寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

2016年06月

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

稲毛区、緑区で訴え、夜は今日もお帰りなさい宣伝

今日は幕張駅での朝宣伝のあと、午前中は議員団会議でした。午後から宣伝カーに乗り込み、稲毛区で吉田まさよし市議とともに訴えました。夕方は緑区・鎌取駅前デッキでかばさわ洋平市議らとともにロングラン宣伝。1時間の宣伝のなかで何人か対話にもなり、「浅野さんはいないの?」などの声もありました。注目度が高まっていますね。


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吉田まさよし市議と

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鎌取駅デッキで


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新検見川駅南口でプラスターとキャンドルでアピール


そして今日も午後8時からふみネエ推し隊@mihamaのみなさんと新検見川駅でお帰りなさい宣伝。8人が集まり、今日はなんとLEDキャンドルを使ってアピール。「7月10日の投票日は必ず投票を」という思いを込めて、みんなで「7.10」の文字をつくりました。それにしてもプラスターはみんなよく見ていきます。いわゆる無党派層が投票先を決めるのは(投票に行くかどうかも含めて)これからです。1枚のビラ、1本の声かけが重要な局面になってきました。気合を入れ直してがんばります。

参議院選挙でも大争点-国保問題で県からレクチャーを受けました

選挙中ではありますが、今日は社会保障推進千葉県協議会(千葉県社保協)のみなさんとともに国民健康保険(国保)の広域化に向けて県の担当課からレクチャーを受けました。


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高すぎる国保料をどうするのかは今回の参議院選挙でも大きな争点ですが、2018年度から国保の財政運営が都道府県単位に移行されます。住民への保険給付や保険料の賦課徴収などは引き続き市町村が行いますが、県が医療費水準や所得水準などを踏まえて各市町村に納付金を課すとともに標準保険料率を示すことになります。今年度から各市町村の担当課も加わる国保運営方針等連携会議も始まり、具体的な運営方針を2018年度までに県が策定することになっています。


今日のレクチャーでは、具体的な方針についてはこれからという段階との説明でしたが、「保険料負担軽減のために各市町村が行っている法定外繰り入れの扱いはどうなるのか。保険料の軽減措置も含めて納付金の算定には反映するのか」「保険料率をどこまでどう示すのか」などの質問が出され、県は「納付金と標準保険料率には法定外繰り入れや軽減措置については反映しない。国は法定外繰り入れは解消していく方向だが、現状では市町村の判断に委ねる」「保険料率については算定方式も含めて県の案を示すことになるが、具体的なことはまだ申し上げられない」という回答でした。


そもそもの国のねらいは、広域化によって保険料の平準化(=安いところを高いところにあわせる)と一般会計からの法定外繰り入れをなくしていくことです。いまでも国保料を高すぎて払えないために約2割の世帯が滞納し、県内だけでも各市町村あわせて約150億円の法定外繰り入れを行なっています(2014年度)。国から新たな財政支援も行われましたが、県はそれによってどう負担軽減がはかられたのかについても各市町村の実態をつかんでいませんでした。国保問題の根本的な解決のためには、減らされ続けてきた国庫負担金の大幅な引き上げが必要です。参議院選挙でも「高すぎる国保料の引き下げ」「国民皆保険制度を守れ」という声を突き付けなければいけません。


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夜は新検見川駅でおかえりなさい宣伝。5人で元気にがんばりました。今日は西口でしたがチラシの受け取りは抜群!プラスターも注目を集めました。明日も夜8時から南口でやりますよ~。

冷たい雨のなか柏市、流山市で訴えました

昨日とは打って変わって肌寒い一日。今日は朝から柏市、流山市で訴えました。いっしょにまわったのは流山市の徳増記代子市議、植田和子市議、乾紳一郎市議。冷たい雨にもかかわらず、今日も演説場所には多くのみなさんが集まってくれました。


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演説のあとに話を聞いた方は「安倍首相はダメだよ、なんでみんなあんなのに入れるのかわからない」「いい思いをしてるのはお金持ちばかりじゃないか」など怒り心頭でした。この怒りを受け止めて日本共産党の躍進に結びつけないといけません。


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夕方は新検見川駅で中村きみえ市議らと街頭宣伝。チラシの受け取りも少しずつ良くなってきた気がしますが、宣伝・対話をもっと強めないといけません。

市原市、千葉市緑区、若葉区で訴えました-最後はお帰りなさい宣伝も

いや、暑くて腕が真っ赤に灼けました。


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市原市で

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緑区で椛沢市議と

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若葉区で野本市議と


今日は椎葉かずゆき宣伝カーで市原市、千葉市緑区、千葉市若葉区をぐるりとまわりました。市原市では朝の市役所前で加藤、山内両市議、その後は西沢後援会長と、緑区では椛沢洋平市議と、若葉区では野本信正市議と訴えましたが、それぞれ宣伝場所には地元の支持者・後援会員のみなさんが集まってくださり、あたたかい声援を受けました。これは本当に励まされます。


緑区では椛沢さんと結びついている若いママ・パパ、子どもたちの姿もあり、ぐっと宣伝が若々しくなります。若葉区は学生時代を過ごした思い出の場所、懐かしいみなさんの顔もありうれしくなりました。街の反応も上々、集まるみなさんからも「今回は何としても!」という気迫を感じました。


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新検見川駅でお帰りなさい宣伝


さすがにこの暑さで体力的にも疲れましたが、最後は新検見川駅でふみネエ推し隊@mihamaのみなさんや佐々木友樹市議とお帰りなさい宣伝。初めて宣伝を手伝うという男性も参加してくれるなど、これもまた励まされました。


選挙戦はまだまだこれからです。さらに攻勢的に訴えて行きましょう。

ふみネエ推し隊@mihamaのお帰りなさい宣伝に参加を!

明日からふみネエ推し隊@mihamaのみなさんがお帰りなさい宣伝にとりくみます。JR新検見川駅で午後8時から9時までです。神奈川で活用しているおしゃれなプラスターのデザインも拝借して準備は万端です。もちろん浅野さんを押し出すためのオリジナルのデザインも。


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マスコミ各社による参院選初盤の情勢分析が出されていますが、大事なことはまだ7割以上の人が「投票先を決めていない」ということ。まさに勝負はこれからのがんばりにかかっています。


特に若い人に投票に行ってもらうためにお帰りなさい宣伝は重要です。条件のある方はぜひ少しの時間でも手伝っていただきたいです。宣伝日は以下の通りです。(すべてJR新検見川駅、午後8時~9時)


6月27日(月)北口
6月29日(水)西口
6月30日(木)南口
7月4日(月)北口
7月6日(水)西口
7月7日(木)南口
7月8日(金)北口
※雨天の場合はすべて南口で行います

千葉市内を宣伝カーで訴え、小池晃書記局長を迎えての街頭演説も開かれました

参院選公示後初の週末。今日は弁士として宣伝カーで千葉市内をまわりましたが、花見川区ではなく中央区で福永洋市議と、美浜区で佐々木友樹市議と、稲毛区で吉田直義市議と訴えました。なかなか新鮮。


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午前11時からは千葉駅前で小池晃書記局長を迎えての街頭演説。ところが鳥取県から駆けつけるはずの小池さんが、悪天候のため昨日のうちに飛行機が飛ばず、予定よりも遅れて到着することに。


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それでも市民団体「ミナちば」のかがみりょうさんの応援演説も素晴らしく、浅野候補の訴えはますます磨きがかかっていました。私も労働者後援会のみなさんとともに木更津へのオスプレイ定期整備拠点化の問題などを訴えましたが、途中で無事小池さんも到着。ホッとしました。


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小池さんは「アベノミクスは1年たっても、2年たっても、いつまでたっても道半ば。そもそも道の方向が間違っている」「米軍への思いやり予算に3700億円、思いやる相手が間違っている。未来を担う学生への思いやりで学費を半額へ」など、ユーモアを交えながら安倍政権の暴走ぶりと破たんぶりを解明し、日本共産党の対案を語りました。


さて来週7月2日(土)午後2時からは花見川区で浅野ふみ子候補の個人演説会を開きます。会場は新検見川駅近くの花園小学校(千葉市花見川区4-1-2)体育館。あっと驚く多彩な応援弁士も出演予定です。花見川区のみなさん(それ以外のみなさんも)、ぜひ浅野候補の訴えを聞きに来てください!

津田沼街頭演説会は大成功、ふみネエ推し隊@mihamaの憲法学習会も対話の力に

今日午後6時から行われた志位委員長を迎えての津田沼駅前街頭演説会。平日の夕方という時間帯でどうかと思いましたが駅前デッキはみるみる人垣ができました。立ち止まる人も多く今回の選挙への注目と日本共産党への期待を感じます。


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はじめに応援演説してくださったのは南房総市にある花の谷クリニックの伊藤真美先生。「アベ、ノーサンキュー」の運動を立ち上げてきた伊藤さんは、「医者になって30年、貧困と格差の広がりのなかで日本の姿が変わってきている。受診料が払えない人が増えているのが苦しい。安全・安心の日本を取り戻したい。浅野さんの飾り気のない頼もしい人柄に触れて安心して託せると思った」と大変励まされる訴えでした。


浅野候補は「3人の子どもの母親として必ず戦争法は廃止させる。木更津をオスプレイの出撃拠点にはしない」と訴え。椎葉候補は公示日の経験も踏まえて「千葉ではママの会の方が応援してくれ、神奈川では生活の党の国会議員が日本共産党の応援演説に立った。山梨では民進党の岡田代表と日本共産党の県委員長が一緒に並んで訴えた。3県を巡って、どこでも野党共闘が発展している。市民の力で戦争法廃止を。若者の未来をひらく政治を」と気迫を込めました。


そして志位さん。「野党共闘は日本の未来をひらく希望。日米同盟を『血の同盟』と言い、憲法改悪を正面から語らず選挙が終わったら一気にやろうという安倍政権は絶対に許されない。日本共産党をのばして退陣に追い込もう」とすっきり。憲法でも経済でも訴えは明瞭です。どれだけ幅広い人たちと対話できるかがカギですね。


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演説会後、新検見川の寺尾事務所でふみネエ推し隊@mihama主催による憲法学習会。テーマは「自民党改憲草案と緊急事態条項」、講師は千葉中央法律事務所の島貫美穂子弁護士です。憲法とはそもそも何か、緊急事態条項の何が危険か、とってもわかりやすい語り口でこちらもすっきりはっきりとつかめました。


安倍政権のやり方は、まさに「ナチスに学べ」です。内閣が自らの判断に基づいて緊急事態を宣言し、罰則付きの法律と同じ効力を持つ政令を出すことができ、緊急事態の終了を宣言するのも内閣です。その間衆議院も解散できず、国会はまったく関与しません。まさに独裁への道です。世界一民主的な憲法と呼ばれたワイマール憲法のもとでナチスの独裁体制への道を開いた「全権委任法」と緊急事態条項の類似性も指摘されました。


幅広い人たちと対話を広げるうえで力になる演説会と学習会でした。さあどんどん広げましょう!

参議院選挙が公示されました!

参議院選挙公示!


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千葉駅前の第一声で声援にこたえる、(左から)斉藤和子衆院議員、浅野ふみ子千葉選挙区候補、椎葉かずゆき比例代表候補


500人の聴衆が見守った千葉駅前の第一声で浅野ふみ子千葉選挙区候補、椎葉かずゆき比例代表候補がそろって気迫の訴えを行ないました。私は司会を務めましたが、思えば2人との付き合いも20年になります。学生時代からともに活動してきた椎葉候補、民青の県委員長としてずっとお世話になった浅野候補、人生をかけてたたかう2人を何としても国会に送りたい。


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訴える安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さん


斉藤和子衆院議員も駆けつけ応援演説。安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さんは「一番大切なのは人の命だということを知っているふみ子さんを国会へ」と胸に染みる訴えをしてくれました。


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幕張イトーヨーカドー前での花見川区第一声


その後、11時50分からは幕張イトーヨーカドー前で花見川区としての第一声。中村きみえ市議も合流して訴えました。


今日から18日間は文字通り日本の未来を左右するたたかいです。安倍首相は自分に都合のいい数字ばかりを並べ立て、破たんしたアベノミクスにしがみついています。同時に「民進党と共産党の連合に負けるわけにはいかない」と敵意をむき出しにしています。しかしそもそも野党共闘を実現させたのは主権者・国民の声と運動です。安倍首相がもっとも恐れているのはこの世論でしょう。


憲法を守り、命とくらしを守り、国民の声が届くまともな政治を実現するために、絶対に勝ち抜かなくてはなりません。明日は午後6時から津田沼駅前で志位委員長が訴えます。「安倍政権は怖い、でも野党共闘や共産党にどこまで期待していいのか」という方にこそぜひ来ていただきたいと思います。


さらに演説会後、午後7時半からは新検見川の寺尾事務所で「自民党改憲案の『緊急事態条項』とは!」という学習会も開かれます。講師は各地でこの問題について訴え大好評の千葉中央法律事務所・島貫美穂子弁護士、主催はふみネエ推し隊@mihamaです。どなたでも大歓迎、参加お待ちしています!

明日は参議院選挙の公示-6月定例千葉県議会が閉会しました

6月定例千葉県議会は今日が最終日。日本共産党県議団を代表して議案・請願についての討論に登壇しました。


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その後、採決が行われ、県レベルでは全国7番目、ろう者のみなさんが待ち望んでいた「千葉県手話言語条例」が成立しました。また議長・副議長も新たに選出され、常任委員会の構成も変わりました。


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県議会が閉会し、明日からいよいよ参議院選挙の公示です。日本共産党は午前10時から千葉駅クリスタルドーム前で、浅野ふみ子千葉選挙区候補、椎葉かずゆき比例候補が第一声を行ないます。斉藤和子衆院議員、安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さんも応援の訴え。歴史的な参議院選挙のスタート、ぜひ千葉駅にお越しください。


今日行なった討論は以下の通りです。


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日本共産党を代表して議案・請願の主なものについて討論を行います。


議案第6号から第8号は、保育所、認定こども園、幼保連携型認定こども園のそれぞれで、職員の配置基準について資格要件を緩和しようというものです。深刻化する保育士不足への対応として、朝夕など子どもが少ない時間帯や加配人員については、保育士などの資格がなくても配置できるようにするとしています。しかし最低基準というのは文字通り最低限守らなければならない基準であり、簡単に引き下げてよいものではありません。たとえば保育所で常時2人以上の保育士の配置を求めているのは、子どもに事故があったり保護者への対応などに1人が関わっている間にも、もう一人の保育士によって保育の質を確保するためです。保育士配置が3分の1でよい認可外施設では、死亡事故の発生率は認可保育所の60倍に上るという指摘もあります。事は子どもの命がかかった問題です。保育士の専門性を否定し、保育の質を犠牲にする規制緩和は絶対にやめるべきです。よって議案第6号から第8号に強く反対いたします。


発議案第1号は「千葉県手話言語等の普及の促進に関する条例」、いわゆる手話言語条例を制定しようとするものであり、これに異論をとなえるものではありません。ろう者のみなさんにとって、手話が言語として認められることは画期的なことであり、社会的に差別を受けることなく暮らせる環境をつくるうえで大きな役割を果たすものです。それだけに県の役割と責任はきわめて重要です。鳥取県ではろう者団体のみなさんも加わる「手話施策推進協議会」を設置し、手話等の普及・促進に向けた計画を推進するための手立てを講じています。また手話通訳者や要約筆記者などの養成と処遇の改善、それらを含む手話施策の推進のための財政上の措置など、県の責任を明確にすべきことを申し添え、発議案第1号に賛成いたします。


次に請願についてです。


請願第38号は、松戸市内で進められているパチンコ店出店計画に対して、子どもと住環境を守り安全安心、活気ある街づくりを求めるものです。特に請願項目1では、「住民や市民との十分な協議や理解のないまま、営業許可を下ろさないこと」を求めており、きわめて重要です。住民のみなさんはこの事業者に対する不信が募っています。事業者による住民説明会では、看板の大きさ、ネオンの明るさ、外観の詳細についても説明がなく、後日送られてきたのはまったく別の店の外観図でした。また5階建てとされた計画がいつのまにか6階建てに変更されていました。さらに重大な疑義がある風営法上の営業距離規制について、事業者は「警察と事前に相談しており、規制はクリアしている」と説明しているのに、警察本部長は「事業者と事前に協議することはありません」と答弁するなど、双方の言い分が食い違ったまま建設工事を着工しています。これでは到底納得できるわけがありません。本請願の全項目を採択し、住民の理解と納得を大前提にすべきです。


請願第39号から第41号は、保育料の低減化、保育士の処遇改善、公立保育所運営費等の一般財源化を廃止し直接補助制度に戻すことについて、それぞれ意見書の提出を求めるものです。県内の保育士登録者数は約54000人、そのうち保育士として働いているのは約14000人であり、いわゆる潜在保育士が約40000人も存在しています。なぜ潜在保育士のみなさんが資格を持ちながら保育士として働かないのか、理由ははっきりしています。保育士の転職・就職支援を行うインターネットサイト「保育士バンク!」が今年1月に行なった潜在保育士への調査によれば、全体の9割以上が保育士としての仕事に「やりがいを感じていた」と答えているにも関わらず、退職した理由の1位は「お給料が安かったから」というものです。何が改善されればもう一度保育士として働こうと思うかという質問にも「お給料」と答えた人が82.9%と断トツに多く、2位が「就業時間」で62.8%でした。復帰できない要因が低賃金と過酷な労働条件にあることは明らかであり、ここに手を打たなければ保育士不足は解消しません。全産業平均で月額10万円も低いと言われている保育士の賃金を抜本的に引き上げることが必要です。
また待機児童の解消のためには公立保育所の拡充が決定的です。2004年から行われた公立保育所の運営費・整備費の一般財源化によって、公立保育所の廃止や民営化が進められ減少の一途をたどってきました。県内でも2006年からの10年間で公立保育所の定員数は1121人も減少し、待機児童の解消に逆行する事態になっています。病気や障害を持つ児童を広く受け入れてきた公立保育所の役割はとりわけ重要であり、いっそうの拡充こそ求められています。本請願の採択を求めます。


請願第42号は就学援助制度の拡充を求めるものです。子どもの貧困が深刻化するなかで就学援助制度の役割はますます大きくなっています。ところが貧困世帯にとって小学校・中学校への入学時の支出が大変な負担になっているにも関わらず、多くの自治体では入学準備金が入学前に支給されません。入学時には制服代や体操服など、まとまった出費があるのは当然であり、「せめて入学準備金は入学前に支給してほしい」というのは当然の願いです。福岡市では就学前健康診断や、市の広報、ホームページなどで就学援助制度についてお知らせし、3月に準備金が支給されるシステムにしています。これは特別な予算も必要なく、各市町村に働きかけることで改善は可能です。よって本請願を採択するよう求めます。


請願第45号は、中小業者の家族従業者の働き分を必要経費と認めない所得税法56条廃止の意見書の提出を求めるものです。所得税法56条をめぐって今年3月7日に出された国連女性差別撤廃委員会の総括所見では、「所得税法が個人事業者や農業従事者の配偶者や家族の所得を必要経費と認めておらず、女性の経済的自立を妨げていることを強く懸念する」、「家族経営における女性の労働を認めるよう所得税法の見直しを検討するよう求める」と述べられています。また千葉県税理士会が3月に明らかにした「平成29年度税制改正に関する意見書」でも、「社会の構造、就業形態、家族のあり方までもが著しい変化を遂げている」と所得税法56条の廃止を求めています。これ以上、所得税法56条の廃止を先延ばしすることは許されません。中小業者支援のためにも速やかに請願を採択するよう求め、以上で討論を終わります。

明るい会の県要請行動に参加しました

6月議会閉会日を翌日に控え、今日は「憲法が生きる明るい千葉県をつくる会」(明るい会)が毎議会ごとに行なっている県への要請行動に同席しました。


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今回の要請項目は①木更津市へのオスプレイ定期整備拠点化計画撤回を国に申し入れること、成田空港の軍事利用は許されないとした1972年の取極書を遵守すること、②教育への政治介入をやめること、高校生の政治活動については憲法と子どもの権利条約に則り最大限保障すること、③県内学校給食の食材については、輸入品を抑え千葉県産の農畜産物等を利用すること、④公契約条例や住宅リフォーム助成制度を確立すること、また労務単価引き上げ効果が現場労働者に反映されるよう行政指導すること、⑤JFEスチール東日本製鉄所千葉地区、新日鉄住金君津製鉄所、住友化学千葉工場で続発している死亡事故について、安全配慮義務を遵守するよう行政指導すること、の5点で す。


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「オスプレイの整備拠点化計画については騒音調査が突如中止になり、その後は住民に対して何も説明されていない。成田空港には米軍のチャーター便が入ってきてそこから横田基地に行っている。イラク派兵の際に武器・弾薬が運ばれた問題とあわせて明らかに軍事利用だ」と質しましたが、県は「オスプレイの安全対策は申し入れている。成田空港は取極書に反する事態は起こっていないと認識している」と相変わらずの無責任な回答に終始しました。建設労働者の問題では、設計労務単価が引き上げられたものの、大工でも23900円の労務単価に対して千葉土建の実態調査では17000円足らずだという実態も明らかになりました。名だたる大企業で死亡事故が続発している問題 でも「法令遵守に関する指導は一義的には労基署」と他人ごとのような回答。真剣に検討するよう厳しく求めました。


沖縄県民集会


沖縄では昨日、65000人が結集して海兵隊の撤退を求める県民集会が開かれました。もうこれ以上、沖縄の声を無視することは許されません。参議院選挙で審判を下しましょう。


そして参院選公示翌日の23日夜6時からはJR津田沼駅前で日本共産党街頭演説会、志位和夫委員長が訴えます。安倍首相は野党共闘を執拗に攻撃していますが、国民的な大義に立った共同はそんなことでは崩れません。逆にそれだけ恐れている証拠でしょう。がんばれば必ず勝利できる選挙、ぜひ津田沼で熱く燃えましょう~。

千葉土建千葉支部定期大会、民青学習会で訴えました

参院選公示前ラストサンデー!


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午前中は千葉土建千葉支部第46回定期大会。野本信正千葉市議団長とともに日本共産党を代表して来賓挨拶しました。公共工事設計労務単価は4年連続で引き上げられ、全職種平均で17704円へと34.7%もアップ。しかし下請労働者にまでゆきとどいていません。ここでもトリクルダウンの破たんが明らかです。「まともな仕事をよこせ、賃金上げろ、そして建設労働者を二度と戦場に送るなという声を参議院選挙で突きつけましょう!」と訴えました。


いっしょに参加していた民進党の奥野総一郎衆院議員は「参議院で与党に3分の2を取らせてはいけない。共産党も議席獲得の勢いがある。千葉選挙区は少なくとも野党で2議席、できれば3議席を」と挨拶。びっくりしましたがこれも野党共闘の発展の反映でしょうか。


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そして午後、民青中部地区委員会主催の学習会「選挙前、世界一受けたい授業」でゲストとして若者が選挙に行く意味についてお話ししました。ちょうど今日、18歳選挙権が施行されましたが会場には19歳の大学生の姿もありました。


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「ブラックバイトに苦しめられていた高校生が労働組合をつくって立ち上がり、厚労省が実態調査と対策に乗り出した。同時に、前回の参院選で日本共産党が躍進し国会にブラック企業規制法案を提出したことで、悪質な企業名を公表するなど政治を動かしている。自分の生活や将来をどうしたいのかという視点で選挙をとらえてほしい」という角度で訴えましたが、予定していた時間をオーバーし、寄せられた質問に答えきれなかったのは反省です。


それでも「戦争法ってなんですか?」と質問を寄せてくれた大学生と引き続いて話しあい、最後は民青の仲間に加わってくれました。「憲法について学びたい」という彼の真面目な思いに深く感動。若者のエネルギーはすごいです。若者の願いを踏みにじる政治は何としても転換しなければいけません。

千葉県社保協定期総会でご挨拶、ふみフェスは大成功でした!

暑く、熱い一日。参院選公示を来週に控え、午前中はもりた真弓市議らと花見川団地で訪問活動。党員や後援会員のみなさんに支援をお願いして回りました。


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午後は社会保障推進千葉県協議会(千葉県社保協)第22回定期総会で来賓としてご挨拶。「軍事費を削って社会保障へまわせ」と訴えました。というのも、総会の第1部ではドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」を上映。アメリカ出身・日本在住のリラン・バクレー監督がいわゆる「思いやり予算」を含む年間8911億円の在日米軍駐留経費のおかしさを告発、米兵用の豪華な住宅や学校、プールやボウリング場、マクドナルドまで日本の税金で負担している実態について「日本人やアメリカ人に伝えなければ」と作成した映画ですがこれ、本当に必見です。6月30日には船橋市で上映会が行なわれるそうです。


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その後は急いで千葉市中央公園に向かい、途中からでしたが日本共産党・浅野ふみ子千葉選挙区予定候補の選挙フェス「ふみフェス」に参加しました。ステージ上では斉藤和子衆院議員、椎葉かずゆき比例予定候補も勢ぞろいしてトークセッション。公園内にはふみネエ推し隊のみなさんをはじめとする多彩な出店、「ふみ子スペシャル」「和子スペシャル」「椎葉スペシャル」などのスペシャルカクテルを提供するカフェバーJCPもオープン。「選挙は大人のお祭りだ!」というキャッチコピーにふさわしく、画期的に楽しい催しでした。


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夕方の会議で一度抜けましたが、最後はふみフェスアフター企画の「ソウルフルパーティー」へ。房州AKBのパフォーマンスで盛り上がり、柳真一郎さんの美しいクラシックギターの音色に酔いしれました。参加されているみなさんのパワーはとにかくすごい!そのパワーを正面から受け止めてがんばる浅野さん、椎葉候補とともに何としても国会へ送り出そう!

明日はふみフェス!

今朝は新検見川駅で中村きみえ市議と宣伝した後、すぐにさつきが丘の朝市宣伝へ。いずれも来週はもう拡声器を使えないので参院選公示前の貴重な宣伝の機会です。


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その後は議員団会議。21日の県議会閉会日に向けて相談しました。閉会日は議案・請願についての討論に私が登壇します。


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夕方はミドルス民医連有志JCP後援会のみなさんとのミニつどいへ。中堅世代の民医連職員のみなさんが日本共産党後援会を結成し、つどいに招いてくれました。ふだんは医療の現場で様々な矛盾にぶつかっている方々ですが、「自分たちのできることをやっていこう」と前向きな声が出されました。「人数が少なくてごめんね~」とも言われましたが、とんでもない。こうした場を持つことが本当に貴重です。みんなで励ましあって一歩ずつ選挙に関わっていきたいですね。


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明日はいよいよ画期的な催し、「ふみフェス」が行なわれます。浅野ふみ子千葉選挙区予定候補、椎葉かずゆき比例予定候補、斉藤和子衆院議員がそろい踏み。楽しい企画ももりだくさんです。ぜひこぞって参加していただきたい。午後2時から千葉市中央公園です!

千葉県議会健康福祉常任委員会が開かれました

今日は千葉県議会健康福祉常任委員会。議案9件、発議案1件、請願4件、意見書7件の審議、さらに一般質問と朝から夕方までみっちりやってとっても疲れましたが、今日は大学生のみなさんが傍聴に来てくれました。励まされましたね~。


議案審議で大きな問題になったのは、国の省令改正による保育所や認定こども園の最低基準の引き下げ。保育士不足の解消のために、①朝夕など子どもが少ない時間帯では最低2人の保育士のうち1人は保育士資格を持たなくてもよいものとする、②配置基準を超えて配置する保育士については保育士資格を持たなくてよいものとする、③全体の3分の1を超えない範囲で保育士などのかわりに小学校教諭や養護教諭を配置することを可能にする、というものです。保育士資格がなくても「保育士と同等の知識と経験を有する」と知事が認めたものであればよいということですが、危険な規制緩和です。


昨年1年間で保育施設での死亡事故は14件起こっていますが、そのうち9件は保育士の配置基準が緩和されている認可外施設で起こったものです。この3月にも保育士資格を持たない職員が保育をしていた東京の認可外施設で1歳児がうつぶせ寝によって死亡する事故が起こりました。


保護者は「預けられればどこでもいい、見てくれれば誰でもいい」と思っているわけではありません。保育士の専門性を否定し、保育の質を犠牲にする最低基準の引き下げはやめるべきだと訴えましたが、自民・公明などの賛成によって可決されました。


一方で議員発議で提案された「千葉県手話言語条例」は全員一致で可決されました。手話を言語として位置づけ、手話の普及・促進、手話通訳者等の養成と処遇改善などに県が責任を負うことを定めるものです。


県立がんセンターでは不正請求と判断された診療報酬約19億円を自主返還することが決まるなど、県の医療行政、健康福祉行政は課題が山積みです。他にも様々な問題について県の姿勢をただしましたが、まともな声が通るような県議会に早くしたいものです。

参議院選挙の投票日まで1ヶ月を切りました

今日は暑い一日でした。朝一番は第58回千葉市消防団消防操法大会に来賓として参加。千葉市内で774人いる消防団員のみなさん。仕事を持ちながらの活動は大変ですが、最近は女性消防団員も増えています。待遇改善や消防団の民主的発展も課題です。


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千葉市消防団操法大会で


その後は宮野木台地域でもりた真弓市議や地域のみなさんと訪問活動。そしてお昼からは長作・作新台地域後援会「春駒会」のつどい。3・11をきっかけに反原発運動に関わり、駅で一人でチラシをまいていたという40代の男性が初めて参加してくれるなど貴重な出会いもありました。「政治に関心はなかったが震災と原発事故をきっかけに無関係ではいられないとわかった。みなさんと気持ちは同じです」という言葉に勇気100倍です。みんなで力をあわせて選挙勝利にがんばろうと決意を固めあいました。


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長作・作新台地域後援会のつどいで記念撮影


参議院選挙の投票日まで1ヶ月を切りました。さらに気合を入れていきます。

第7回「まあぶる寄席」で大笑い

今回も大笑いさせていただきました。


花見川区日本共産党後援会主催の落語会「まあぶる寄席」は今回が7回目です。思えば3年前の参議院選挙の直前にスタートしたこの落語会、第1回目に参加した時は自分自身が参議院選挙の候補者でした。そこから日本共産党の選挙での前進・躍進が続き、県議会議員の議席も無事に引き継ぐことができました。まあぶる寄席席亭である小松実前県議から席亭を引き継ぐこともひそかに狙っています。


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縁起の良いまあぶる寄席は今回も毎度おなじみの4人が会場を爆笑の渦に巻き込みました。まず最初は久寿里菊之助さんの「饅頭こわい」。落語では定番の演目ですが、思わずクスッと笑ってしまいます。


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次は三遊亭金一さんの「転失気(てんしき)」。転失気とは何か。知らないのに知ったふりをすることで話がとんでもない方向に展開していきます。見栄と勘違いが生み出す笑いにお腹を抱えました。


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続いて久寿里菊之助さんと河内屋るぱんさんの漫才コンビ「るうきく」が2回目の登場。今回は海外旅行に行ったお話。テンポの良い漫才で会場を沸かせました。


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仲入りを挟んでめずらし家芝楽さんの「祇園祭」。江戸っ子と京都人のお祭り自慢からいつのまにかお互いのけなしあいに…。意地とプライドがぶつかり合いますがその様子がなんともおかしい。


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トリは河内屋るぱんさんの「川柳は心のウサの吹きだまり」。サラリーマン川柳で表現される夫婦や家族の悲喜こもごも。言いたいことがあってもなかなか直接は言えないものです。


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私も冒頭にあいさつし、先ごろ人気番組・笑点の司会を交代した桂歌丸さんのお話をさせていただきました。終戦時に9歳だった歌丸さん。「人を笑わせることが一番難しい。人間にとって一番肝心な笑いがないのが、戦争をしているところ」「戦争の『せ』の字もしてもらいたくないですよね。あんな思いなんか二度としたくないし、させたくない」と平和への思いを熱く語ります。廓話(くるわばなし)など戦争中に禁止された「禁演落語」のような時代を二度と繰り返さないための取り組みも行っています。この間、「しんぶん赤旗」にも何度も登場しました。


戦争の不安に脅えることなく心の底から大笑いできる世の中をつくっていくためにも、参議院選挙で日本共産党の躍進を。笑いをパワーに変えてがんばります。

日本共産党が参議院選挙政策を発表-明日のまあぶる寄席にもぜひお越しください!

蒸し暑い今朝は久しぶりにさつきが丘の朝市宣伝に参加。参議院選挙を目前にして多くの方から声をかけられます。


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注目度が高まるなか日本共産党は参議院選挙政策「力あわせ、未来ひらく」を発表しました(http://www.jcp.or.jp/web_policy/…/06/2016-sanin-seisaku.html)。ぜひご一読ください。


まあぶる寄席チラシ


そして明日はお待ちかねの「まあぶる寄席」です。花見川区日本共産党後援会主催の落語会は今回も爆笑間違いなし。おなじみの4人の落語に加えて今回も漫才コンビ「るうきく」が登場します。午後2時から幕張の千葉健生病院横レストランまあぶるです。木戸銭500円。参議院選挙に向けて大笑いしましょう~。

千葉県議会は来週から常任委員会が始まります

千葉県議会は今日で本会議質疑が終了。来週からは常任委員会が始まります。


所属する健康福祉常任委員会は16日です。付託される議案は次の9本です。


議案3号「千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
議案5号「民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について」
議案6号「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」 議案7号「認定こども園の認定の要件を定める条例の一部を改正する条例の制定について」
議案8号「幼保連携型認定こども園の学級の編成、職員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」
議案9号「千葉県千葉リハビリテーションセンター設置管理条例の一部を改正する条例の制定について」
議案10号「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」
議案11号「旅館業法施行条例の一部を改正する条例の制定について」
議案21号「財産の処分について」


さらに今回は発議案として「千葉県手話言語条例」が議員発議で提案されます。その他に重要な請願の審査もあります。しっかり準備して臨みたいと思います。

労働者後援会のみなさんと県庁前宣伝-6月18日の「ふみフェス」にぜひ!

今朝は日本共産党千葉県労働者後援会のみなさんとともに県庁前宣伝。出勤する県職員のみなさんに浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補の新しいチラシを配布しました。


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東京新聞でも「議席獲得に現実味」と紹介された浅野候補。参議院選挙を目前にさすがに関心が高まってきたのか1時間で520枚ものチラシがなくなりました。すごい!


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6月18日(土)には選挙イベント「ふみフェス」も開かれます。これもこの間にない画期的な催しです。各後援会とふみネエ推し隊による多彩な出店や「カフェバーJCP」、魅力的なステージプログラム。斉藤和子衆院議員、椎葉かずゆき参院比例予定候補もそろって出演します。午後2時から千葉市中央公園でスタート。ぜひご参加を!

四街道市の生活保護についての掲示が撤去されました

千葉県議会は先週に引き続き本会議での一般質問が続いています。


本会議後に控室でNHKニュースを見ていたら四街道市の生活保護の話題が。5月24日に千葉県生活と健康を守る会(生健会)として行なった県交渉の席でも出された「生活保護受給者の皆様へ」と題する掲示についてです(写真)。


四街道


生活保護受給者に対して「皆様の一部の方に、このお金を過度な飲酒や遊興費(特にパチンコやパチスロ等)に浪費している方が見受けられます」「福祉事務所からの再三の指導指示にも拘わらず、生活の維持・向上のために生活保護費の適正な支出がみられない場合には、生活保護の停止や廃止といった措置を講じなければならない場合もあります」と呼びかけるこの掲示。四街道市の生活保護担当課の窓口に約6年間に渡って掲示されていましたが、「誤解を招きかねない内容」ということで撤去されました。あまりにも当然です。


言うまでもなく生活保護法には飲酒やギャンブルを禁じる直接の規定はなく、生活保護費は本人の裁量で使えるものです。生健会の小泉三男事務局長は、千葉日報の取材に対して「過度の飲酒やパチンコは依存症の可能性があり、該当者がいれば個々に医療関係者などと連携しながら改善を目指すべき問題」「掲示による『見せしめ』は行政と受給者の信頼関係を失わせる上、保護を受けるべき人が申請をためらうなどの萎縮にもつながりかねない」と指摘しています。


憲法25条に基づく生存権を保障する最後の砦として、行政は生活保護受給者に寄り添う立場で対応することこそ求められています。各地の状況を引き続き注視していきたいと思います。

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