の輪も広がり、ある週刊誌からも平松さんのたたかいに取材申し込みが来るなど注目度も高まっています。次回裁判は9月15日10:00~(予定)。会社側を徹底して追い詰め、公正な判決を求めるためにもぜひさらなるご支援をお願いします。