寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

2017年11月

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

来年度予算編成に向けて森田知事に要望書を提出しました

例年よりも少し遅くなりましたが、千葉県の来年度予算編成に向けて日本共産党県議団と千葉県委員会としての127項目に渡る要望書を森田健作知事に提出しました。


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森田知事への来年度予算要望


千葉県委員会から浮揚幸裕県委員長も参加し冒頭あいさつ。各県議からも一言ずつ、重点的に要望したい点を発言しました。


「私立高校に通う生徒への施設設備費も含む負担軽減」「定時制高校夜間給食廃止の撤回」「県営住宅の増設、特に政策空き家の解消」「商店街支援予算の大幅増額」などと合わせて、私から訴えたのは県立障害者施設・袖ヶ浦福祉センターの速やかな建て替えと職員の処遇改善です。


この間、この予算要望の場でも訴えてきた千葉リハビリテーションセンターが、県有建物長寿命化計画案で「5年以内に建て替えに着手」とされる一方で、袖ヶ浦福祉センターは「10年以内に建て替えの着手を目指す」と先送りされています。指定管理者制度で運営され、障害者が利用する同じ県立施設でありながら、なぜ袖ヶ浦福祉センターは先送りなのか。センターの見直し進捗管理委員会で、「一人ひとりの利用者に寄り添った少人数ケアを推進するためにも施設の建て替えは緊急性を要する」という声が上がっているのにです。


センターの定員削減を進め、その先には民間移行も視野に入っているからではないかと考えるのは当然です。森田知事からは明確な答えはありませんでしたが、県立施設としてしっかりと維持・拡充していくように強く求めました。


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幕張本郷での宣伝


午前中は幕張本郷で久しぶりに地域のみなさんとともに街頭宣伝を行いました。ここでもスーパーに買い物に来た方などが何人も足を止め、憲法9条を守る3000万人署名に応じてくれました。総選挙で議席を減らしたとはいっても、決して街頭の反応は悪くありません。「やっぱり宣伝にうってでることは大事だね」と語りあいました。

ゆきとどいた教育を求める請願署名提出集会と「らぶ憲法★CHIVA」のクリスマス宣伝に参加しました

今日から12月定例千葉県議会が開会です。補正予算案や国民健康保険の都道府県単位化に向けた新たな条例の制定など重要な議案が提案されました。


そして夕方は毎年行われている「ゆきとどいた教育を求める請願署名」の千葉県提出集会に日本共産党県議団5人そろって参加しました。


はじめに福永浩司千葉私教連委員長が主催者挨拶。「首相のお友達の小学校開設のために国有地を8億円も値引きするのならその分を教育にまわせるのではないか。一方で総選挙では自民党を含め各党が教育無償化を公約に掲げた。私たちの運動と世論の反映であり、さらに運動を広げよう」と呼びかけました。


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来賓挨拶を行う加藤英雄県議団長


日本共産党からは文教常任委員でもある加藤英雄県議団長が来賓挨拶。県の新しい総合計画に「教職員の負担軽減」や私学に通う生徒の「保護者負担の軽減」が盛り込まれるなど、この間の運動が一歩ずつ県の姿勢を動かしていることを示し、教育条件整備と教育費無償化こそ国民の世論であり政治の最重要課題だと訴えました。


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署名を手渡す全教千葉教職員組合の徳田暁夫委員長


各団体で集めた署名は81045筆。それぞれから一言ずつ添えて県議会事務局に提出しました。その後、「幼稚園は1クラス35人で少人数化も進んでいない。給料も安く平均は18万円余り、私立幼稚園の離職率は平均9.2年。保育士と同じように幼稚園教諭にも処遇改善をしてほしい」(私教連幼稚園部)、「学校に除草作業のボランティアに来ているおじいさんにお願いするなど地道な取り組みで署名を集めてきた」(東葛教組)など運動を交流しました。共産党県議団事務局に勤める矢田春代さんも「私学をよくする千葉県父母懇談会」会長として街頭で署名活動を行った経験などを発言しました。


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県父母懇会長と訴える矢田春代さん


最後に全教千葉教職員組合の徳田暁夫委員長から閉会挨拶。「100円ショップですぐダメになる筆を買ってくる生徒がクラスの3分の1くらいいる。教育格差がひどい。教員の退職手当が12億円も削減されようとしているが、それならせめてその分をすぐに教育にまわるべきだ。少人数学級の拡充や教員の未配置を今すぐなくせと求めたい。署名の力は大きい。引き続きがんばりましょう」と力強く訴えました。署名に込められた思いを県に届け、議会論戦に力を尽くします。


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新検見川駅での「らぶ憲法★CHIVA」のクリスマス宣伝


夜は新検見川駅南口で「らぶ憲法★CHIVA」のみなさんとちょっと早いクリスマス宣伝。浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補もいっしょに憲法9条を守る3000万人署名と「9条を変えることに賛成?反対?」のシールアンケートも行いました。


思った以上にたくさんの人が足を止めてくれ、署名やシールアンケートに応じてくれました。


「変える必要ないじゃん。今が平和なんだから」
「日本が核兵器を持つようになったらイヤだから」
「気が利いたことは言えないけど、戦争に関わることだと思うから」
「戦争に行くのは自分たちだと思うから」


などなど、9条改憲反対の理由はみんなそれぞれです。なかには「安倍さん本当におかしいことしてるのにみんな気が付かないから虚しいと思ってた。でも若い人たちがこんなにがんばってくれてうれしい。ありがとう」という声もありました。


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シールアンケートにはたくさんの人が応じてくれました


7人が参加して1時間で21筆の署名が寄せられました。思いを形にすることが本当に大事だなと実感する宣伝でした。参加されたみなさん、お疲れさまでした!

12月17日の「まあぶる寄席」にあなたもぜひ!

千葉県議会は明日が12月定例議会の開会日。今日は午前中に「袖ヶ浦福祉センターの存続と充実を求める会」の会議、午後は議員団会議でした。あっという間に今年最後の議会です。


さて今年最後の笑い納めといえば「まあぶる寄席」です。花見川区日本共産党後援会主催の落語会もついに10回目。今回も百楽庵金一さん、めずらし家芝楽さん、久寿里菊之助さん、河内家るぱんさんとおなじみの4人が思い切り笑わせてくれます。


残念ながら議席を減らした総選挙の経験を活かし、日本共産党の新たな前進に向かうためにどうぞこぞって「まあぶる寄席」にお越しください。


12月17日(日)午後2時より、幕張の千葉健生病院横レストランまあぶるです。木戸銭500円。お待ちしています!


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新総合事業について千葉市から聞き取り、花園地域でのつどいにも参加しました

今日も介護の問題について。先日の松戸市に続き、千葉市の新総合事業について中村きみえ市議とともに保健福祉局の担当職員から状況を聞きました。


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千葉市からの聞き取り


まず要支援者の訪問介護・通所介護について、いままでも訪問サービスの9割は身体介護を伴わない家事援助だという話がありました。そこで生活援助型訪問サービスとして無資格者でも可能な緩和型サービスを始めたとのことですが、サービスの担い手が思うように確保できず、多くは従来の介護予防訪問介護を行っていた事業者が有資格者によってサービスを担っています。緩和型サービスの報酬は現行相当サービスの8割程度ということなので、当然収入減となる事業者には大きな痛手となります。


市としてもいまの状況は「本意ではない」といいますが、緩和型サービスを担うための市の研修受講者は200人ほどいるものの、そのうちどの程度が実際にサービスに従事しているのかはつかんでいないといいます。緩和型の通所サービス(ミニデイ型通所サービス)、住民主体型の訪問・通所サービス(地域支えあい型)についてはそもそも参入する事業者・団体が圧倒的に少なく、先行きも不透明な状態です。


やはり専門性を持った介護人材をしっかりと確保していくことが基本ではないでしょうか。県としても責任を果たさなければなりません。


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花園地域でのつどい


午後は花園地域で「日本共産党について語りあうつどい」を行いました。支部長のKさん宅で美味しいお汁粉をいただきながら、小池晃書記局長の「小池さんに何でも聞いてみよう」DVDを視聴していろいろなことを語りあいました。


特に話が盛り上がったのが社会主義・共産主義の社会について、そして若者を中心とする働き方の問題です。2時間があっという間に感じるほど話が尽きることがありませんでした。こうしたつどいは繰り返しやっていきたいと思います。ありがとうございました。お汁粉、ごちそうさまでした。

山武郡市生健会の国保学習会で報告、花見川団地で訪問活動を行ないました

今日は東金市へ。山武郡市生活と健康を守る会の国民健康保険学習会で、いよいよ来年4月に迫る国保都道府県単位化(広域化)について報告しました。


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社会保障推進千葉県協議会国保部会の鈴木英雄さんが広域化の問題点について基調報告を行った後、私からはなぜ払いたくても払えない高すぎる保険料になっているのか、都道府県単位化の目的は何か、市町村が県に納める納付金はどのように決まるのか、などのテーマで話しました。


昨年12月1日時点で県内の国保世帯97万世帯のうち、滞納世帯は24万世帯、滞納率は24.7%に上ります。東金市は滞納世帯が5000世帯を超え、滞納率45.2%とさらに深刻。全体の半数近くが滞納している保険制度などというのはそれだけで異常です。所得400万円の4人家族で年間の保険料は46万円。とても払える額ではありません。


県内市町村あわせて150億円を超える一般会計からの法定外繰入をなくせばさらなる保険料引き上げがもたらされます。打開のカギは国庫負担の抜本的増額しかありません。


質疑応答では国保広域化の仕組みとともに、「リバースモゲージ(高齢者が持ち家を担保に銀行などから融資を受け、死亡時に売却し清算する制度)をどう考えるか」「千葉県の医療は遅れている。こうした状況をそのままに広域化を進めるのは納得いかない」「銚子の加計学園(千葉科学大学)や成田市の医学部はどうするのか」など様々な質問も出されました。こちらもとても勉強になりました。ありがとうございました。


午後は花見川団地で訪問活動。後援会で12月3日に行う芋煮会や志位さんのつどいにお誘いしました。

実りの秋を実感!

今日は午前中に花園地域で訪問活動。午後は中村きみえ市議、小松実前県議もいっしょに幕張、南花園地域をまわりました。


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南花園地域の保育園建設予定地


南花園では地域から反対の声が上がっている保育所建設予定地も見てみました。付近の住民のみなさんからも話を聞いてみましたが、車がすれ違うこともできない狭い住宅地の行き止まりに予定地があり、広さも十分ではありません。すぐ横をJR線の電車が走り子どもにとっての環境という意味でも問題があります。中村きみえ市議が住民のみなさんの声を聞き取り、議会でも取り上げることを約束していました。


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収穫した柚子とオレンジの実、これでもほんの一部です


ところで我が家の庭にある柚子とオレンジの木が今年も立派に実をつけました。そのままにしておくのももったいないので少し収穫しておすそわけ。実りの秋を実感です。

11月29日の夜は新検見川駅で憲法守る3000万人署名を集めよう

来週11月29日はいよいよ12月定例千葉県議会の開会日。今日も議員団会議で議論しました。


その29日の夜ですが、「らぶ憲法★CHIVA」が「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3000万人署名)」を集める宣伝行動を行います。夜7時からJR新検見川駅南口です。


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「憲法9条変えることに賛成?反対?」のシール投票も。ちょっと早いですがサンタやトナカイなどクリスマスムード満点のコスプレもしながら楽しく宣伝します。


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多くの人に憲法9条について考えてもらえるようにアピールしたいですね。お近くの方、「ぜひ一緒に集めたい!」という方は新検見川までお越しください!


「らぶ憲法★CHIVA」のフェイスブックページもぜひのぞいてください。

https://www.facebook.com/groups/1463012730388946/

松戸市で新総合事業について聞き取り、「種まく人びと」上映会も行われました

今日は松戸市へ。先日の千葉市に続いて新総合事業についてですが、三輪由美県議、岡田幸子県議、高橋妙子市議とともに市の担当課と事業者の方からお話を伺いました。


松戸市は県内でもいち早く2015年4月に要支援者の訪問介護・通所介護を新総合事業に移行しました。訪問型サービスでは現行相当サービスに加えて、基準緩和型A、住民主体型B、移動支援Dをモデル事業として社会福祉協議会とシルバー人材センター、NPOに委託して実施しています。


新総合事業移行から2年半余りがたって状況がどうなっているか聞いてみましたが、要支援認定を受けず基本チェックリストのみでサービスが利用できる事業対象者は1200人程度で横ばい。モデル事業の利用者は30人から40人程度に留まっています。


様々な努力はしているものの、利用者も「多様なサービス」の担い手も伸びていません。担当課の方は「限られた介護人材をどう確保するかが最大の問題。家事援助など生活支援はできる限り地域や家族同士で助けあってもらいたい」と話していましたが、現実にはマッチングなどに課題があり、市が認定した無資格ヘルパー248名のうち実働しているのは40名にも満たないといいます。利用者のニーズでも条件面でも、やはり専門ヘルパーの拡充が欠かせません。あまりにも劣悪すぎる介護職員の処遇改善に本気で取り組まないといけないのではないでしょうか。


その後の在宅サービスを行う事業者の方からの聞き取りでは、松戸市の対応について次々と不満が出されました。すぐにでも正さないといけない問題もありました。「地域包括ケア」の理念とはあまりにもかけ離れた実態に開いた口がふさがりません。国はもちろん、国といっしょになって新総合事業を推進してきた県の責任も問われます。


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「種まく人びと」上映会で訴え


夜は千葉市民会館で行われた治安維持法国賠同盟の創立50周年記念映画「種まく人びと」の上映会(国民救援会千葉支部と共催)へ。ところが大渋滞で上映時間には間に合わず。せめてもということで国賠同盟への入会と署名への協力を呼びかけましたが、上映前も含めて5人の入会があり、8000円の募金も寄せられました。「種まく人びと」のDVDも3枚普及できたそうです。映画は見られず残念でしたが、これも大切な取り組みになりました。

陸上自衛隊オスプレイ配備が狙われる佐賀県を視察しました

「日本のどこにもオスプレイはいらない!」


昨日、今日と陸上自衛隊のオスプレイ配備が狙われている佐賀県を視察してきました。千葉県議団から丸山慎一県議と事務局、日本共産党千葉県委員会から椎葉寿幸副委員長と浅野史子参院選挙区予定候補、さらに斉藤和子前衆院議員もともに参加しました。


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佐賀県議会の日本共産党控室で


まずはじめに向かったのは佐賀県庁。日本共産党の武藤明美県議、中山重俊佐賀市議、佐賀県東部地区委員会の池崎基子さんからお話を伺いました。2014年7月、防衛省は突如2019年から導入予定の陸上自衛隊オスプレイ17機の配備先を佐賀空港にという要請を佐賀県に行いました。地元のみなさんにとっては寝耳に水でした。


やがて「オスプレイ配備反対佐賀県連絡会」や「佐賀空港への自衛隊オスプレイ等配備反対地域住民の会」が立ち上がり反対の声が広がりました。「これ以上有明海を汚してはならない」と配備反対の集会が繰り返し取り組まれ、超党派で運動が発展してきました。


当初の防衛省からの要請には、オスプレイ配備と県内の目達原(めたばる)駐屯地からの50機のヘリコプターの移駐に加えて沖縄海兵隊の訓練移転も含まれていました。約一年後に海兵隊の訓練移転については取り下げられますが、オスプレイと自衛隊のヘリ合わせて70 機近くが佐賀空港に常駐するという計画です。


佐賀空港は1998年に開港した県営空港ですが、そもそも開港時に有明海漁協との間で結んだ公害防止協定と覚書によって、「県は佐賀空港を自衛隊と共用するような考えを持っていない」と表明していました。協定と覚書に基づけば配備受け入れの条件はないはずです。今年6月には佐賀県議会で自民、公明などによって受け入れ容認の決議が上がりますが沖縄やオーストラリアでのオスプレイ墜落事故もあり、県は最終的な受け入れ判断をしていません。最近の地元紙の世論調査でも受け入れに反対が37%、賛成25.5%となっており、まさにたたかいはこれからです。


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赤いシチメンソウが群生する東よか干潟


その後、武藤県議らにラムサール条約に登録されている貴重な水鳥の飛来地・東よか干潟も案内していただきました。干潟の貴重な生き物とともに絶滅危惧種であるシチメンソウという植物の国内唯一の群生地でもあります。空港からわずかな距離にこうした場所があることも驚きでした。


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「住民の会」の事務所で訴える古賀初次会長


さらに続いて「住民の会」のみなさんとの懇談に向かいました。会の事務所で迎えてくださったのは海苔養殖業者でもある古賀初次会長ら。古賀会長は「自分たちの先輩の世代から佐賀空港が赤字になったら自衛隊が来るぞと言われていた。だから協定でそれを許さないようにした。オスプレイは必ず落ちる。落ちたら有明の海苔は一気に信頼を失う。一丸となって反対していきたい」と熱く訴えられました。


話を聞いてなぜここまで確固とした反対の立場を貫けるのか、その理由がわかった気がしました。どんなにお金を積まれても、自分たちにとっての命の海、宝の海である有明海を守り、未来に引き継ぐために絶対に引くことはできないのだと。この思いが人の気持ちを動かすのだと確信します。


この間の会の活動を振り返るスライドも紹介されました。この間オスプレイ配備反対の署名を12万筆も集め、いまは県知事へのメッセージ付きハガキを送る運動にもとりくんでいます。「めざすべきはオスプレイよりも暮らしやすさ日本一」という訴えは鮮明です。連帯の固い握手を交わしました。


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佐賀空港内で県の担当課から説明を受ける視察団

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佐賀空港展望デッキから空港西側に隣接する自衛隊用地予定地を確認


2日目の今日は佐賀空港で県の担当課から現状について話を伺い、オスプレイ配備がされた際には格納庫や弾薬庫が整備される33haに上る予定地を確認しました。この予定地の地権者も漁協の方々です。


オスプレイの定期整備が始まり、暫定配備先の候補地にもなろうかという千葉県の運動の発展のためにも、大いに力になる視察になりました。全国で連帯して配備撤回をかちとりたいと思います。佐賀のみなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

区民の会の19日行動、花園中創立70周年記念式典、生健会県連総会に参加しました

11月19日。幕張イトーヨーカドー前で「戦争法廃止!花見川区民の会」の19日行動に参加しました。肌寒いなかでしたが30人近くの方が参加し、「安倍9条改憲NO!憲法を活かす全国統一署名(3000万人署名)」を呼びかけながら訴えました。


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戦争法廃止!花見川区民の会による19日行動


よかったのはいろいろな人と対話ができたこと。自転車で信号待ちをしていた若い男性は、最初は「憲法9条?よくわからないですね」という反応。そう、今日話したほとんどの人が「よくわからない」と言っていました。世論調査でも多数は「よくわからない」です。そんな状況で変えてしまおうということ自体が大問題です。


「安倍首相は自衛隊を憲法に書き込もうというんですけどそれだけならどうですか?」「そうですね…。それだけならいいかもしれないです」「そうですよね。でもそれだけじゃないんです。戦力を持たないという9条の2項を変えようというのが狙いです。自衛隊が戦力だということになれば海外で武器も使えるようになりますよね」「それはどうかと思いますね」などのやりとりを経て、最後は署名してくれました。やっぱり宣伝は貴重な対話の場です。


その後は寺尾事務所近くの花園中学校創立70周年記念式典へ。中村きみえ市議とともに参加しました。式典前の吹奏楽部による演奏も素晴らしかったですが、鳥海校長先生や元校長先生のお話、この間の歩みを振り返るDVDの上映によって、「大賀ハス」の発掘に携わるなど地域とともに発展してきた花園中の歴史がよくわかりました。


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花園中学校の創立70周年記念式典で挨拶する鳥海校長


その後記念講演(花園中出身の渡辺康幸氏・元早稲田大学競争部駅伝監督など歴任)もありましたが失礼しました。急いで向かったのは千葉県生活と健康を守る会(生健会)連合会総会。来賓としてご挨拶しました。


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千葉県生活と健康を守る会連合会総会


生活保護の問題をはじめ国保、介護、税申告など次々と切実な相談が寄せられるなかで、生健会の役割はますます大きくなっています。生活保護の同行申請をした役所の窓口で、職員から「こういうケースはどうしたらいいでしょうか」と聞かれることもあったそうです。安倍政権の社会保障大改悪を許さないためにも、運動でも組織でもさらなる発展が求められます。ともに力をあわせて奮闘する決意を表明しました。


総会では役員選出も行われ、長く務めてきた小泉事務局長が退任されました。地元の運動の発展のために県役員は降りるとのこと。長い間お疲れ様でした。

千葉市あんしんケアセンターで新総合事業の実態について伺いました

今日も午前中から会議、夜も治安維持法国賠同盟の会議でした。


夕方は千葉市内のあんしんケアセンター(地域包括支援センター)でお話を伺いました。


千葉市では今年4月から要支援者の訪問介護、通所介護が介護保険(予防給付)から市の事業(新総合事業)に移行しています。いままで専門的な知識を持った有資格者のヘルパーがやっていた訪問サービスについては無資格者でもできる「生活援助型訪問サービス」、通所サービスにも「ミニデイ型通所サービス」が導入されています。いわゆる基準緩和型サービスです。


従来の予防給付と同様の現行相当サービスによる訪問・通所サービスも提供されていますが、緩和型サービスは現行相当サービスよりも単価が安く、身体介護ができないなどサービス内容も限定されています。


千葉市が実施する研修を受講すれば緩和型サービスに従事することができますが、ただでさえヘルパーが足りないのにわざわざ緩和型サービスをやろうという方は多くありません。結局従来の事業者による有資格者のヘルパーが緩和型サービスをやっているというのが実態だそうです。報酬が下がり、事業者の経営は大変になるばかりです。


さらに「地域支えあい型(住民主体型)」の訪問・通所サービスや「短期リハビリ型通所サービス」も始めていますが、ほとんど利用がありません。


そもそも新総合事業は「家事援助だけなら有資格者じゃなくてもできる」「無資格者であれば報酬も安くていい」「軽度者の支援は地域の助けあいが基本」などという、「安上がりの介護」を進めようという狙いが根本にあります。介護労働者の専門性を否定するようなこの間の改悪こそ最大の問題です。


県内の状況をさらにつかんでいきたいと思います。

12月定例千葉県議会の議案説明を受けました

12月定例千葉県議会の開会まで2週間を切り、今日は議員団会議の合間に当局からの議案説明を受けました。


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補正予算案などとともに、国民健康保険の広域化に伴い新たな条例制定を行う議案も提案されました。いつもより議案は少なめですが、その分集中した議論が求められます。


会議では実質的な審議日程が終了した決算審査特別委員会の報告がされましたが、13日の病院局の内容には驚きました。県立6病院では精神科医療センターを除いてすべて7:1看護(患者7人に対して看護師1人配置)が導入されていますが、この場合月の夜勤回数は72時間(8時間夜勤換算で9回)までとなっています。


昨年度でいえば6病院平均では8.7日とのことですが、月10回を超えている人が750人もおり(夜勤専従看護師を除く)、12ヶ月連続(つまり毎月)10回以上の夜勤をしている人も26人います。最高は16回(2交代の16時間勤務を月8回)にも上ることが明らかになりました。8時間勤務の夜勤を週4回やっているのと等しいことになります。これでは到底身体が持ちません。


一方で有給休暇がまったく取れていない人が7人、1日が16人、2日が18人となっており人員体制の拡充は急務です。


医師の長時間労働も深刻です。時間外勤務が月80時間の過労死ラインを超えている人が6病院あわせて29人。年間の最高残業時間は佐原病院の内科医師で1358時間を超えます。圧倒的な医師不足が最大の原因であり、内科医でここまでの時間外勤務が強いられている実態は異常です。県が責任を持って医師確保に努めるとともに、地域医療を担う佐原病院の将来廃止方針を撤回することがいよいよ不可欠です。


医療・福祉の充実のために12月議会でも力を尽くさないといけません。

治安維持法とたたかいぬいた人たちの記録映画「種まく人びと」の上映会が行なわれます

治安維持法に対して弾圧されながらたたかいぬいた人たちを記録した映画「種まく人びと」の上映会が行われます。


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治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の創立50周年記念映画でもあり、今回の上映会は同盟千葉市支部と日本国民救援会千葉支部の主催です。


千葉県でただ一人いまも健在の治安維持法犠牲者・杉浦正男さんの証言も含まれています。特に若い世代の方にぜひ見てもらいたい映画です。


11月22日(水)の午後6時15分より千葉市民会館3階第5会議室です。入場は無料です。心より参加をお待ちしています。

千葉県国保運営協議会が開かれ運営方針(案)が決まりました

今年度3回目の千葉県国民健康保険(国保)運営協議会が開かれ傍聴してきました。


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千葉県国保運営協議会で挨拶する葉岡部・県健康福祉部次長


本日の最大の議題は来年度からの都道府県単位化(広域化)に向けて県が定める国保運営方針(案)の策定です。


運営協議会委員や各市町村、パブリックコメントで寄せられた意見をもとに骨子案から修正・加筆された運営方針(案)が県から示され、議論ののちに運営協議会として「適当」と答申されました。


運営方針(案)には冒頭、新たに「策定の背景」という項目が設けられ、「低所得者の加入者が多く、医療費水準が高い」という国保の構造問題の解決が広域化の目的であることが明記されました。これは社会保障推進千葉県協議会のみなさんなどがパブリックコメントに寄せた意見が反映されたものです。当初提案された運営方針骨子素案の段階では「社会保障制度」という文言すらありませんでしたが、それもこの部分に盛り込まれました。


一方、保険料抑制のための一般会計からの法定外繰入については「住民の理解を得ながら、計画的な解消・削減に努める」こととされ、市町村に赤字解消のための計画策定を求める考えも示されました。法定外繰入は100%市町村の裁量です。県が計画をつくらせること自体おかしな話です。


9月に発表された標準保険料率についての試算では全県で1012円、1.0%の引き下げという結果でしたが、最も上がる自治体では2万円近く、2割もの引き上げとなりました。県は保険料が上がる自治体の引き上げ幅を一定に抑える「激変緩和」を行いますが、今日の運営協議会で引き上げ幅を「県平均の伸び率+1年あたりの伸び率1%」とすることを決めました。


激変緩和についてはある委員からも、「人口比で言えば都市部が圧倒的に上がるところが多くなる。たとえ1000円でも保険料が上がれば収納率は下がる」と疑問の声が上がりました。そもそも激変緩和は広域化によって保険料が下がる自治体から財源を引き上げて、保険料が上がりすぎる自治体に再配分することにすぎません。6年間の期限付きで、全体が上がっていくなかで自治体間の凹凸をならしていくものです。


少ない財源のなかでやりくりするやり方ではどこかで矛盾をきたします。もともと全国知事会も求めていたように国に公費負担の引き上げこそ迫るべきです。


11月中に出される来年度標準保険料率の試算(国の仮係数による算定)はこれまでの試算とはまったく違う意味を持つものになります。この結果を注視しつつ実態に見合った運営の改善を求めていきます。

紅葉の山梨へ-千葉市日本共産党後援会秋の一泊旅行に参加しました

行ってきました山梨県!


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昨日、今日は千葉市日本共産党後援会恒例の秋の一泊旅行でした。千葉市から2台のバスで出かけましたが、2日間とも天気に恵まれ絶好の旅行日和になりました。


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甲斐善光寺の金堂と山門

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武田神社


1日目は甲斐の史跡巡りということで甲斐善光寺と武田神社へ。長野の善光寺は有名ですが、甲斐善光寺も堂々たる立派なお寺でした。


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夜の大交流会で挨拶する千葉市議団


泊りは石和温泉。夜は各行政区からの出し物も披露された大交流会でした。カラオケではかばさわ洋平市議と千葉市のキンキキッズとして「硝子の少年」を熱唱。大盛り上がりでした。


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河口湖越しの富士山と紅葉


2日目の今日は勝沼のワイナリーで工場見学、そして紅葉が見事な河口湖へ。富士山もくっきりと見えて最高のロケーションでした。


もりた真弓市議、野本信正市議など市議団とともにバスのなかや交流会でもご挨拶させていただきましたが、治安維持法国賠同盟の千葉市支部長としても国家賠償請願署名と入会の訴え。小松実前県議・千葉市支部事務局長と力をあわせて6名の新たな会員を迎えることができ、署名82筆、1万円の募金が寄せられました。


参加者のみなさんともじっくりと交流することができ、いろいろな人が思わぬ特技を持っていることにも驚きでした。


次なるたたかいに向けて大いに英気を養いました。参加したみなさん、準備された後援会役員のみなさん、本当にありがとうございました。楽しかった!

昨日に続いて災害対策全国交流集会に参加しました

昨日に引き続き今日も都内で行われた災害対策全国交流集会に参加。東京大学地震研究所・地震予知センター長の平田直教授による記念講演などが行なわれました。


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災害対策全国交流集会で記念講演を行う東大地震研究所の平田直教授


平田教授は自らも調査・支援に入った熊本地震の経験などを踏まえて、「首都直下・南海トラフなど巨大地震災害に備える」というテーマで話しました。


熊本地震も阪神大震災も発生した時には「まさかここでこんな地震が起こるとは」という声が上がっていました。しかし歴史をひもとけば、日本周辺では明治維新からの150年間だけでもマグニチュード7以上の地震が208回も起こっています。毎年のように大規模地震が起こっていることになり、それが都市で起これば甚大な被害につながります。関東でも関東大震災のようなマグニチュード8クラスの地震が安政地震(1855年)、元禄地震(1703年)と江戸時代以降で8回も起こっています。


日本中どこでも地震の被害は起こります。特に首都直下地震(都心南部直下でマグニチュード7.3の地震を想定)が起これば、1都3県の3割で震度6弱以上の揺れとなり最大23000人の死者が出ることになります。避難者は最大720万人、経済的な損失は95兆円にも上ることが想定されています。


さらに壊滅的に甚大な被害となるのが南海トラフの巨大地震(マグニチュード8~9)です。関東地方から西日本まで広範囲に被害が及び、なんと最大32万人もの死者・行方不明者が想定されています。


こうした被害を軽減するためには事前防災と事後対応、復旧・復興の取り組みが重要です。耐震化や家具転倒防止対策、津波避難、急傾斜地崩壊危険箇所の対策整備、感電ブレーカーの設置、初期消火の成功などによって、人的被害を32万人から61000人まで減らせるとされています。


それでもなお残る犠牲者をどう減らすか。平田教授は、科学的な知見をもとに個々人が自覚的に判断し命を守る取り組みを進めることが重要だと強調しました。テレビやネットなどの情報がなくても「海岸沿いで1分間揺れが続けばまちがいなく津波が来る」といいます。地域で情報を共有し、社会全体で巨大地震に備えることが必要です。


その後の各分科会の報告や会場からの討論も含めて、大変勉強になった交流集会でした。千葉県にも大いに生かしていきたいと思います。


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朝日ヶ丘公民館の文化祭で


その後地元に戻り、朝日ヶ丘公民館の文化祭にお邪魔しました。地元の中学生が描いた自画像の展示もありました。なかなかの腕前です。

社保協県要請&災害対策全国交流集会に参加しました

今日は朝一番で社会保障推進千葉県協議会(千葉県社保協)のみなさんとともに国民健康保険の広域化の問題で県に要請。来年度の都道府県単位化に向けて県の運営方針案がいよいよ固まり、11月14日に開かれる県国保運営協議会に提案されます。さらに今月中には来年度の標準保険料率について仮係数に基づく算定も行われます。


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千葉県社保協の要請行動


今日は運営方針策定に当たり法で定められている各市町村の意見集約がどう行われているのか具体的に質しましたが、国から具体的な指示や基準もないなかで各県ともどこまで市町村の意見をきちんと聞いているのか疑わしいこともわかりました。千葉県は10月6日に意見照会をしたそうですが、どう運営方針に反映されたのか注視する必要があります。


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災害対策全国交流集会


そして午後、都内で行われた災害対策全国交流集会に初めて参加しました。最初の全体会では各地の被災地から報告がありました。


○福島県
今年4月、帰還困難区域を除く4町村の避難指示が解除されましたが、対象人口38000人に対して戻ったのはわずか1180人(3.1%)です。県の発表ではいまだに約55000人が避難生活を余儀なくされていますが、自主避難者が除外されたためこの数自体が1万人少ないとされています。NHK福島の報道では県の数字は被災自治体調査の数字より24000人少ないとしています。そうしたなか今年6月に東京電力の経営陣が変わり、原子炉メーカーである日立出身の会長が誕生しました。「原子力なしではこの後やっていけないというところを東京電力が示していくことが大事」と公言し、柏崎刈羽原発に再稼働に突き進んでいます。こうした現状が県民の怒りを呼んでいます。


○広島県
2014年8月に土石流災害に見舞われた広島県広島市では、県として土砂災害危険区域の再調査を行い、全県で49541ヶ所と災害が起こる前の1.5倍に急増しました。県の砂防関係事業費は約59億円(2014年度)から約105億円(2017年度)に増えましたが、これでもまったく足りません。最大の問題は本来建ってはいけない場所にすでに大量の住宅が建っていることです。解決は容易ではありません。


○熊本県
昨年発生した熊本地震の最大の特徴は直接死が55人に対して、関連死が196人にも上っていることです。県は9月末で医療費窓口負担の免除措置を終了しましたが、受診抑制から震災関連死がさらに広がることが危惧されています。仮設住宅の入居期間の1年延長も10月6日にようやく発表されましたが、県は「早めに公表すると入居者が甘えて復興の妨げになる」などと言っていました。一方で災害公営住宅は12市町村で1575戸の整備計画があるものの、着手できているのは464戸にとどまります。


○九州北部豪雨
今年7月に起こった九州北部豪雨では、福岡県で全壊244件、半壊が831件に上りました。今現在でも仮設住宅やみなし仮設で1200人が避難生活を送っています。熊本地震で実現した国と自治体による支援も行われていません。被災住宅の解体・撤去費用も自治体ごとに条件が異なり、復旧の遅れにつながっています。そのなかでボランティア団体どうしで共同の枠組みをつくり、情報共有や人員の融通など相互支援を行っています。復興計画に住民の意見を反映させるための独自の努力も図っています。


各地の報告を聞き、被害とその後の影響がいまも続いていること、一方で復興をまちづくり、地域づくりの視点でとらえ、住民自身の力を活かしながら粘り強く努力を続けていることがよくわかりました。


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分科会での全日本民医連の報告


その後の分科会では、「地震に備える」をテーマに、木造住宅が密集する地域で「燃えない壊れないまちづくり」をめざすなかで住まいと暮らしの無料相談処「キラキラ茶家」を運営している「NPOすみださわやかネット」や、南海トラフ地震で34メートルの津波が想定され町をあげて津波に負けない取り組みを進める高知県黒潮町の経験などに学びました。


災害大国である日本の各地で積み重ねられてきた経験は学びつくせないものがあります。「自助・共助」の名のもとに国や自治体の責任を投げ捨てることを許さず、憲法の理念に基づいて公的責任を果たさせることも重要です。多大な犠牲の上に得られた教訓を全国に広げ、次世代に引き継ぐためにとても貴重な学びの場でした。交流集会は明日も開かれます。

議員団会議でした

今日は議員団会議。昨日行われた決算審査特別委員会では健康福祉部関係の審査も行われ、丸山慎一県議から報告がありました。


県内の児童相談所に一時保護されている児童のうち、一時保護期間が2ヶ月以上に上るのは314人、4分の1を超えます。最も長い児童は499日にもなっています。児童養護施設の整備、里親への支援などいずれも県のさらなる努力が求められています。


県立障害者施設・袖ヶ浦福祉センターでは非正規職員の比率が一貫して増やされていること、利用者の地域移行を進めているものの家庭復帰後の状況について県がフォローしていないことが明らかになりました。


県立東金病院を廃止し、県が主導して東金・九十九里両市町が設立した東千葉メディカルセンターでは、看護師不足などで病床が予定通り開けず昨年中期計画の見直しを行いました。ところが見直し初年度から経常収益が計画より3億円以上も下回っており、矛盾がさらに広がっています。10月から県循環器病センターより脳神経外科の医師2名が東千葉に移りましたが、その結果循環器病センターでは24時間365日の救急受け入れができなくなりました。


医療・福祉を切り捨ててきた県政の歪みが様々な分野で噴き出しています。加えて安倍政権はさらなる社会保障改悪に踏み出そうとしています。これ以上の我慢は限界です。


昨日は有料老人ホームに入居していたものの、施設内で大腿骨骨折の大事故を起こされ、ようやく病院に入院できたと思ったら「退院後も施設には戻れない」と有無を言わせず退去させられたという方から相談を受けました。弱い立場の人から切り捨てられていくいまの政治を根本から変えないといけません。

日本共産党千葉県委員会主催の秋季議員研修会が開かれました

トランプ大統領の来日と日米首脳会談。マスコミは散々大騒ぎしましたが、結局何の成果があったのでしょうか。北朝鮮問題への対応についてが最大のテーマだと言われていましたが、状況を打開する新たな方策は無し。安倍首相は軍事力行使を含む「すべての選択肢がテーブルの上にある」というトランプ大統領の姿勢に対して改めて支持を表明しました。


アメリカでは4日、元退役軍人の連邦議員16人が「北朝鮮に対して良い軍事的選択肢というものは存在しない。北朝鮮への侵攻は…破滅的な損害をもたらし、数百万人の韓国国民を殺害し、グアムと日本にいる部隊と国民を危険にさらす」「あらゆる外交的、経済的な手段を最後まで講じなければならない」という声明を発表しています。


その「手段」について真剣に話しあうのがまさに今回の会談だったはずです。アメリカからさらに武器を買うことを求め、さらなる日本市場の開放を迫るトランプ大統領に唯々諾々と従う安倍首相-いったい何を話しあってきたのか。これでは本当に世界から取り残されてしまいます。


さて今日は日本共産党千葉県委員会主催の秋季議員研修会でした。メインの講義は中央委員会政策委員会の谷本諭さんによる「地域・草の根の運動と共闘で、安倍政権の社会保障改悪を打ち破ろう」です。


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谷本諭さん


内容は多岐に渡りますが、何といっても安倍政権ほど社会保障をあらゆる分野で容赦なく切り捨ててきた政権は過去にも例がありません。選挙の時には社会保障の拡充を言いながら5年間で社会保障費の自然増を1兆4600億円も削減し、小泉政権時代にも例がない対GDP比で社会保障費を毎年減少させる暴挙を強行してきました。


来年度から都道府県単位化が進められる国民健康保険は、かつては農家と自営業者が大部分を占めていたのに、いまや被用者(多くは非正規雇用)と無職(多くは年金生活者)が加入者の8割を占め、所得は下がっているのに一人当たり保険料は1984年の39020円から2015年の92124円と30年間で2倍以上に激増しています。これでは払える保険料になるはずもなく、制度自体が完全に行き詰まっています。


介護保険も毎年のように改悪が行なわれ、特養ホームに入れるのも要介護3以上、要支援者の訪問介護・通所介護は保険給付の対象から外されるなど、保険料は払ってもサービスが受けられない「国家的詐欺」という状況になっています。


政府は「社会保障費が財政を圧迫している」「これ以上の社会保障費の増大は許されない」と危機を煽りますが、対GDP比での社会保障費は、日本が21.58%(2015年)なのに対してドイツが25~26%、フランスは30%です。フランス並みにしようと思えば50兆円増やす必要があります。日本の社会保障予算はむしろ少ないのです。


こうした大きな展望を持って、一つひとつの社会保障改悪の動きに立ち向かっていく必要があります。大いに力になる講義でした。


その後は後期高齢者広域連合議会の様子について八千代市の堀口明子市議から報告があり、県委員会の浮揚県委員長から当面の活動、椎葉寿幸自治体部長から12月議会に向けての問題提起がありました。


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土居太郎弁護士


さらに「LGBT問題」について、千葉中央法律事務所の土居太郎弁護士からも報告。はじめてのテーマでしたがとても斬新で面白いお話でした。これも議会論戦に生かしていきたいと思います。

幕張本郷公民館文化祭に参加、地域の切実な要望も伺いました

私は行けませんでしたが、3日の「安倍9条改憲NO!国会包囲大行動」には4万人もの方が参加しました。ところが「憲法を守ろう」という大きな世論を表したこの動きをテレビ・マスコミはほとんど報じず。


NHKではもっぱら、来日したトランプ大統領の娘であるイバンカ大統領補佐官の動きを追う報道ばかりでした。それが本当に国民に知らせるべき情報でしょうか。マスコミのあり方も問われます。


さて今日は幕張本郷公民館で行われた文化祭に中村きみえ市議とともに参加しました。館長さんとも懇談させていただき、フラワーアレンジメントや書画などの展示、紙芝居などを見てきました。谷津干潟に飛来する渡り鳥を題材にした紙芝居はたくさんの子どもたちに聞いてほしい内容でした。


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その後、付近にある「右折レーンがないため朝の時間帯に車が渋滞して陸橋まで連なってしまう」と要望が寄せられた交差点についても現地を確認しました。


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さらに中村市議と幕張本郷でご挨拶まわりを行いました。自営業を営むあるお宅では、30年に渡ってお店をやってきたことでお客さんとの宝のような結びつきができたこと、年金・介護をはじめとする政治への怒り、地域で起こっている様々な問題についてなど貴重なお話を伺いました。総選挙が終わった今だからこそ、もっと地域にうって出ないといけないですね。

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