9月定例千葉県議会に向けて今日は当局から議案説明を受けました。条例改正案、補正予算案に加えて今後4年間の県政の基本的な計画を定める「総合計画」案についても提案されました。議案説明を受けるといよいよ議会が始まるという気がしますね。
午後は社会保障推進千葉県協議会(千葉県社保協)が毎年行っている「社会保障の充実を求める自治体要請キャラバン」に参加。年金、保育、就学援助、子ども医療費助成、生活保護、医療、介護、国民健康保険と多岐に渡って住民の切実な声を届け、県の施策の改善を求めました。
キャラバンで冒頭挨拶する鈴木・県社保協会長
県の姿勢でとりわけ問題になったのは子ども医療費助成制度について。もともと森田知事の公約で中学校3年生までの通院無料化を掲げていたにも関わらず、小学校3年生までの通院助成のままで完全にその動きが止まっています。
昨年の要請で「医療機関や市町村の意見を聞いて検討していく」と言っていたのに、今年はそうした検討をした様子もまったくなく、「引き続き制度を維持していく」と言うばかり。「昨年の検討はどうなったのか。森田知事の公約だったではないか」と追及すると、なんと「3月の知事選挙では明確に掲げていなかった」と居直りました。これには参加者も怒り心頭でした。
生活保護や国保の問題でも、県として住民の立場に立って市町村を指導・監査する立場がないことも厳しく指摘されました。
県の姿勢は問題ですが、こうして直接県の姿勢を問いただす機会は重要です。一方では就学援助制度の入学準備金について、多くの市町村で支給時期が入学前に前倒しされるようになるなど声を上げたことで改善された項目もあります。
学んだことを大いに議会論戦に生かしていきたいと思います。参加団体のみなさんには大変お世話になりました。お疲れさまでした。