寺尾さとしのブログ

日本共産党元千葉県議会議員・寺尾さとしのブログです。日々の出来事、出会った人の声、感じたことなど発信していきます。お気軽にお付き合いください。

2016年03月

<プロフィール>
1976年静岡県静岡市生まれ。民青同盟千葉県委員会勤務を経て、日本共産党元千葉県議会議員。市民と野党の共闘で自公政権を終わらせ、国民・県民の声が届く政治を実現するために日々奔走中です!

今週も花見川区革新懇の戦争法廃止署名宣伝を行ないました

今週も花見川区革新懇として木曜夕方の戦争法廃止2000万人署名宣伝活動。だいぶ暖かくなってきて気持ちよく宣伝できますね。今日は新検見川駅で取り組み10人の参加で24筆でした。「もうやったよ~」と言いながら通り過ぎる人が何人もいました。


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テレビ・マスコミでも報道されていますが、2013年、アフリカ・南スーダンにPKOとして派遣されている自衛隊の宿営地に銃弾が「着弾」していたことも訴えました。こんな状況で自衛隊が武器を使った「安全確保業務」や「駆けつけ警護」をやれば間違いなく戦争です。


立ち止まって署名をしてくれたものの「でももう決まっちゃったんでしょ?」と言う人も。「とんでもない、誰もあきらめていませんよ。2000万人の署名を集めれば選挙でひっくり返せるんです」と話すと「なるほど、がんばって」と励まされました。


一つひとつの対話の積み重ねが大切ですね。

4月23日は九条の会・千葉地方議員ネットワーク主催の金子勝さん講演会です

今日の夜は九条の会・千葉地方議員ネットワークの打ち合わせでした。九条議員ネットは、憲法9条を守ろうと結成された都道府県レベルでは初めての超党派議員ネットワークです。昨年結成10周年を迎えました。


4月23日、九条の会・ちばけんとともに「私たちが止める戦争への道」と題する講演会を行ないます。ゲストはテレビでもおなじみの金子勝・慶応大学教授です。さらにゲストとしてSEALDsと安保関連法に反対するママの会@ちばのみなさんも交えてパネルディスカッションも行います。戦争法廃止2000万人署名の達成に向けてラストスパートの時期に開かれるこの企画、ぜひ多くのみなさんにお越しいただければと思います。


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●金子勝さんに聞く戦争とお金の話「私たちが止める戦争への道」
日時:4月23日(土)13:30~16:00
場所:船橋市民文化ホール(JR船橋駅から徒歩7分、京成船橋駅から徒歩5分)
入場料:500円(チケットあり)
※どなたでも参加できます
チケットお問い合わせ:九条の会・ちばけん043-236-0660(野口)/九条の会・千葉地方議員ネットワーク047-444-5262(津久井)

何としても2000万人署名達成へ-戦争法廃止!花見川区民の会主催の学習のつどいが開かれました

今日の午前0時、安保法制・戦争法が施行されました。国会前には多くの人が詰めかけ「戦争法廃止」の声を上げました。


圧倒的多数の国民が反対し憲法違反が明白な戦争法だけは絶対に廃止しなければならない、そのために2000万人署名を必ず達成しようということで、戦争法廃止!花見川区民の会として学習のつどいを開きました。


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講演する小森陽一さん

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千葉合唱団によるオープニング


講演したのは九条の会事務局長で東京大学大学院教授の小森陽一さん。千葉合唱団によるオープニングでは、小森さんのお母さんである小森香子さんが作詞した「青い空は」もアンコールで披露されました。


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安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さん

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日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補

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民進党の小西ひろゆき参議院議員


さらに安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さんとともに、日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補と民進党の小西ひろゆき参議院議員がそろって挨拶したことも画期的でした。それぞれが本当に素晴らしい挨拶でした。


そして小森さん。「安倍首相はなぜいまになって改憲を言い出しているのか、そのことの意味を考えてほしい」というところから話を始めました。国民の反対を押し切って戦争法を成立させたけれどもさらに大きく広がる運動のもとで戦争法を具体化できていない、使わせていないということに確信を持とうということです。


昨年9月の強行採決直前の産経新聞の世論調査で、「安保法制に関する何らかの運動に参加したことがある人」は3.5%だったということも紹介されました。「少ないように見えるが有権者1億人の3.5%は350万人。さらに何かのきっかけがあれば運動に参加してみたいという人は17.4%もいた。この人たちに2000万人署名で働きかければ行動する2000万人になる。そういう運動なんです」という訴えは大きな励ましでした。


また憲法9条、特に軍隊を持たないという2項が最大の歯止めになって戦争を阻止してきたこと、そして「私たちは草の根の運動で第一次安倍政権を引きずり下ろした経験がある」という話にも勇気づけられました。2004年、当初はマスコミもまったく注目しないなか九条の会が発足。イラク戦争真っ只中の当時は、毎日新聞の世論調査でも6割を超える人が「憲法を変えるべき」だと答えていました。そこから粘り強く運動を広げ、「変えない方がいい」という声が毎年増え続けるなかで2007年の参院選を経て安倍政権が退陣に追い込まれます。


憲法9条をなきものにしようという勢力と戦争を許さない勢力との激しいせめぎあいのなかで現在の局面があり、2000万人署名の帰すうがその最大の焦点だということが深く胸に落ちました。


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行動提起する日本共産党の中村きみえ市議会議員


最後に区民の会発起人の一人でもある中村きみえ市議が行動提起。2000万人署名をやりきって国民の力で安倍政権を政権から退陣に追い込むために大きな力になる学習のつどいでした。小森さん、関係者のみなさん、ありがとうございました。

参議院予算委員会で辰巳議員がブラックバイト問題を取り上げました

今日の参議院予算委員会で辰巳孝太郎議員がブラックバイト問題を取り上げました。

私も2月の県議会代表質問でこの問題を取り上げましたが、これでもかというくらいのブラックバイトの違法・無法な実態の告発に対して、さすがに安倍首相や塩崎厚労相も「許されない」と答弁せざるを得ませんでした。

コンビニ最大手セブンイレブンでは、1分単位で残業代をつけられないように本部がシステムをつくっていました。莫大な利益を上げている大企業が足元で堂々と法律違反を行なっているなど絶対に許せません。

何度でも言いますが、ブラック企業・ブラックバイトは放置すれば日本社会の未来がない深刻な問題です。国会で正面から取り上げたことの意味は本当に大きい。辰巳さんのフェイスブックからシェアします。



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予算委員会でブラックバイトの賃金不払い問題を取り上げました。

使用者は賃金を1分単位で計算し支払う必要があるのですが(意外に知られていない!)業界最大手のセブンイレブンが15分未満は切り捨てて賃金計算する勤務管理システムを使っていることを暴露しました。「違法行為」システムを各店舗に使わせていたのです。


従業員が自分のバーコードをコンピューターにかざすと「出勤スキャン時刻」として1分単位の正確な時刻が表示されます。ところが「始業時刻」としては15分未満を切り上げたものが自動的に入力されます。同様に「退勤スキャン時刻」は正確な1分単位の時刻が表示されますが、「終業時刻」としては15分未満が切り捨てられたものが自動的に記録されます。結果「実労働時間」は1分ではなく15分単位のキリのいい時間となり、実際よりも少なく賃金計算されることになります。


さすがの安倍首相も「違法行為は発生していることは極めて重大な問題だ」と答弁しました。

さらに問題はセブンイレブン本社が「従業員労務管理の手引き」で「効率的な業務を実現するため、就労は15分単位を基本」と違法行為を基本と位置づけていることです。賃金泥棒の主犯はセブン本社だったのです。おそらく店舗オーナーの多くは違法行為に加担しているとは思っていなかったでしょう。

今回は搾取されるアルバイト学生を取り上げ、フランチャイズ契約の問題は時間の制限でできませんでした。

調べていて分かったのはセブンイレブンの異常なくらいの高収益を称える記事は数多あるものの、契約の圧倒的な不平等、店舗オーナーが借金を重ね辞めたくても辞めれない、不当に高いロイヤリティーの支払い、バイトが集まらず連日の夜勤で過労死寸前になっているなど、フランチャイズの問題に切り込んでいる記事はほとんどないこと。次回はフランチャイズの問題も取り上げて頑張ります!

チビ達も大阪で応援してくれたみたいです!
「No More 賃金泥棒!」

盗聴法大改悪にストップを!学習会に参加しました

この法案も絶対に阻止しなければいけません。


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今日の午前中は秘密保護法を廃止させる千葉の会主催の学習会でした。テーマは「盗聴法を含む刑事訴訟法等の改悪について」。講師は日本共産党衆議院法務委員の清水忠史議員です。安倍政権は昨年、盗聴法改悪と司法取引制度の導入などを柱とする刑事訴訟法等の一部改正案を衆議院で通過させました。戦争法と表裏一体のこの法案は参議院に送られましたが、期限内に成立せず継続審議になりました。


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そもそも盗聴法は「通信の秘密を侵してはならない」という憲法21条違反の法律です。1999年に強行された盗聴法(通信傍受法)によって警察が行なった盗聴回数は2014年度までに実に87814件。ところがそのうち実際に犯罪に関連していたのは13499件、盗聴したうちの85%は犯罪と無関係だったのです。


その反省も抜きに安倍政権はさらなる改悪を狙っています。その内容は、①盗聴の対象犯罪を「組織的殺人」「銃器」「薬物」「集団密航」という重大犯罪だけでなく、「詐欺」「窃盗」「恐喝」「児童ポルノ所持」という一般犯罪まで拡大、②電話だけでなくフェイスブック、LINE、ツイッターなどのSNSの盗み見も可能に、③現行法で義務付けられている通信事業者の立会いを廃止、などです。刑訴法では一部の重大犯罪に限り警察の取り調べの可視化を盛り込みますが、それと引き換えに寒々とした国民監視社会をつくろうというのです。


清水議員は日本政府や警察が参考にしているイタリアの現状についても報告しました。マフィアの犯罪防止のために日常的に広く盗聴が行なわれているイタリアと、戦前の特高警察の歴史にまともな反省もせず、労働組合が許されないなど警察の民主化も進んでいない日本とはまったく背景が違います。


1986年、日本共産党の緒方靖夫国際部長(当時)の自宅が神奈川県警職員によって盗聴されていたことが発覚しました。警察の組織的犯罪は司法によって断罪され、国に損害賠償の支払いを命ずる判決が確定しています。ところが警察庁は国会その他の公の場で、「警察として過去に違法な盗聴を行なったことはない」と明言し、反省しないばかりかその事実すら認めようとしません。そうした体質を持つ警察に自由勝手に国民を監視させる権限を与えるなど絶対に許されません。


戦争法廃止の運動とあわせて、秘密保護法と盗聴法という民主主義・人権破壊の悪法を葬り去るために、幅広いみなさんと力をあわせたいです。


午後は長作地域で訪問活動。訴えに気合が入りました。

浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補の事務所開き「開花宣言!2016」が開かれました

日本共産党・浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補の事務所開き「浅野ふみ子開花宣言!2016」が華やかに開かれました!


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決意表明する浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補


ちなみに事務所開きの前の時間は党と後援会の決起集会。中央委員会の大幡基夫さんが選挙勝利の展望を語り、各後援会のみなさんから決意表明がありました。


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党と後援会の決起集会で講演する大幡基夫さん


そして司会を務めた事務所開き第1部。いろいろな意味でかつてない内容になりました。ママの会、ミナちば、未来を決める千葉の会、ミドルズ…従来の枠を大きく超える来賓のみなさんの挨拶はどれも感動的でした。「政治を私たち国民の手に」と題したDVDの上映にも心揺さぶられました。


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レイラぽぴいのみなさんによる浅野ふみ子の公開メイクアップ講座


事務所開き第2部のふみネエ推し隊企画はさらにバラエティ豊か。房州AKBのパフォーマンスから始まり、公開メイクアップ講座、議員・候補者座談会、ジャズライブとあっという間に時間が過ぎていきました。斉藤和子衆院議員も駆けつけ、椎葉かずゆき比例予定候補もあわせて最後はみんなでコール。


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贅沢な時間が流れたジャズライブ


必ず国会へ送り出そうという決意を固めあう事務所開きになったと思います。参加されたみなさん、関係者・ふみネエ推し隊のみなさん、本当にありがとうございました。いよいよ勝負です!


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最後はみんなでコール

明日24日(木)は浅野ふみ子事務所開き「開花宣言!2016」です!

今日は生活相談に奔走しました。なかなか難しい相談も寄せられ、方々に相談しましたが悩みます…。


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さて明日は日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補の事務所開き。題して「浅野ふみ子開花宣言!2016」です。


第1部の事務所開きでは斉藤和子衆院議員、椎葉かずゆき参院比例候補とともに、ママの会、ミナちば、未来を決める千葉の会、ミドルズ、憲法が生きる明るい千葉県をつくる会、前進座、天海訴訟を支援する会など、かつてない多彩なみなさんが来賓として挨拶します。ドキュメンタリームービー「政治を私たち国民の手に」も上映。


第2部の開花宣言!では房州AKBのオープニングから公開メイクアップ講座「ふみ子の花を咲かせよう!」、衆参若手議員・候補者との「大座談会」、みんなで手話講座、ジャズバンドによるピースライブなど、従来の枠を超えた斬新なプログラムでお送りします。


最後はDJおかやんによるコールで浅野ふみ子を国会に送ります。


どんな事務所開きになるのか、何とも楽しみです。明日24日はぜひ千葉市生涯学習センターへ!第1部は17:30、第2部は19:00スタートです。

29日の戦争法廃止!2000万人署名の成功をめざす学習のつどいにご参加ください

問い合わせもあったのであらためてお知らせします。


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戦争法廃止!花見川区民の会主催「2000万人署名の成功をめざす学習のつどい」が来週に迫ってきました。九条の会事務局長・東大大学院教授の小森陽一さんが「5野党合意の意義と発展-政治を変える市民力」と題して講演します。


さらに参議院千葉選挙区に立候補する民主党の小西ひろゆき参院議員、日本共産党の浅野ふみ子県女性部長もそろってあいさつ。安保関連法に反対するママの会@ちばから村田マユ子さんもあいさつしてくれます。情勢の激変を象徴していますね。


何としても戦争法廃止、2000万人署名達成へ。3月29日はぜひ美浜文化ホールにお集まりください!


日時:3月29日(火)18:30開会
場所:千葉市美浜文化ホール・メインホール(JR検見川浜駅から徒歩8分、美浜区役所隣)
参加協力費:300円(高校生以下無料)

革新懇・小林節さん学習会は大盛況でした

会場ぎっしり超満員です!慶応大学名誉教授の小林節さんを招いての千葉県革新懇主催の学習会。野党合意を実らせ戦後最悪の安倍政権を退陣に追い込むために大きな力になるものでした。


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会場の千葉県教育会館は立錐の余地なく満員でした

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安保関連法に反対するママの会@ちばのみなさん

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訴える浅野ふみ子千葉選挙区予定候補

安保関連法に反対するママの会@ちばのみなさんをはじめとする各地の運動交流にも励まされました。社民党、生活の党からもメッセージも寄せられ、日本共産党からは浅野ふみ子選挙区候補が力強くあいさつしました。


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講演する小林節さん


そして小林節さん。ここまでじっくり話を聞いたのは初めてでしたが、情勢の特徴、本質をズバリと突く話に唸りました。安倍政権は野党合意に焦り、「野合批判」「反共宣伝」を強めていますが、「憲法に基づく政治を取り戻すのは最大の大義、自公こそ野合だ」「共産主義は『共生の経済学』、新自由主義よりよほどいい」など明快でした。2000万署名を達成し、必ず勝利しようという熱気に沸きました。


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県職労後援会で


終了後は県職員後援会のつどい。情勢報告として県議会代表質問の内容も含めて訴えました。「2000万人署名は反応いい、もっと広く呼びかけよう」など、ここでも情勢への確信が口々に語られました。

花園診療所健康友の会の総会と春のつどいに参加しました

雨の土曜日。午前中に花見川団地で訪問活動を行なった後、午後は寺尾事務所並びの花園診療所健康友の会の総会と春のつどいでした。中村きみえ市議、もりた真弓市議とともに参加しました。


前半は総会です。1年間の活動では毎月新検見川駅で「あおぞら健康チェック」を行なってきたことや、原水爆禁止世界大会への参加カンパのために「反核カレー」に取り組んできたことが報告されました。地道な活動に本当に頭が下がります。


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挨拶する寺尾さとし


後半の春のつどいでは、冒頭に本田悦功所長が挨拶。その後来賓として挨拶させていただきました。新たな年金削減の仕組みである「マクロ経済スライドのキャリーオーバー制導入」(まったく難解な言葉です)や、後期高齢者医療の保険料が1人年間平均2500円引き上げられるもとで県に積み立てられている66億円の財政安定化基金を取り崩し保険料抑制に充てるべきだと訴え、社会保障切り捨ての安倍政権の退陣とともに県政の転換を呼びかけました。


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挨拶する中村きみえ市議


中村市議は「保育園落ちた」のブログの話から、2月1日時点で千葉市でも1800人の待機児がいること、介護職員の処遇改善などを訴えました。もりた市議は国保料の値上げの一方で千葉みなと周辺での開発に突き進む市政を批判しました。


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挨拶するもりた真弓市議


その後は相撲甚句やフラダンス、合唱にフォークダンスと楽しい時間が続きました。友の会活動の発展のために引き続き力をあわせてがんばりたいと思います。

千葉県社保協の新年度県予算学習会で講師を務めました

今日は社会保障推進千葉県協議会主催の千葉県新年度予算学習会で講師を務めました。日頃から医療・福祉関係の運動に取り組むみなさんを前にして予算について話すのはとても緊張しましたが何とか終えることができました。


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3年連続で過去最大を更新する1兆7139億円の県予算を県民の暮らし、福祉の向上のためにどう使うのかが問われていますが、外環道・圏央道・北千葉道路という道路建設やアクアライン通行料割引、幕張メッセの大規模改修など巨大開発には湯水のように税金を注ぎ込む一方で、医療・介護・福祉の充実には背を向け続けています。


さらに県立佐原病院や障害者施設袖ヶ浦福祉センターなど県の責任をことごとく投げ捨てようとしています。何を言っても国言いなり、市町村がよいことをやってもそれに学ぼうともしない、こうした県政は根本から転換しなくてはいけません。


予定時間をオーバーし、しゃべりながら課題も見つかり反省点も多くありましたが、「わかりやすかったよ」という感想を寄せてくださる方もいてうれしかったですね。引き続きがんばります。

2月定例県議会が閉会しました

千葉県議会2月定例議会は今日が最終日でした。


追加議案も含めて議案105本、請願7本、発議案24本の討論と採決が行われ、新年度当初予算と今年度補正予算が成立しました。


日本共産党県議団からは議案・請願についての討論に丸山慎一県議、発議案についての討論に加藤英雄県議団長が登壇しました。


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議案・請願への討論を行う丸山慎一県議


丸山県議は先の見えない大規模開発に浪費を続け、教育予算は減らし続ける一般会計当初予算にきっぱり反対しました。幕張メッセの稼働率は46.9%、赤字の穴埋めに県と千葉市が費やしてきた金額は379億円に上ります。他にも外環道などの高速道路建設や八ツ場ダムなどあまりにも無駄と浪費が多すぎます。


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発議案への討論を行う加藤英雄県議


加藤県議は自民党や公明党から出された「医療費等に係る消費税問題の抜本的解決を求める意見書」と「軽減税率の円滑な導入に向け事業者支援の強化などを求める意見書」への反対討論を行いました。医療費には消費税はかかりませんが医薬品などの仕入れなどには消費税がかかります。医療機関の負担は負担は深刻であり、解決が求められています。しかし自民党などが提出した意見書案には「10%引き上げ時に解決する」となっており、増税が前提です。これでは認めるわけにはいきません。緊急に解決すべきです。


また、軽減税率=複数税率導入が中小業者に与える深刻な影響を告発し、いわゆるインボイス導入の撤回などを求めました。


様々な矛盾と被害をもたらす消費税は増税しないことが一番です。この点でも幅広い方々と共同を広げ、わずか3年の間に5%から10%へ倍増することで1世帯18万4000円もの負担増をもたらす消費税増税を何としてもストップさせなくてはなりません。

「明るい会」の県への要請行動に参加しました

「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会」(明るい会)が毎議会ごとに行なっている県への要請行動。2月県議会閉会日を前に県議団として参加しました。


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要請項目はシンプルに5点。特に①木更津市へのオスプレイ配備計画に反対すること、②千葉県として大学生などへの給付制奨学金を創設すること、③地域医療構想の策定にあたって全国最下位クラスの医療・介護の提供体制を充実させること、④公共工事設計労務単価の引き上げを現場に反映させること、⑤違法なロックアウト解雇を繰り返す日本IBMへの行政指導を行うこと、を求めました。


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自衛隊が佐賀空港に配備する予定のオスプレイは今年度すでに5機分購入されています。ところが佐賀県が県をあげて反対しているもとで、そのオスプレイは第一ヘリコプター団がある木更津駐屯地に「仮置き」されることになっています。「定期整備だけではなく、そのまま配備されるのではないか」という疑念はいよいよ大きくなっています。


県側は相変わらずの国言いなり答弁でしたがそれではもう済まされません。どの問題でも切実な現場の声を受け止めるべきです。

寺尾事務所で生活・法律相談会を行ないました

今日は寺尾事務所で初めての生活・法律相談会でした。


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弁護士さんにお越しいただき、事前に申し込みのあった4人の方から相談を受けました。


相談内容は多岐に渡り、もちろんその場ですぐ解決する問題ばかりではありません。あらためて貧困の実態や異常な大学の高学費を実感する相談もありました。福祉の制度もまったく追いついていません。


課題がたくさんできましたが本当に大事な活動だと思います。生活・法律相談会は毎月第3火曜日に行ないます。次回は4月19日の14:00~16:00です。お申し込みは寺尾事務所(043-305-4922)まで。

花見川団地で訪問活動を行ないました

今日の午前中は花見川団地で訪問活動。もりた真弓市議や支部のみなさんと4組に分かれて、戦争法廃止2000万人署名と参議院選挙の支持をお願いしながらしんぶん赤旗の購読を訴えました。「これはダメ。反対よ」と2つ返事で署名に応じてくれる人も。あわせて30筆近い署名が寄せられ、初めて赤旗日曜版を読んでくださる方も生まれました。行動は午後も引き続き取り組まれました。


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お昼はもりた事務所で炊き出しがありました。1食100円(!)で美味しいカレーをお腹いっぱいいただき大満足です。花見川団地では2400筆の目標に対してすでに1000筆を超える署名を集めています。みんなでコツコツと行動を重ねていることがしっかりと数に表れていますね。粘り強い取り組みに学び、引き続き力をあわせてがんばります。

地域の身近な要求が実現しました

要望が上がっていた瑞穂地域のカーブミラーの設置、花見川沿いのサイクリングロードの整備がされ、現地を確認してきました。瑞穂の見通しの悪い交差点が解消され、サイクリングロードは歩道が広くとられきれいに舗装されていました。


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瑞穂のカーブミラー前で


中村きみえ市議が地域のみなさんとも力をあわせて行政と粘り強く交渉し実現したものです。この間も検見川地域の横断歩道の設置、幕張イトーヨーカドー前の歩行者用信号機の改善など身近な要求を実現してきました。そのフットワークの軽さ、アンテナの高さには脱帽です。


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花見川沿いのサイクリングロード


午後は県内のある福祉施設で働く方から実態を聞きました。外からではわからない話が次々と明かされ認識を改めました。


夕方は9条の会・千葉地方議員ネットの世話人会に初めて参加。4月23日に行われる金子勝さんの企画の打ち合わせを行いました。地方議員ネットの主催ですがどなたでも参加可能です。野党共闘を発展させるためにもぜひ多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

東日本大震災と原発事故から5年-真の復興に向けて政治が責任を果たす時です

3月11日。東日本大震災と福島第一原発事故から5年の節目の日です。


震災関連死を含めて死者・行方不明者は21000人以上。いまだに174000人を超える方がプレハブの仮設住宅などで避難生活を余儀なくされています。


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午後はボランティアで何度も訪れた旭市で行われた千葉県・旭市合同追悼式へ。津波によって死者・行方不明者16人という大きな被害を受けました。地震が起こった午後2時46分、斉藤和子衆院議員、椎葉かずゆき参院比例候補とともに犠牲者のみなさんに黙祷。


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会場では政府主催の式典も中継されましたが、安倍首相も森田知事も「復興は着実に進んでいる」と話していました。本当にそうでしょうか。生業・住まいの再建もままならない被災者、故郷に戻れたくても戻れない原発事故被害者、復興はまったく道半ばです。自助・共助をやたらに強調するあいさつも腹立たしい。復興に向けて責任を果たすべきは政治です。


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今日は各地で中学校の卒業式も行われました。午前中、中村きみえ市議とともに花園中の卒業式に参加しました。心のこもった校長先生の式辞、在校生、卒業生それぞれの合唱が本当に素晴らしかったです。未来に希望を持って迎える新たな旅立ちの日。心からの拍手を送りました。

2000万署名達成をめざして花見川区革新懇の定例宣伝、佐原病院の耐震補強問題が読売新聞で取り上げられました

今日の夕方は花見川区革新懇として定例の2000万人署名宣伝。遅れて参加しましたが、小松実前県議をはじめ10数人のみなさんが寒さをついて署名を呼びかけていました。


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「みなさんの1筆、1筆の署名が5野党合意を実現させる力になりました。5月3日までに2000万筆を達成して戦争法廃止をかちとりましょう」と訴えると何人もの人が振り向いてチラシを受け取っていきました。今日寄せられた署名は15筆、やはり積み重ねが大事です。


読売佐原病院記事


さて、今日付けの読売新聞(地方版)に「佐原病院本館、耐震化白紙」という記事が載りました。先日の県議会健康福祉常任委員会の議論を受けて県当局に確認したようです。今年度予算に計上されていた2200万円の耐震補強工事の調査費が消えてしまった問題も指摘されています。


1995年に耐震診断を行ない、IS値(構造耐震指標=0.6が標準)0.43という数値が出ていながら20年も放置していたこと自体許されませんが、ここにきて白紙とは本当に県民をバカにしています。多くの県民のみなさんと怒りを共有したいと思います。

3月29日、戦争法廃止をめざす「学習のつどい」に参加を!

戦争法(安保法制)の施行が3月29日に迫っています。戦争法の具体化を絶対に許さないために、5月3日の憲法記念日までを目標とする「2000万人廃止署名」の取り組みが正念場を迎えます。


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すでに300万筆を大きく超える署名が寄せられていますが、目標達成のためには飛躍的に運動を発展させることが必要です。


そのために「戦争法廃止!花見川区民の会」は3月29日、小森陽一さん(九条の会事務局長・東大大学院教授)を招いて学習のつどいを開きます。千葉市革新懇、美浜区革新懇、「戦争法イヤだ!稲毛区民の会」も協賛します。


「5野党合意の意義と発展-政治を変える市民力」をテーマに戦争法廃止の展望を学ぶ学習会、ぜひ多くのみなさんにご参加いただければと思います。


日時:3月29日(火)18:30開会
場所:千葉市美浜文化ホール・メインホール
参加協力費:300円(高校生以下無料)

千葉県議会健康福祉常任委員会が終わりました

千葉県議会健康福祉常任委員会が終わりました。初めての予算議会、膨大な予算書と格闘しながら少しでも県民の立場を反映させられるように質問しました。


予算の問題で取り上げたのは、不祥事が相次ぐ千葉県がんセンターとともに、県立佐原病院の耐震化についてです。耐震スリットなど細かな工事は行なっているものの、本格的な耐震補強を行うためには一時移転なども含めた大規模な工事が必要です。ところが今年度予算で耐震補強工事の調査費2200万円が計上されていたのに実施されず、来年度予算では調査費そのものが消えてしまっていました。「一刻の猶予も許されない耐震補強工事のはずなのに調査すら実施されないのはなぜか」と質問すると、県は「周辺の医療環境が変わったために実施を先送りすることになった」とあいまいな答弁を繰り返しました。


成田市の医学部新設などが理由と言いますが、どれだけ影響を受けるかも定かではなく、附属病院の開業は4年も先です。香取市では市長が「佐原病院の充実が進まない場合は市として400床の病院誘致を考える」と議会で答弁しています。そんなことになれば、県がもともと狙っていた地域医療からの県立病院の撤退というレールが敷かれることになります。耐震補強工事を本気で進めないのも「どうせ撤退する病院だから」と考えているのではないか、そう思われても仕方ありません。


県立東金病院が撤退した後に県が関与してつくられた東千葉メディカルセンターは経営状況の悪化によってまったく先の見通しがつかない状態です。県は2014年からの10年間で82億円、毎年8.2億円の財政支援を行なっていますが、2月補正予算で赤字の穴埋めのためにさらに6.6億円を前倒しして支援することを決めました。この分は当然、後から引かれることになります。そもそもはこれも県立病院を撤退させた県の責任です。


一方で国家戦略特区に基づき「国際的な医療拠点」を目指す成田市の医学部新設には、3年間で35億円を支出します。後期高齢者医療制度の保険料引き下げのために、県が管理する財政安定化基金を活用することにはまったく背を向け、森田知事が選挙公約として掲げていた子どもの医療費助成制度の拡充は今年もまったく進みませんでした。


一体どちらを向いているのか。県民の立場に立った医療・福祉行政の実現のために県の姿勢を転換させることは急務です。

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