寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

2020年04月

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

明日5月1日千葉県メーデー実行委員会で労働・営業・生活相談会を行います

4月最終日の今日も好天に恵まれましたが、午前中は長作支部の支部会議に参加して昨日の電話かけの様子や志位さんの国会質問について報告。明日も午前中から支部のセンターに集まって電話かけを行うことになりました。


午後はもりた事務所でさつきが丘支部のみなさんやもりた市議と電話かけを行い、「みんな政治に怒ってるわよ!がんばって」「選挙の時は周りにも広げるから」という人などしんぶん赤旗の購読もしていただきました。


さて明日5月1日は労働者の祭典・メーデーですが、毎年千葉市中央公園で行われていた千葉県中央メーデー集会も残念ながら中止です。


そのかわりに千葉県メーデー実行委員会として、新型コロナウイルスに関連した「労働・営業・生活相談会」を行います。


新型コロナの影響は幅広い分野に広がっています。様々な支援制度もなかなか現場に情報が届いていません。


明日は各分野の専門家が雇用や営業、くらしの問題について電話でなんでもお答えします。時間は10:00~15:00までです。


ご相談はこちらの電話番号までどうぞ↓
0120-378-060


メーデー相談会チラシ

電話かけのなかで志位さんの国会質問にさっそく反響-正確で役に立つしんぶん赤旗をぜひお読みください

今朝の国会での志位さんの質問。途中まで見ていましたが、医療現場の実態やスナック・居酒屋を経営するみなさんの声などを切々と紹介し、コロナ危機の下での政治の役割を正面から説いた質問に対して、安倍首相らの答弁のあまりにも情けないこと。


PCR検査センターをつくるといっても具体的な予算措置はなし。医療機関への財政支援は半年で1.4兆円かかるといわれているのに、何度聞いても「1490億円の包括支援交付金で対応する」と繰り返す。桁違いで足りないと言っているのにまったく真剣さが感じられません。


今日は長作、朝日ヶ丘地域のみなさんと電話かけしました。電話するなり「ちょうど国会を見てました。安倍首相は本当にひどい。がんばって」と激励を受けたお宅もありました。


「10万円の一律給付は公明党がやったんじゃなかったの?」という方に「野党は1ヶ月以上も前から求めていたんですよ。ほとんどの人がもらえない1世帯30万円の給付にこだわっていたのは自民党・公明党です」と答えると、「そうなの?そういうことが伝わらないのはひどいわね。選挙で変えないとダメね」と盛り上がりました。


多くのお宅でしんぶん赤旗も購読していただきましたが、最新号の日曜版は10万円の給付金を受け取る方法や暮らしに役立つ制度完全ガイドなど内容がとても充実しています。春風亭昇太さんや上戸彩さんも登場しています。正確で役に立つ情報をお届けするしんぶん赤旗をぜひお読みいただければと思います。



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千葉市議団が第6次の市への申し入れ-テナント支援協力金の拡充をぜひ

今日も会議とともに寺尾事務所で電話かけ。「新型コロナでは今のところ困っていないが国会を見ていると本当にひどい。もっとまじめにやってくれ」と怒りの声が出されました。


「一人10万円の給付金は共産党が求め続けてようやく実現しました。正確で役に立つ情報を届ける赤旗を読んで応援してください」と訴えると「試しに読むよ」と初めて購読してくれることに。こちらからの積極的な一声が求められていることを実感しました。


日本共産党千葉市議団は今日、千葉市に第6次の申し入れを行いました。医療機関への支援やPCR検査体制の拡充、教育環境の整備、若者やDV被害者への支援など要望項目は多岐に渡ります。


そのなかには市が緊急対策で実施している「テナント支援協力金」の拡充も含まれています。ビルのオーナーなどが家賃の減免を行った場合に1テナントあたり50万円を上限に8割を支援するというものですが、対象は飲食店もしくは県から休業要請を受けた業種に限られています。


先日、いつもお世話になっている不動産屋さんから整体院や理美容業などが支援の対象にならないかと要望を受けました。たしかに県から休業要請を受けた業種には理美容業や整体院は含まれていません。しかし新型コロナではこれらの業種も大変な影響を受けています。県がこれから出す給付金は対象業種を限定していません。市も線引きする必要はないはずです。


国の方では賃料補助についての姿勢が後退しています。国会では明日、明後日と志位さんと小池さんが追及しますが、国にしっかりとやらせるためにも千葉市が姿勢を見せないといけません。速やかに拡充を求めます。

個人事業主でも緊急小口資金だけでなく総合支援資金も貸し付けが受けられます

今日は会議や打ち合わせが続きました。新型コロナの対策では各地で様々な努力が行われています。


中小業者や個人事業主への支援では、やはり民主商工会(民商)が発行する全国商工新聞が大変勉強になります。


先日の政策金融公庫の記事に続いて最新号では社会福祉協議会による緊急小口資金の特例貸付について取り上げています。


無利子・保証人不要で最大20万円の貸し付けを受けられる緊急小口資金ですが、特例貸付にはもう一つ「総合支援資金」もあります。


複数世帯であれば20万円×3ヶ月までの貸し付けが受けられる総合支援資金は主に失業者向けとされており、個人事業主は対象にならないというのが従来の扱いでした。


しかし今回の特例貸付では個人事業主も排除されていないことがわかり、全国社協への問い合わせや市の自立支援担当者とも協力して申請ができたというものでした。これは大きい。


特例貸付は4月30日から社協だけでなく労働金庫(ろうきん)も窓口になるとのこと。速やかに貸し付けが受けられ生活と商売が成り立つように、さらに制度の改善が望まれます。


商工新聞4月27日付①
商工新聞4月27日付②

電話かけのなかで切実な実態が次々と寄せられました

今日は午前、午後と中村きみえ市議事務所で電話かけ。支部のみなさん、午後からは中村市議もいっしょに幕張地域での新型コロナの影響を伺いました。


昨日、今日の電話のなかでは、「すっかり仕事がなくなった。電話一本かかってこない日もある」(水道業)、「そもそも国際線がまったく飛んでいないので仕事はゼロ。職員全体で休業とテレワークをローテーションしている」(旅行業)、「貸店舗の家賃が5割下がり、それ以外に家賃減額の交渉が3件、キャンセルが1件来ている。大変な影響が出ている」(不動産業)などなど、本当に幅広い分野に影響が及んでいることを実感します。「子どものこと、仕事のこと、医療のこと、不安を上げたらきりがない」という声もありました。


具体的な支援につなげた相談もありますが、一方で県や市の緊急対策でも間に合わず拡充が求められる事例も明らかになりました。実態に合わせて制度も機敏に改善させていく必要があります。「わざわざありがとうございます。あなたも感染に気をつけてがんばってね」とあたたかい励ましもいただきました。


電話をかけて損はありません。引き続きがんばります。

いっしょに政治を変えようという呼びかけを今こそ

先日生活相談に乗った際に「共産党を応援したい。自分のできることは何でもやります」と話していた40代の男性Oさん。


今日、地元支部のみなさんとともにあらためて話したところ、「綱領を読んだがすべて共感できる。戦争だけは絶対にしてはいけない」と入党を決意してくれました。


Oさんは「昔は政治にも興味がなく共産党にもいいイメージはなかったが、ソ連や中国とは違うんだとわかった。お金がないと生きていけないいまの社会はおかしい。テレビやネットで小池さんや田村さんを見てこういう人たちを応援したいと思った」と語り、支部会議への参加や配達・集金活動についても「時間をつくって参加します。若さだけはあるので大丈夫です」と心強く話してくれました。


お金もやりくりしてしんぶん赤旗日刊紙も購読してくれることに。支部のみなさんも「若い人が加わってくれて大歓迎。得手を生かして活動してほしい」と話しています。何とうれしいことでしょうか。がっちりと「エア握手」を交わしました。


本日付けしんぶん赤旗の首都圏版ではこれも先日相談に乗ったAさんの経験が紹介されています。Aさんもまたいっしょに政治を変える道に踏み出しています。


力をあわせて今こそ政治を変えようという呼びかけが待たれています。多くの人にその声を届けていきたいと思います。


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相談対応のなかで胸が熱くなる出会いがありました

今日も社会福祉協議会の生活福祉資金や休業手当などについて新たな相談が寄せられました。


夕方寺尾事務所に来ていただいた方は物流倉庫や解体作業の派遣の仕事をしていたものの、新型コロナの影響で仕事がなくなってしまったという方でした。福祉資金は10万円の緊急小口資金をすでに借りていますがとても足りません。


それらの相談に乗りつつ、途中からは「安倍政権は最悪。コロナの対応はもちろん、桜を見る会や森友問題も情けなくて涙が出る。どさくさ紛れに憲法も変えようとしているし農業も売り飛ばそうとしている。ク○ですよ!」と政治への怒りが一気に噴き出してきました。


一方で「共産党は言っていることが理論的で一番しっかりしてる。野党で力をあわせて安倍政権を本気で倒してほしいし、そのために自分にできることはなんでもやります!」とも。聞いていて胸が熱くなってきました。つながることができて本当によかったです。


千葉県は昨日、新型コロナ対策で130億円の補正予算案を発表。中小企業への給付金や無利子融資の拡充、幕張メッセを活用した1000床の臨時医療施設も確保するといいます。4月30日の臨時議会で可決される予定です。


声を上げることは決して無駄ではありません。力をあわせて希望を切り開きたいと思います。


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朝のNHKニュースでフラワーデモが特集されていました

今朝のNHKニュースではフラワーデモについて結構な時間を割いて特集していました。記者さんも各地のフラワーデモに足を運んだそう。


性暴力に傷ついてきた女性たちを励まし、社会で大きな役割を果たしていることを丁寧に伝えていました。性暴力の相談窓口も紹介していました。


NHKの中にも現場でがんばっている人たちはいます。激励の拍手を送りたいですね。


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医療崩壊を防げ-日本共産党千葉県委員会と県議団が県への申し入れ

感染防止に細心の注意を払いながら連日の会議や相談対応を行っています。


本日、日本共産党千葉県委員会と千葉県議団は先週に続いて県への申し入れを行いました。県内の新型コロナ感染者が730名を超えるもとで「医療崩壊」を防ぐための緊急の手立てが求められています。


申し入れではこの間医療機関から聞き取った内容を踏まえて、①速やかに検査できる体制を整えること、②国に対して医療機関への財政支援を強く求めるとともに、県としても独自に行うこと、③医療用マスク、フェイスシールド、防護服、消毒液などを安定的に供給し、院内感染の防止に万全を期すこと、④県庁内体制も思い切って期限付きで新型コロナウイルス感染対策シフトに移行し、応援態勢を取るとともに、それに見合う防疫等作業手当を支給すること、の4点を要望しています。


県内では千葉市に続いて船橋市でも受け入れ医療機関への財政支援を始めるとのこと。先の見通しが立たないなかで医療現場は限界です。県は速やかに手立てを取り、国を突き上げるべきです。


県議団医療崩壊申し入れ

飲食店などのテナント家賃減免を-千葉市の「テナント支援協力金」を活用しましょう

4月17日に千葉市が発表した新型コロナ緊急対策のなかに「テナント支援協力金」が含まれています。


これは千葉県から休業要請された業種または飲食店が入居しているビルのオーナーが家賃の減額や免除を行った場合、1テナント当たり50万円を上限に減額・免除した賃料の10分の8を支援するというもの。


営業を自粛したり休業している飲食店などのなかには今月末の家賃の支払いにも困っているところが少なくありません。国・県の給付金や各種融資も実際にお金が手元に入るまでには時間がかかります。今日もそうした相談を受けましたが、「少しでも固定費の支払いを軽減したい」という事業者にとって重要な支援です。


当面、緊急事態宣言期間中(4月7日~5月6日)に支払いが発生する分が対象ですが、ぜひ期間を延長してもらいたい。ビルオーナーや不動産業者への周知も進めてほしいと思います。


テナント支援

「桃太郎は盗人なのか?」-小学5年生・倉持よつばさんの書いた本が面白い!

今日はもりた事務所や寺尾事務所でもりた真弓市議や支部のみなさんと電話かけ。新型コロナの影響や要望について聞き取りました。家に閉じこもっていたら家の中で転倒して足を骨折してしまったという方も。本当に気が滅入ってしまいます。


そこで本の話題を一つ。この間思わず買ってしまった「桃太郎は盗人なのか?-「桃太郎」から考える鬼の正体-」というこの本。なんと作者は千葉県袖ケ浦市在住の小学5年生(当時)・倉持よつばさんです。


「犬、猿、雉を家来に鬼ヶ島で鬼を退治して宝を持ち帰る」-よつばさんはあまりにも有名な桃太郎のお話を素朴な疑問から出発して解き明かし、「鬼とはいったい何なのか」という結論に迫っていきます。


実は江戸時代に書かれた一番古い桃太郎は「川から流れてきた桃を食べて若返り、おばあさんが妊娠して桃太郎を産んだ」という話だったそうです。さらに鬼ヶ島に行くのは「宝を取りに行くため」とされており、「鬼が悪さをしていたため退治しに行く」という話は明治時代以降に書かれた桃太郎からです。


「鬼が悪さをした」と桃太郎に最初に書かれたのは1894年、日清戦争の年です。江戸時代の桃太郎は鬼から宝をぶんどってきたのに対して、明治以降の桃太郎では鬼が降参して「もう悪いことをしないので許してください」と宝を差し出しているというのも興味深い。いったい桃太郎とは何なのか。そして日本人にとっても身近な存在だった鬼の正体とは何なのか。


この続きはぜひこの本を読んでみてほしいと思います。研究のなかで読んだ本はなんと200冊以上。よつばさんのあくなき探求心に脱帽です。



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寺尾さとしの新ポスターができました

新型コロナで大変な時期ではありますが、寺尾さとしの新しいポスターができました。新型コロナ対策に全力をあげつつ、いつ直面するかわからない総選挙に向けて花見川区・八千代市・習志野市に貼りだします。


サイズはA1とA2の2種類です。「うちに貼ってもいいよ」「ここに貼ったらいいよ」という方はぜひご連絡ください。すぐに伺います。


新型コロナ対応で迷走し、どさくさ紛れに年金支給開始年齢の引き上げや農家を聞きに陥れる種苗法の改悪、改憲まで狙う安倍政権。本当なら一刻も早く退陣させなければなりません。


次の総選挙で何としてもこの政権を退陣させ、真面目に働く人が報われるまともな政治を実現するためにぜひご協力をお願いします。


寺尾ポスター

政府が一人10万円の一律給付を表明-全面的な補償を求めて引き続き声を届けます

ようやく政府も重い腰をあげました。


安倍首相は「所得制限付きの一世帯30万円の給付」を見直し、補正予算を組みなおして「一人10万円の一律給付」を行う考えを明らかにしました。日本共産党をはじめとする野党が一貫して求め続けてきた要求ですが、最後は公明党や自民党内からも出された声を受け止めました。


千葉県でも今日、森田知事が県内中小企業への支援策を発表。新型コロナウイルスの影響で前年比50%以上売上が減少した事業者を対象に10万円、最大30万円を支給します。


さらに軽症者の受け入れのために民間ホテルを借り上げ、2000室分を確保します。第一弾として成田市の成田ゲートウェイホテルに250室を確保したことも発表されました。


また休業要請を行ったネットカフェ利用者の宿泊場所確保のために13日から市原市にある県の消防学校を使用できるようにしました。6人部屋を間仕切りによって区切った半個室ですが最大240人まで無料で利用できます(レシートなどネットカフェを利用していた証明が必要)。滞在は原則一週間でJR八幡宿駅から徒歩20分なのに送迎もないなど課題もありますが、行き場がなくなり困る人がいないように周知を進めてほしいです。


今日は会議や打ち合わせの合間、寺尾事務所近く、新検見川駅前のカフェバー「#スウィングさき」に伺いランチをいただきました。


3月から夜の営業を自粛しランチ営業に切り替えたものの、売上は前月比8割減と深刻です。カラオケ大会、ジャズライブ、ハワイアン、コスプレパーティーなど予定していたイベントもすべて中止。従業員に支払う給料にも困る状況だといいます。


店を切り盛りする「さきママ」は「(支払いなど)どうしたって月末は来る。何もやらないわけにはいかないし、でも根性だけじゃがんばれない。どうがんばればいいの?」「先が見えないのが一番つらい。心が折れてしまう」と切実な胸の内を話してくれました。


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寺尾事務所でマスターのMさんからお話を伺いました


店の常連さんも励ましてくれているそうですがそれだけでは続きません。ランチ営業の終了後、マスターのMさんに寺尾事務所まで来ていただいてさらに詳しく話を伺うとともに、その場で民主商工会に電話して融資などについて相談しました。マスターもすでにいろいろ動いていますが社会福祉協議会も政策金融公庫も相談が殺到しているようです。手だてが必要かもしれません。


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ランチでいただいたポークジンジャーライスとオムライス。飲み物・デザート付きで大満足でした


同じように困っている飲食店が他にもあるそうです。国や県が動き出したことは評価できますがあくまで第一歩です。全面的な補償を求めて引き続き声を届けます。

「自粛と補償はセット」が大きな世論に-国待ちにならず県独自の休業補償に踏み出すべきです

「自粛と補償はセット」は、いまや止められない世論となって大きく広がっています。


昨日、千葉県市長会と町村会は森田健作知事に緊急要望を提出しました。


緊急要望には、
「医療機関別の確保病床数・入院病床数・空病床数の随時開示、地域別・自治体別の感染者数や医療資材等の在庫状況などの情報を速やかに提供すること」
「病床の確保や軽症者のための宿泊療養施設の確保、医療資材の確保や国への確保要請等、実情にあわせた対応を行うこと」
「公立・民間のすべての医療機関を対象にする補償制度を構築する等、支援策の拡充を図ること」
「中小事業者に対し、効果的かつ確実な支援を早急に実施すること」
「中小企業に対する休業補償の実施、中小企業の借入金返済に充てるための給付金制度の実施及びふっこう割事業を継続するとともに、すべての者に一律10万円の給付を行い地域住民の生活支援を実施するについて国にはたらきかけること」
などなど、現場の声を踏まえて私たちが要望してきた内容が多く盛り込まれています。


市川市、野田市など県内でも独自に事業者への支援を行う自治体が出てきました。日本共産党千葉県委員会と千葉県議団は本日、国に支援を求めるとともに国待ちにならずに県独自の休業補償を求める緊急の申し入れを行いました。


延期となったオリンピック・パラリンピックやアクアラインマラソンの関連予算を活用し、不要不急の巨大開発を見直せば県独自の補償は十分に可能です。


世論に押され、自民党も「一律10万円の給付」を言い出しました。もう一歩です。


県議団申し入れ

市民の要望を受け、新型コロナ対策について千葉市へ第4次申し入れを行いました

先日の各団体との懇談を受けて、今日は日本共産党千葉市議団としての市への第4次申し入れに同席しました。


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「感染経路や居住区等の情報公開」「市独自の事業者への休業補償や給付金支給」「医療物資・衛生材料の医療機関・福祉施設への配布」「保健所と検査体制の充実」「感染患者の拡大に伴う病床確保と情報公開」「国民健康保険の傷病手当金支給のための条例改正と事業主への適用」「税や国保料の減免や猶予」「生活困窮者への配慮」「学校登校日の自粛など丁寧な対応」「オンライン学習など学習権の保障」「中小企業の資金繰り支援」など要望したのは12項目。


私も医療機関からの要望を踏まえて感染患者の受け入れ態勢の整備を求めました。


対応した鈴木副市長からは「軽症患者の受け入れに向けて東京都で行っている民間のホテル借り上げなども参考に検討する」「国保の傷病手当金についても速やかに支給できるよう検討中」「中小企業への支援メニューについても市で独自にできるものを検討しているところ」など前向きな回答がありました。要望を受けたものを一つひとつ届け、できることから改善・充実を図ることが大切ですね。忙しいところ対応していただきありがとうございました。


今日は福岡市でも独自に100億円規模の支援策が発表されましたが、各地で事業者への休業補償や市民への給付金支給に踏み出す自治体が相次いでいます。


あとは国の役割です。共同通信の世論調査でも「休業要請に応じた企業や店舗の損失を国が補償すべきだ」という声が82%に上っています。


これ以上引き延ばすことは許されません。もうギリギリのところまで来ています。

日本共産党の「新型コロナQ&A第2弾」パンフレットに大きな反響

緊急事態宣言が出されてから初めての日曜日。基本的には外出自粛ですが、食料品や生活必需品の購入のためにスーパーは営業しています。


午後、宣伝カーで花見川区内のスーパーをまわり、日本共産党の「新型コロナQ&A第2弾」パンフレットを配布しました。


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幕張イトーヨーカドー前で


幕張イトーヨーカドー前ではパンフレットの内容を紹介し始めた途端、2人の方から話しかけられました。


飲食店を経営しているという女性は「明日から休業しようと思っているのよ。補償もないしどうしたらいいか。私たちは30万円の給付金をもらえるの?」と一気にまくしたてました。


給付金の内容について話すと「そんなんじゃほとんどの人がもらえないじゃないの。いっぺんにみんなに配ったらいいのに」と怒り心頭でした。誰が聞いたってそう思いますよね。


いっしょに話を聞いていた男性は「みんな安倍さんにだまされてたけど今回のことではっきりしたんじゃない。本当に親身になってやってくれるのはどの党か。がんばってよ!」と激励してくれました。


幕張本郷、検見川、区役所前でも配布しましたが、道行く人の関心は高く、用意した40冊ほどのパンフレットがなくなりました。


安倍首相は昨日、「接待を伴う飲食店」の利用自粛要請を全国に広げるとともに、緊急事態宣言の対象である7都府県に対しては中小零細を含む全事業者に出勤者を最低7割減らすよう要請しました。


つまり100人の職場であれば30人までしか出勤させないようにということ。これだけのことを言いながら損失補償についてはかたくなに手をつけようとしません。


自治体レベルで様々な補償が広がるなか、政府の決断が問われています。安倍首相は家でくつろいでいる動画を上げている場合ではありません。


新型コロナQ&A第2弾は以下からご覧いただけます↓
https://www.jcp.or.jp/web_info/post-13.html

地域の医療と生業を守れ-各団体のみなさんから切実な実態と要望を伺いました

今日は日本共産党千葉県中部地区委員会、千葉市議団として新型コロナウイルスの影響や行政への要望について各団体と懇談しました。私は黒須地区委員長、かばさわ洋平市議、佐々木友樹前市議とともに千葉県民主医療機関連合会(民医連)、千葉県保険医協会、千葉民主商工会(民商)に伺いました。


○千葉民医連
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千葉民医連で


鈴木ひとみ事務局次長が対応してくれました。新型コロナウイルスの感染患者の拡大に伴って、県内では感染患者を受け入れるための医療体制の再構築が始まっています。民医連の船橋二和病院がある船橋市では、感染症指定医療機関以外の一般医療機関にも市が感染患者の受け入れを要請しています。今後、感染者を重症者と軽症者を分けて医療機関ごとにそれぞれの患者に対応する体制が必要になってくるということです。市川市・浦安市では感染の疑い患者を受け入れている6病院に対して、一般の診療所が保健所(相談センター)を介さずに患者を紹介する仕組みをつくるとしています。


こうした動きの一方で県や千葉市は情報が示されず、具体的な対応がつかめないとのこと。鈴木さんは「一般の診療所も発熱外来などを開設し、一般の救急外来の応援にも行くなど様々な対応が必要になってくる。医療体制の整備は切迫した課題です」と力説しました。


外来患者の減少によって医療機関の経営状況も悪化し、マスクなど衛生材料の配布についても診療所などは十分でなく、次回がいつ、どれくらいの量になるのかもわかりません。感染患者の対応にあたる職員のメンタル面のケアも課題だといいます。保健所の体制強化も不可欠です。「各医療機関が様々な対応をしているがいまはすべて持ち出しです。医療機関の補償とともに情報公開を進めてほしい」と要望を受けました。


○千葉県保険医協会
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千葉県保険医協会で


開業医の団体である千葉県保険医協会では吉川恵子事務局長らが対応してくれました。会員からマスクや消毒液が足りないという声が上がり、党県議団を通じても県に申し入れるなかで、4月に入りようやく2万4000枚が県を通じて配布されました。ちょうど懇談をしているすぐ横で会員の診療所などへの発送作業をしていました。


千葉市としても2回、医療機関へのマスク配布を行っていますが、一回目は医師会に加入しているところだけで歯科は対象外、二回目は医師会の会員以外のところと歯科も対象になりましたが、歯科は千葉市の事業を行っているところだけ(つまり歯科医師会)が対象とされ、結局配布がされていません。歯科はどうしても飛沫を受けることになるため医療用のサージカルマスクは絶対に必要です。また消毒用アルコールについてはまったく配布がありません。


あわせて患者数の減少によって経営的にも大きな影響を受けているところが生まれているそうです。「政府の給付金はもらえるのか」「スタッフを休業させた場合、雇用調整助成金はどうしたら受け取れるのか」という問い合わせも多く寄せられているといいます。休診するところも出てきており、「コロナの影響で患者数は前月比4~5割減。このままでは資金ショートする。銀行から借りるしかないのか、行政を頼ることはできないのか」(開業3年目の皮膚科医院)という声も寄せられているそうです。


「税金や社会保険料、テナント料など固定費の部分だけでも補助してもらえれば。地域医療を支える開業医への支援、減収分の補助を大胆にやってもらいたい」と、ここでも強い要望を受けました。


○千葉民商
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千葉民商で


中小零細企業や個人商店が加入する民商では、ひっきりなしに会員から相談が寄せられているということです。忙しいなかを事務局の鈴木さんが対応してくれました。


4月に入り、千葉駅近くの飲食店など民商の会員の中でも一気に休業の流れが広がっているそうです。「国の給付金は受けられるのか」「消費税の納税期限が伸びたが延滞金がゼロにならなければ払わざるを得ない」「市税や社会保険料の支払いに困っている」などの実態があり、雇用調整助成金やセーフティネット保証など今回の新型コロナで拡充された制度についても複雑で使いづらいという声があるようです。


商工新聞でも紹介された日本政策金融公庫の新型コロナ特別貸付は使い勝手がいいそうで、借入申込書の他に預金通帳と決算書、「感染による影響の確認資料」があれば融資を受けることができるということです。「県・市の制度融資やセーフティネット保証なども手続きを簡素化してほしい」という要望がありました。もちろん御殿場市のような休業補償を国が財政的に責任を持ってやってほしいというのは当然です。


また自営業者にとって切実な国民健康保険については、「千葉市国保を守る会」として傷病手当金の支給と自営業者への適用、国保料の減免拡充や徴収猶予が要望されています。すでに多くの自治体で行われている傷病手当金の支給については千葉市でも検討がされていますが、被用者に限らず自営業者にも支給されることが求められます。


それぞれの要望についてはあらためて千葉市に申し入れを行うことになっており、市議団とも連携していくことになりました。


現場では本当に切実な実態が広がっていることを実感しました。すぐに行政に届け、対応を求めたいと思います。お忙しいなかを本当にありがとうございました。

「本当に悔しい。やってられない」

今日は生活相談の対応で区役所へ。新型コロナの影響で職を失い収入が途絶えたAさんは他の仕事も見つからず、手持ちのお金はついに10円に。結局生活保護を申請することになりました。


朝早くから満員電車に揺られながら都内や埼玉県まで出かけ警備の仕事をしていたAさん。東京オリンピックもあり、一時は「2年先まで仕事があります。働きたい人がいたら紹介してください」とまで言っていたのにオリンピックは延期、ついに3月末に自分を含め働いていた会社の20人ほどがいっせいに解雇される事態になりました。営業所そのものが閉鎖されるそうです。「2年先」まで決まっていた仕事は親会社が取っていきました。


Aさんは「本当に悔しい。やってられない」と繰り返しました。


これからこんな事例がたくさん出てくるのではないでしょうか。真面目に働き社会を支えてきた人たちがこんなに苦しんでいることを安倍首相は知る由もありません。日本が本当に壊れる前にいま急いで手を打たなければ。


#自粛と給付はセットだろ

政府が緊急事態宣言-収束のためにとにかく補償を!

政府がついに5月6日までの緊急事態宣言を発令。千葉県も東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、福岡の各都府県とともに対象に含まれました。


緊急事態宣言と政府の基本的対処方針を受けて、千葉県も緊急事態措置を決定。①県民への外出の自粛の要請、②事業者への感染防止措置に関する協力依頼、③催物の開催に関する協力依頼、の3点が呼びかけられました。


通院や通所、買い物、健康維持のための運動・散歩など「生活の維持に必要な場合」とともに、職場への出勤も外出自粛の要請から除かれましたが、時差出勤やテレワークなど「人との交わりを低減する取り組みをこれまで以上に推進する」とされました。


しかしこうした要請も経済的な保障がなければ実効性は保てません。安倍首相は今日の国会で、自粛要請に伴う飲食店への補償について「飲食店だけに補償をするとバランスを欠く」などと答えましたが、それなら仕入れ業者も含めてすべての関連業者に補償すればよいだけです。


「一世帯30万円の現金給付」もほとんどの世帯はもらえない仕組みであることが明らかになりました。


これでは何のための緊急事態宣言なのか。とにかく補償を!


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雇用維持のために従業員に休業手当を出す事業者は雇用調整助成金の活用を-新型コロナウイルスで条件が緩和されました

桜が散り始めた暖かな週末。千葉県では外出自粛が要請されていますが今日も新型コロナウイルスの影響で実態を伺いました。


ある方は建設業で働く息子さんが仕事がなくなったため自宅待機を命じられ、日給15000円×10日分がもらえなくなってしまったとのこと。4月も20日からまた自宅待機になるそうです。その間の収入が保障されなければたちまち生活困窮に陥ってしまいます。


現状でもこうした場合、雇用調整助成金の制度を活用することが可能です。雇用維持のために従業員に休業手当(平均賃金の6割以上)を出す事業者には雇用調整助成金が支給されます(労働者一人当たり上限日額8330円)。


今回は特例措置が拡大され、新型コロナウイルスの影響で事業の縮小を余儀なくされた中小企業は助成率が最大9割に拡大され、生産指標要件も「1ヶ月で5%以上の低下」に緩和されました。従業員が雇用保険に加入していなくても適用できます。つまりパート・アルバイト・新入社員でも可能です。


助成金を受けることができれば息子さんの場合、15000円×0.6で少なくとも9000円の休業手当のうち8100円は助成金で賄うことができます。


計画届の事後提出も可能なため、具体的に相談を進めることにしました。こうした方が他にもたくさんいるのだと思います。さらなる制度の充実を図るとともに現在の制度の周知も重要です。


雇用調整助成金

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  • 来年の千葉県議選・千葉市花見川区選挙区の候補者を白石ちよさんに交代することを発表しました
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  • 「憲法9条を生かした日本の安全保障」学習会にご参加ください
  • 検見川後援会・松風会のつどいで政治を変える展望を語りあいました
  • 通学路など身近な道路の安全確保を-花見川・稲毛土木事務所に要請しました
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  • メットライフ生命の平松健二さんとともに田村智子さんの控室へ-平松さん、さいとう和子さんとの新春鼎談の記事もできました
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  • 第10回幕張食材もってけ市にも多くの学生が訪れました
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寺尾さとし事務所
〒262-0025
千葉市花見川区花園2-10-12
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