寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

2017年09月

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

千葉県視覚障害者福祉大会、9・30千葉県民集会に参加しました

9月も最終日。浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補とともに千葉県視覚障害者福祉大会に来賓として参加しました。


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挨拶のなかでも述べましたが、障害者権利条約の批准や障害者差別解消法が施行されたもとでも具体的な施策の前進のためには世論と運動が欠かせません。視覚障害者の社会参加が進む一方で駅ホームからの転落事故は2009年から2015年までの間に2.4倍に激増し、昨年は3人もの方が亡くなりました。国交省が推奨する一日の乗降客が10万人を超える駅ですら可動式ホームドアの設置はなかなか進んでいません。


しかし3月には画期的な出来事もありました。視覚障害を理由に配転を命じられた岡山短期大学の山口雪子准教授が起こした訴訟が全面的に勝訴し、大学側に「合理的配慮」を求める判決が出されたのです。やはり声を上げることが大切です。


私も視覚障害者のみなさんとともに交差点や信号機の安全対策を県警や千葉市に要請したことを紹介し、誰もが人権を保障され自分らしく生きられる社会を目指す決意を表明しました。


ところで大会には国会議員の方も参加しており、民進党議員の挨拶はまず言い訳から始まりました。「みなさんに大変ご心配をおかけしているが民進党という党がなくなったわけではない」「これからもみなさんの願いに応えるためにがんばる」などと訴えていましたが、最前列に座っていた方が呆れたような顔で首を横に振っていたのが印象的でした。


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夜は遅れてでしたが「アベ改憲を許さない!9・30千葉県民集会」に参加。民進党の希望の党への合流は重大な背信行為ですが、情勢を固定的に見ず、市民と野党の共闘を求める運動の発展によって動かせるんだという熱気があふれていました。この2年間の運動の財産は思っている以上に大きい。まともな政治を求める声を上げていきましょう。

今日も上野ひろつぐ予定候補と訴え、明日は千葉県民集会です!

今日も上野ひろつぐ衆院千葉2区予定候補、中村きみえ市議とともに新検見川駅南口で朝宣伝。解散を受けて街の雰囲気も変わってきましたが、今回の選挙の真の争点と対決構図はどこにあるのかを訴えました。


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今日もマスコミは希望の党と民進党の動きがどうなるかを繰り返し伝えていましたが、民進党議員が希望の党に合流するために最大の基準となるのは「安保法制への賛成」と「憲法改悪の推進」です。当然、民進党のなかからも弾かれる人や「そこまでして希望の党に加わりたくない」という人が出てくるでしょう。私たちはそうした人たちとは引き続き真剣に共闘を追求していきます。最後に事を決するのは世論次第だということも実感しています。政党も市民も、とにかく声を上げることが必要です。


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夕方は上野候補とともに千葉健生病院日本共産党後援会のつどいに参加し、憲法問題や北朝鮮問題などで様々な意見や質問が出されました。やはり最大の争点は憲法です。


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明日は「アベ改憲を許さない!9・30千葉県民集会」。もともと総選挙を想定していたわけではありませんが、非常に時機にかなった企画になりました。18:30から千葉市民会館大ホールです。大成功させましょう!

安倍首相が衆議院を解散、みわ由美県議が一般質問を行いました

ついに安倍首相が衆議院を解散。10月22日投票で総選挙が行われることが決まりました。


そして「希望の党」に民進党が合流し、事実上解体ということになりました。安保法制容認、憲法改悪推進という党に合流することは、野党4党間、また市民連合などと繰り返し確認してきたことを踏みにじる背信行為です。


安倍政権の打倒はもちろん大事ですが、問題はその後に一体どんな政治を実現するのかです。安保法制も廃止されず、野党も含めた発議によって安倍首相の最大の悲願である憲法9条改定が実現する-この間市民と野党の共闘を広げてきた人たちはそんな政治は決して望まないでしょう。


9月定例千葉県議会は今日が本会議最終日。日本共産党からみわ由美県議が一般質問に登壇しました。取り上げたテーマは残土、再生土など県の環境行政について、子ども食堂など子どもの貧困対策について、県立学校へのエアコン設置についてです。


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みわ県議は事業者まかせでまともな指導もしてこなかった県の姿勢を厳しく追及しました。成田市旧下総町では許可区域外に当初の4倍近い量の残土を埋め立ててきた事業者を16年間も放置。さらにもともと建設汚泥などの産業廃棄物である再生土の埋立については、やりたい放題をしている事業者に対して何の指導もできず、佐倉市では鼻をつく悪臭に地域住民が苦しめられる事態が続いていました。


みわ県議は他県のように県残土条例に住民同意規定を盛り込むこと、再生土についても禁止条例を制定することを求めましたが、県はこの間の対応については反省を示したものの厳しい規制を設けることについては背を向けました。


昨年私も取り上げた子ども食堂については、6月にまとまったアンケート結果に基づいて「広報・周知活動について支援を検討する」など一歩前進と言える答弁もありました。一方で県立学校へのエアコン設置については、保護者負担で設置できない21校については「教室内を30℃以下にするよう指導している」というだけ。設置計画を持たないだけでなく設置費用の試算もせず、県教委が訪問した学校でも教室内の温度すらまともに測っていないことが明らかになりました。


環境問題でも子どもの貧困でも教育問題でも、県の姿勢が浮き彫りになる質問でした。今日も多くの方が傍聴に来ていましたが、県民の運動と力をあわせて一歩ずつ転換を図りたいと思います。

京成八千代台駅で朝宣伝、千葉駅クリスタルドーム前演説会も大成功でした

今朝は京成八千代台で上野ひろつぐ千葉2区予定候補、もりた真弓市議とともに訴えました。千葉県委員会の青年学生部長であり、民主的医療機関で診療所事務長などを歴任してきた上野候補。命と健康、若者を大切にする政治の実現のために全力で奮闘する決意を表明しました。


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県議会本会議中のため参加できませんでしたが、上野候補も訴えた千葉駅クリスタルドーム前での日本共産党演説会は1800人が参加して大成功だったそうです。東京都の小池都知事が希望の党の代表に就任し、民進党との連携を進めるという報道もありますが、元自民党、野党共闘に反対して民進党を離党した議員、自民党以上のウルトラ右翼など新党に結集している面々を見れば安倍政権の補完勢力に過ぎないことは明らかです。安倍首相も「基本的な理念は一致する」と評価している通りです。


安倍政権打倒、立憲主義の野党共闘を進めるためには世論をさらに盛り上げていかなければなりません。安倍首相がいよいよ明日の臨時国会冒頭で衆議院解散にうって出ようというなかで、政党間の対決構図を鮮明にしていくことが重要です。

上野ひろつぐ千葉2区予定候補と新検見川駅北口で訴えました

ついに安倍首相が臨時国会冒頭での解散を表明。消費税増税分の使い途を教育・子育て予算にまわすとか、北朝鮮問題への対応について国民に信を問うとか、「国難突破解散」と言われたところで一体誰が納得できるのか。


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増税に関わらず教育無償化や子育て支援の充実は必要だし、北朝鮮問題で矛盾を深めているのは自らの「対話拒否」の姿勢です。まさに詭弁そのものですが、国民世論に追い詰められ「やるなら今しかない」と解散に打って出たのであれば堂々と迎え撃って退陣に追い込みましょう。


今朝の新検見川駅北口では上野ひろつぐ千葉2区予定候補も参加。もりた真弓市議、西口で宣伝していた中村きみえ市議も合流し、「国民の手で安倍政権退場の下しましょう」と訴えました。上野さんの経歴リーフの受け取りも上々でした。


明日は午後3時から千葉駅クリスタルドーム前で志位委員長が訴えます。斉藤和子衆院議員、上野さんはじめ県内全小選挙区候補も参加します。ぜひ!

敬老会と総選挙に向けて地域訪問

先週に続いて今日も地域の敬老会に参加しました。午前中は中村きみえ市議ととともに検見川地区、午後はもりた真弓市議とともに花見川団地の敬老会でした。花見川団地は台風の影響で一週間延期になりましたが、ほとんどの人がそのまま出席したとか。やはりみなさん、楽しみにしていたようです。心からご長寿をお祝いしました。


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検見川地区の敬老会

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花見川団地の敬老会は午前、午後の二部構成でした


さらにいよいよ総選挙ということで、中村市議と幕張、幕張本郷、検見川の各地域をまわって支持を訴え、午後も敬老会後、花見川団地を訪問しました。どこでも安倍政権への怒り、共産党への期待の声が出されるとともに、「野党共闘なんて本当にできるのか」「誰が安倍首相の代わりになれるのか」「いつまでもモリカケばかりやっていてもしょうがないだろう」などの声もありました。


もっともと思うこともあり、こちらのはたらきかけが求められていることを実感しました。明日安倍首相が解散を表明すれば、投票日まで1ヶ月もない超短期決戦の始まりです。

志位委員長が訴える千葉駅前街頭演説にご参加を

安倍首相は週明け25日にも衆議院を解散する意向を表明し、28日の臨時国会冒頭で解散に踏み切ると言われています。


野党が憲法53条に基づいて3ヶ月以上前から求めてきた臨時国会の開催に背を向け続け、ようやく開いたと思ったら所信表明演説も代表質問もせず解散。ここまで国会をないがしろにし議論を軽視してきた首相がいたでしょうか。


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恐らく解散前日になる27日水曜日、総選挙の争点や最新の情勢、日本共産党はどうたたかうのかについて志位和夫委員長が千葉で訴えます。斉藤和子衆院議員など県内の小選挙区候補もそろって訴える街頭演説会は午後3時からJR千葉駅クリスタルドーム前です。平日の昼間ということでなかなか厳しい時間帯ではありますが(県議会も本会議中です)、ぜひお越しいただければと思います。


今度こそ安倍政権の退陣を!

千葉県議会代表質問を行いました

千葉県議会代表質問が終わりました。


今回取り上げたテーマは知事の政治姿勢について、医療問題について、種子法廃止について、石炭火力発電所新設問題について、LGBTの人権保障について、花見川の魅力向上について、です。


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政治姿勢の問題で最初に取り上げたのは画期的な核兵器禁止条約への態度です。全国では15を超える県知事が「核兵器を禁止し、廃絶する条約を結ぶことをすべての国に求めるヒバクシャ国際署名」に署名していますが、森田知事は「国際社会が核兵器廃絶に向けて様々な努力をしていることは承知している」と言いながら、禁止条約そのものへの態度は最後まで明らかにせず。県被爆者友愛会のみなさんが毎年県庁で行っている原爆パネル展に「原爆の恐ろしさや悲惨さを感じていただくことで、核兵器の廃絶につながっていくよう心から願っています」とメッセージを寄せているにも関わらず、答弁からはその思いはまるで伝わってきませんでした。


オスプレイの問題に続いて、今後4年間の県政の基本方向を示す「総合計画」についても質問。「くらし満足度日本一」を掲げながら、全国最下位クラスの医療・福祉の実態をそのままにしていることで保育所待機児童数が増加し、特養待機者も一向に解消しない問題を指摘。一方で、県内財界が求める道路建設や工業団地整備、工業用水の負担軽減などはしっかり計画に盛り込まれており、「聖域」になっています。「総合計画」で具体的に掲げている数値目標についても、前回、前々回の計画にはあった「救急患者の平均搬送時間」が目標に反して伸び続けているにも関わらず(2015年で44.6分)、今回の計画では指標そのものを削ってしまった問題を告発しました。県は代わりの指標として「(AEDの普及促進などによる)心肺停止状態で見つかった者の1ヶ月後の生存率」を加えましたが、まったく性格が違います。都合の悪いことを覆い隠そうとしているとしか思えません。


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石炭火力発電所については、千葉県で3基307万キロワットの建設計画によって、地球温暖化に大きな影響を与える二酸化炭素排出量は年間1800万トンに達するにも関わらず、環境大臣や兵庫県知事のように計画に厳しい意見を出すことができない理由を質しました。再質問に対しては、「千葉県だけで排出量を減らしても意味がない」という驚くべき答弁も。それなら千葉県として意見を上げる意味はありません。


全体を通じて、県民の切実な願い、実態に寄り添う姿勢が本当にない県政だということが明らかになりました。高すぎる国民健康保険料についても「いまでも払える保険料だとは思っているが…」という答弁がされましたが、全世帯の4分の1が滞納しているような保険料が「払える額」であるはずがありません。


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終了後に小松実前県議をはじめ傍聴者のみなさんと懇談しましたが、「あまりにもひどい答弁だったが、まわりに知らせたいので紙でもらいたい」「種子法についても引き続き追及してもらいたい」「生活保護問題と障害者についても取り上げてほしい」など、様々な感想・意見をいただきました。多くの県民のみなさんに県政への監視の目を強めてもらい、ともに転換をはかりたいと思います。傍聴者のみなさん、質問準備のためにご協力いただいたみなさんには本当にお世話になりました。引き続きがんばります。


(質問全文は日本共産党千葉県議団ホームページに掲載されています。ぜひご覧ください)

明日はいよいよ千葉県議会代表質問です

28日の臨時国会冒頭での解散・総選挙が濃厚な情勢ですが、千葉県議会は今日から本会議質問が始まりました。今日は自民党と民進党の代表質問が行われ、明日午後1時からはいよいよ日本共産党県議団の代表質問。私が登壇します。


普段なかなか遠いと言われる県政について、少しでもわかりやすく県民の立場で森田知事の姿勢を質したいと思います。もちろん可能であれば傍聴にも来ていただきたいですが、何しろ平日の昼間なので…。


チバテレビとインターネットでも中継されますので、ぜひご注目いただければと思います。県民の目が注がれることで緊張感のある議会になります。よろしくお願いいたします。

花園地区敬老会に参加しました

政局は風雲急を告げるなかですが、台風一過の今日は敬老の日。中村きみえ市議とともに花園地区の敬老会に参加しました。


千葉市社会福祉協議会・花園地区部会の金子健一郎部会長が主催者あいさつ。会場の花園中学校は1947年に開校し、今年創立70周年を迎え地域とともに歩んできたこと、同じ1947年には千葉市の花である「大賀ハス」の種がすぐ近くの現・東大グラウンド内で発見されたことも紹介されました。


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主催者あいさつを行う金子健一郎・社協花園地区部会長


千葉県内の75歳以上人口は約70万人。全国に比べれば割合は低い方ですが、それでも全人口の1割を超えます。65歳以上であれば4人に1人です。高齢者福祉の充実やお年寄りが暮らしやすい街づくりは大きな課題ですが、県の高齢者施策について満足している県民の割合はわずか18%(2016年県政に関する世論調査)。全国最下位の老人福祉費予算の影響が見事に表れています。


誰もが安心して長寿を祝えるようにここでも県政の転換が必要です。参加されたみなさん、おめでとうございました。

検見川フェスタ「やあびな」と地元・畑町の敬老会に参加しました

台風が接近する中、あいにくの雨でしたが、今日は検見川フェスタ「やあびな」でした。今年も来賓として地元の中村きみえ市議とともに参加しました。


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「やあびな」開会式で挨拶する藤代慎一実行委員長


検見川商店街や地域の活性化をめざして始まった手作りのお祭りも今年で19回目。藤代慎一実行委員長は19回の歩みを振り返りながら行政も含めたさらなる支援を訴えました。


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検見川Tシャツ


我が家にも何枚かある「検見川Tシャツ」の制作・販売など、地域を盛り上げようという結束は強いものがあります。開会式のあとは毎年恒例の検見川小学校金管クラブ「検見小フレンズ」による演奏会でした。こうした地域の取り組みがもっと発展していけるように応援したいですね。


その後は自分の地元の畑町の敬老会へ。町会長さんの計らいで初めて参加しご挨拶させていただきました。敬老会では会場の畑コミュニティセンターで日頃から行われている日本舞踊やフラダンス、カラオケなども披露されていました。これもまた貴重な取り組みです。ご長寿を心からお祝いし、誰もが安心して長生きできるように政治の舞台で力を尽くすことを訴えました。関係者のみなさんにはお世話になりました。ありがとうございました。

義母・塙治子の「七十年に一度のコンサート」が開かれました

今日は義母・塙治子さんの「七十年に一度のコンサート」。1947年、日本国憲法とともに生まれた治子さんは昨日がちょうど70歳の誕生日でした。


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熱唱する義母・塙治子


「70歳を機にコンサートを開きたい」という治子さんの思いにたくさんの方々が応えてくれ、1年前から準備を進めてきました。28年前に結成された治子さんが団長を務める市川市の合唱団プリマベラ、小学校の教員だった治子さんの教え子であるフルート奏者の嘉福智香さん、尺八奏者の橋本佐内さんなど多彩なゲストも出演してくれました。


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合唱団プリマベラ

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嘉福智香さん

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橋本佐内さん


コンサートのテーマは「ふるさと」「平和」「愛」「いのち」。治子さんは、核兵器廃絶への願いを歌った「INORI~祈り~」や戦争法廃止の運動のなかで合言葉になった「ノーパサラン(奴らを通すな)」、JAL不当解雇撤回闘争のなかで生まれた「あの空へ帰ろう」、教員生活のなかで長い間歌い続けてきた「あなたが夜明けをつげる子どもたち」など11曲を独唱しました。どの歌も治子さんの生き方そのものが迫ってくるような力強さを感じました。


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最後の曲「百万本のバラ」の前にコサージュをつける娘・基子

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最後に孫から花束

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「七十年に一度」と言いながら、コンサート後の交流会では「今度は80年に一度のコンサートを」「5年ごとにやったら」などの声も出ていました。まわりの人を巻き込み、お互いに支えあいながら、常に運動の先頭に立ってきた治子さん。70歳は新たなスタートです。ぜひいつまでも元気に歌い続けてほしいと思います。素晴らしいコンサートをありがとうございました。

9月定例千葉県議会が開会しました

今日から千葉県議会が開会しました。会期は10月11日まで。


今議会には今後4年間の県政の基本計画である「次世代への飛躍・輝け!ちば元気プラン」(総合計画)や補正予算案、県立障害者施設・袖ヶ浦福祉センターの養育園・更生園それぞれの指定管理者を指定する議案などが提案されました。


ところで先日行われた議会運営委員会では、自民党から突然「予算委員会のテレビ中継を知事が出席する1日目だけにしてはどうか」という提案がされました。


2月議会のなかで3日間行われる予算委員会はこれまですべてチバテレビで中継されてきましたが、「本会議質問でテレビ中継されるのは代表質問だけで一般質問は中継されない。予算委員会だけ3日間中継されるのは均衡を欠く。インターネットでも中継されており、経費削減にもなる」というのが理由です。


しかし広く県民に開かれた県議会を標榜するのであれば、テレビ中継をなくすことで情報の公開度が下がることは明らかです。インターネットも使える人ばかりではありません。3日間テレビ中継を行うための費用は1500万円ほどですが、経費削減というなら何千万もかけて行う議会としての海外視察こそ見直すべきです。こうした事実も多くの県民のみなさんに知っていただきたいと思います。

賃金・単価引き上げ千葉県決起集会に参加しました

「建設労働者に適正な賃金を!」


千葉県議会の開会日を翌日に控え、9・13賃金・単価引き上げ千葉県決起集会が開かれました。今年で4回目の開催になる本集会、日本共産党県議団は5人そろって参加し岡田幸子県議が代表して挨拶しました。主催は全建総連千葉県連合会、東京建設従業員組合、千葉土建一般労働組合でつくる実行委員会です。


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公共工事に関わる建設労働者の賃金の根拠となる公共工事設計労務単価は今年度も引き上げられ、全職種平均で3.4%増、単価の上昇が始まった2012年度と比較して39.3%、実に4割もの引き上げとなりました。ところが全建総連傘下の組合が千葉県内の建設技能労働者6600人に行なったアンケートでは、「賃金が上がった」と回答したのはわずか10.7%、9割は「賃金が下がった」「変わらない」という回答でした。


大手ゼネコンやハウスメーカーが空前の利益を上げるなか、現場の労働者は減少し続けています。重層下請け構造といわれる建設産業で末端労働者まで賃上げを行き渡らせるためには、やはり下請労働者に至るまで適正賃金を保障する「公契約条例」などの特別の手立てが必要です。まずは明日から始まる県議会に集会で掲げた内容を請願として提出します。


今日の集会には他会派から、全国で初めて公契約条例を制定した野田市や次いで制定した我孫子市選出の県議も参加していました。どちらもその意義を訴えていましたが、いよいよ県レベルでの実現のために超党派で機運を盛り上げていくことが必要です。

国保広域化に向けての第3回試算結果が公表されました

来年度からの国民健康保険の都道府県単位化(広域化)に向けて、千葉県が行なった第3回試算結果が公表されました。


制度開始にあわせて実施される国の公費拡充1700億円のうち、今回の試算では1200億円分が反映されたということです。千葉県の配分額は68億円です。


試算は今年度に広域化が実施されたとした場合の2015年度との保険料の比較を行ったものです。一人当たり保険料は103,955円で2015年比で1,012円の引き下げになるという結果です。しかし16自治体では引き上げになり、最も上がるところは年2万円近くも引き上がります。相対的に所得の高い市町村が所得の低い市町村を支えるという広域化の本質が表れた結果になりました。


広域化に当たって保険料が大きく高騰することがないように、今回の試算では「激変緩和措置」が3パターンで行われました。一定割合以内に保険料の伸びを抑えるということですが、これは一度市町村に配分したお金を引き上げて再配分するということにすぎません。広域化で保険料が下がるところの下げ幅を圧縮してその分をまわすということです。


そもそも前回5月に行なった試算結果とはまったく違う数値になっており、試算の前提や使用した係数の違いなども定かではありません。千葉市などは「激変緩和措置」を行った後のほうが保険料が引き上げになるという結果です。その他にも様々な問題がありますが、いずれにしても県民に情報をすべて明らかにして進めていくことが必要です。



https://www.pref.chiba.lg.jp/hoken/press/2017/shisankekka201709.html

花見川サイクリング道路沿いにロードバイク用ラックが設置されました

花見川のさらなる魅力向上へロードバイク用ラックが設置!


この間日本共産党花見川区委員会として市に要望し、また中村きみえ市議も7月の一般質問のなかで取り上げた要求が実現しました。


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今日の昼間、さっそく中村市議、もりた真弓市議とともに確認してきましたが、花見川サイクリング道路沿い・花島公園川辺憩いの広場にあるトイレ脇に立派なラックが設置されていました。5月に区委員会として行った「花見川ウォッチング」で直接要望を受けただけに実現できてよかったです。自転車で訪れていた親子(お父さんに写真撮影をお願いしました)も「これは便利ですね~」と喜んでいました。


地域のなかでも「花見川をもっと魅力的に整備してほしい」という声が上がっているそうです。天気が良かった今日もたくさんの方がサイクリング道路を走っていました。ロードバイク用のラックは他の箇所にも整備が必要かもしれません。引き続き寄せられた要望の実現のためにがんばります。

治安維持法国賠同盟千葉県本部総会が開かれました

今日は治安維持法国家賠償要求同盟(国賠同盟)千葉県本部第44回総会です。分不相応ながら千葉市支部長を務める私も来賓を兼ねて参加しました。


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麻生副総理兼財務相の「ヒトラーは動機は正しくても結果はダメ」という発言、小池東京都知事の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文送付とりやめなど、歴史を逆行させるような動きが表面化するなかで、「再び戦争と暗黒政治を許すな」というスローガンを掲げる国賠同盟の役割がいまほど問われるときはありません。特に若い世代へどう運動を引き継いでいくのかは最大の課題です。


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杉浦正男さん


総会では船橋市に住む治安維持法犠牲者である103歳の杉浦正男さんが特別発言を行いました。戦前、印刷工として働いていた杉浦さんは労働者の権利を守るために労働組合運動に取り組みました。1500人の労働者を組織する「出版工倶楽部」の結成に参加し、中心的に活動するなかで1942年11月、治安維持法違反の罪で逮捕。拷問取り調べを受けたのち懲役3年の判決を受けます。いっしょに逮捕された杉浦さんを指導した先輩は、懲役7年の判決を受け獄死します。


杉浦さんは当時を振りかえり、「あまりにも無知だった」といいます。103歳のいまも「自分の歩んできた道を理論的に振り返るため」学習を続け、「太平洋戦争史」(歴史学研究会編・東洋経済新報社)などを読み進めているそうです。「戦時中は病気になれば手りゅう弾を渡されて自決を迫られ、金目のものは拠出させられたうえに少ない賃金のなかから献金を強要される。断れば売国奴と言われる。まさに日本国民全体が牢獄に入れられているようだった」という杉浦さんの言葉はあまりにも重いものがありました。治安維持法犠牲者に国家賠償を行い、それを全国民に明らかにすることはまさに国民的な要求です。何としても運動をつないでいかなければなりません。


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新会長に選出された小松実前県議


その後活動報告や活動方針提案が行なわれ、新役員として千葉市支部事務局長である小松実前県議が県本部会長となりました。副会長に七里一司さんと安達絹恵さん、事務局長に中村日出丸さんが選出されました。国家賠償を要求する請願署名運動を中心に、千葉市支部でも戦前のたたかいの足跡をたどるフィールドワークなど大いに運動を発展させていきたいと思います。


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さつきヶ丘での「被爆者の描いた原爆の絵展」


午後は宣伝カーで畑町、こてはし台、花見川団地、さつきヶ丘で訴えました。さつきヶ丘では「さつきヶ丘9条の会」のみなさんが毎年行なっている「被爆者の描いた原爆の絵展」も観てきました。今年は広島の高校生たちが被爆者から証言を聞き描いた絵も展示されています。こちらもぜひ多くの方に観ていただきたいです。明日10日(10:00~16:30)までさつきヶ丘小売市場2階ホールで開かれています。

千葉健生病院健康友の会の「ふれあい喫茶」10周年のつどいに参加しました

千葉健生病院健康友の会で毎月行っている「ふれあい喫茶」。2007年9月から初めてちょうど10周年ということで今日は記念のつどいでした。同じく毎月行われている「ふれあい食事会」とともに、私も中村きみえ市議とともに何度か参加させてもらいました。


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冒頭挨拶する鈴木春夫・健康友の会会長


「身近なところにみんなの集まれる場所、たまり場があるといいね」という声から、道の駅ならぬ「健康の駅・ふれあい喫茶」をつくろうと保健師さんの援助も受けて始めたそうです。


血圧測定や健康相談とともに楽器演奏や落語、相撲甚句などのお楽しみ企画を行い、誕生月の人にはプレゼント、そして何より美味しいコーヒーや紅茶を飲みながらのおしゃべりと地域のみなさんにとって欠かせない取り組みとなっていきました。


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ハーモニカ演奏を行う「ひなげし」のみなさん


10周年記念の今日は「ひなげし」のみなさんによるハーモニカ演奏があり、「川の流れのように」「青い山脈」などをみんなで歌いながら楽しみました。健生病院の岡田院長とともに挨拶し、「みなさんの努力に応えるためにも社会保障切り捨ての政治を根本から転換します」と訴えました。


10年間継続するというのは並々ならぬ苦労があったと思います。上から「自助・共助」を押し付けるのではなく、こうした地域の自主的な取り組みこそ応援する政治にしたいですね。

9月定例千葉県議会質問にご注目を

千葉県議会はちょうど1週間後の14日が開会日です。今日は議会運営委員会が行なわれ質問日程が正式に決定しました。


議会お知らせビラ


22日(金)午後1時からは私が代表質問に登壇します。テーマは知事の政治姿勢(核兵器禁止、オスプレイ、県総合計画案など)について、国保広域化と地域医療構想について、種子法廃止と農業振興について、自然エネルギー普及と石炭火力発電について、LGBT(性的マイノリティ)施策の推進について、花見川の整備について、その他です。


9月議会は一般質問もできます。こちらは28日(木)午後1時から松戸市選出のみわ由美議員が登壇します。テーマは環境(残土・再生土)問題について、子どもの貧困対策とひとり親家庭への支援について、県立学校におけるエアコン整備について、その他です。


補正予算案や森田県政3期目の総仕上げといわれる総合計画案も提案される今議会。この間聞いてきた様々な現場の声をもとに県の姿勢を質します。インターネットやチバテレビ(代表質問のみ)での中継も行われますが、条件のある方はぜひ議会まで傍聴にお越しください。お申込みは日本共産党千葉県議団(043-223-2544)まで。

千葉県内の「子ども食堂」の調査結果が公表されました

全国に取り組みが広がる「子ども食堂」。貧困世帯の子どもたちはもちろん、地域のあたたかな居場所となって美味しい食事が提供されています。


昨年12月の千葉県議会代表質問で、「子ども食堂」についての担当部署を決め、まずは県内の実態調査を行うことを県に求めました。森田知事は「今後健康福祉部において情報収集に努めていく」と答弁しましたが、このほど県が実施した調査結果が公表されました。


県内の市町村が把握している41ヶ所の「子ども食堂」のうち、16市の31ヶ所から回答を得ました。箇所数が多い自治体は船橋市(6ヶ所)、柏市(6ヶ所)、松戸市(3ヶ所)、千葉市(3ヶ所)などです。もちろん行政が把握できていない「子ども食堂」も数多くあると思いますが、初めて県がこうした調査を行なったことは重要です。


「子ども食堂」の多くは昨年4月と7~8月に開始しており、開催場所は公共施設(12ヶ所)、飲食店(5ヶ所)、お寺・教会(3ヶ所)などです。就学前児童から中学生まで広く対象としていますが、多く(20ヶ所)が月1回以下の開催、月2~3回が6ヶ所、週1回以上も4ヶ所あります。利用料金は大人が300円~500円が多く、子どもは無料もしくは100円程度です。


運営する上での課題は「広報・周知活動」(10ヶ所)が最も多く、次いでスタッフ・ボランティアの確保(7ヶ所)、資金面(6ヶ所)と続きます。行政に対する要望も、「広報周知・情報提供」(11ヶ所)、「資金援助」(8ヶ所)、「ネットワークづくり」(4ヶ所)となっています。


昨年、ある「子ども食堂」に伺った時にも、「立ち上げのための費用や会場の確保、衛生管理や周知・広報活動などが課題」という声を聞きましたが、まさに今回のアンケート結果とも共通しています。県はこの調査を生かして具体的な支援を行うことが求められます。

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