2016年02月
明日投票の四街道市議会議員選挙。日本共産党は4年前に失った2議席回復のために全力を挙げています。最終盤の選挙戦で津島ひでき候補の応援に入りました。
地元・旭ヶ丘で訴える津島ひでき候補
昨年4月の花見川区の県議選では大変お世話になった津島さん。4年前の選挙で落選を味わっているだけに今回は「何としても」という思いで訴えにも力がこもります。
戦争を体験した津島さんのお父さんは中隊長として戦地で終戦を迎え、部下の家を訪問して遺品を届けお詫び行脚したそうです。お母さんも東京大空襲を体験。自らも学生時代にベトナム反戦運動に参加した津島さんにとって、「平和」が最大の原点です。
さらにお母さんの特養ホーム入所に苦労した経験から「長生きを喜べる社会に」という思いも強い。「年金で入れる特養の増設を」「他市では行っている一般会計の繰り入れで、高すぎる国保税の1世帯1万円の引き下げを」「子育て世代応援のために学校給食の無償化を」「デマンド交通や巡回バスの拡充を」という公約は、自らの経験や現場でつかんだ生の実態から打ち出されたものです。
憲法を生かし、平和を発信する議席回復のために、あべ百合子さんとともに必ず議会に送りたい。四街道市にお住みの方、お知り合いがいる方はよろしくお願いします。
今日の昼休みは丸山慎一県議とともに本会議を抜け出してすぐ隣の千葉地裁前へ。千葉県生活と健康を守る会のみなさんとともに「生活保護削減は憲法違反!」と訴える生存権裁判の支援宣伝に取り組みました。
生活保護はこの間、老齢加算の廃止に加えて冬季加算、住宅扶助と次々と削減され、2013年からは3年連続で生活扶助が引き下げられました。生活保護は憲法25条に示された生存権を守る最後の砦であるとともに、保護基準は様々な福祉の制度と連動する最低生活基準=ナショナルミニマムでもあります。つまり生活保護の切り下げは、保護受給者だけでなく国民全体の生活レベルを押し下げるものです。「年金生活者に比べて保護基準が高いから引き下げる」などというのは何の理由にもなりません。
よく言われる不正受給も全体のわずか0.5%程度。むしろ本来であれば生活保護を受けられる人が受けられていない=捕捉率があまりにも低いことが問題です。そして満額でも65000円しかもらえない国民年金の抜本的引き上げと最低保障年金の創設、時給1000円以上など最低賃金の大幅引き上げ、正規と非正規の均等待遇の実現、教育費の無償化など、貧困と格差を解消することこそ必要です。政治が果たすべき役割はそこにあります。
2月定例千葉県議会は明日から本会議質問が始まります。いよいよ24日午後1時からは、日本共産党県議団を代表して初めての代表質問に挑みます。ありがたいことに傍聴申し込みも続々といただいておりますが、まだ傍聴席には若干の余裕がございます(笑)。ぜひみなさん、お誘いあわせて県議会に来てください。みなさんの応援が励みになります。
主な質問項目は以下の通りです。①知事の政治姿勢について(立憲主義、甘利前大臣「口利き」疑惑など)、②環太平洋連携協定(TPP)について、③県立高校統廃合について、④若者の雇用、ブラックバイトについて、⑤自然エネルギーの普及と地球温暖化対策、千葉市指定廃棄物処分場について。
がんばります!
カフェベローチェ千葉店で長年アルバイトとして勤務してきた女性を一方的に雇止めした運営会社シャノアール。
店舗に1名しかいない正社員の店長と同様の仕事と責任を担い、長く会社に貢献してきた女性を、会社は「従業員は定期的に入れ替わって若返った方がいい」「うちの会社ではこれを『鮮度』と呼んでいる」と人格を傷つける発言を行ない切り捨てました。
女性は損害賠償と解雇無効を求めて会社を提訴し、一審では請求が棄却されましたが、今日東京高裁で和解が成立しました。会社側が女性に解決金を支払うということです。
完全に納得のいく結果ではなかったかもしれませんが、声を上げたことで和解に至った意義は大きい。女性は「私の尊厳が回復されないまま諦めるのはいやだった」と話しています。
労働者の尊厳を踏みつけにするブラックな働き方に対して、おかしいと声を上げる人たちを応援する政治でなければならないと思います。
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喫茶店チェーン「カフェ・ベローチェ」千葉店で長期間、アルバイトとして働いていた30代女性が、雇い止めされたのは不当だとして、運営会社「シャノアール」(東京都)に雇い止め撤回と慰謝料などを求めていた訴訟は2月16日、東京高裁で和解が成立した。
和解成立後の16日午後、東京・霞ヶ関の厚生労働省記者クラブで、元アルバイトの女性と代理人弁護士らによる記者会見が開かれた。代理人弁護士らは、和解内容について、女性が2013年6月付けで合意退職したことを相互に確認する一方、会社が女性に解決金を支払うものと説明した。解決金の金額は明らかにしなかった。
●「尊厳が回復されないまま諦めるのはいやだった」
女性は2003年から勤務。一時離職した後、2008年7月からふたたび千葉店でアルバイトとして勤務していた。3ヶ月ごとの更新を繰り返していたところ、2012年3月、運営会社から突然、契約更新に上限を設けるという通達を受けた。女性は労働組合・首都圏青年ユニオンに加入し「働き続けたい」と主張を続けたが、連続勤務が4年11カ月となった2013年6月、雇い止めになった。
女性は2013年7月、雇い止めの撤回を求めて提訴。雇い止めになる前、運営会社と組合の交渉の場で、人事部長に「従業員は定期的に入れ替わって若返ったほうがいい」、「うちの会社ではこれを『鮮度』と呼んでいる」などと言われ、人格を傷つけられたとして、200万円の慰謝料もあわせて請求した。
しかし、一審の東京地裁は2015年7月、雇い止めは有効であるなどとして、女性の請求をいずれも退け、女性が控訴していた。
この日の会見で、女性の代理人の三浦佑哉弁護士は、「弁護団としては、解決金を支払うということは当然、会社側が雇い止めや鮮度発言への責任を認めたのだと解釈している。勝利和解と言っていい内容ではないかと考えている」と述べた。
また、女性は記者会見で次のようにコメントした。「『鮮度発言』をした会社に、裁判所がなぜ『おかしい』と言ってくれないのか疑問に思って控訴した。私の尊厳が回復されないまま諦めるのはいやだったので、楽ではなかったが頑張れた。私としては勝利に近い和解だったと思っている」。
運営会社「シャノアール」は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「円満に和解させていただいた。和解内容については双方とも公言しないことになっているので、コメントは差し控えたい」と述べた。
弁護士ドットコムニュース編集部
春一番が吹き荒れる嵐のような天候のなか、今日は第42回千葉県自治体学校でした。4つの分科会があるなかで私が参加したのは「地方自治のあり方を考える」。他に比べて参加者は少なめでしたが大変勉強になりました。
基調報告する久保貴裕さん
基調報告をしたのは自治労連中央執行委員の久保貴裕さん。憲法に基づく地方自治の本来のあり方とは何かを訴え、岩手県沢内村から始まった老人・子ども医療費無料化や各地の公害規制、港湾を管理する権利を行使して寄港する外国軍の艦船に核兵器を搭載していないことを証明する「非核証明書」の提出を義務付けた神戸市など、住民の運動によって拡充させてきた地方自治の歴史を語りました。あわせて道州制の導入を狙い、地方自治を否定する安倍政権の本質を暴露し、地方自治を守る新たな共同を広げようと呼びかけました。
小坂泰久・酒々井町長
さらに特別報告として小坂泰久・酒々井町長が発言しました。11年前に行なわれた住民投票で佐倉市との合併を拒否し、「小さくても輝く自治体フォーラム」に参加しながら住民主体のまちづくりをめざしている経験が語られました。
今日は午前中に花見川団地で訪問活動を行なった後、午後は花園地域後援会「はすの会」の「浅野ふみ子さんの勝利を願う新春のつどい」に参加しました。オープニングは沖縄支援ツアーから帰ってきた中村きみえ市議によるフルート演奏「さとうきび畑の唄」。さらに「花は咲く」「ふるさと」と続き、その後中村市議と私から市政・県政について報告しました。
午前中に津田沼駅でバレンタイン宣伝をしていた浅野ふみ子参院選挙区予定候補も途中で駆けつけあいさつ。甘利前大臣の「口利き疑惑」について白井市で現地調査を行なったことを紹介しながら、「元土木技師として『政治とカネ』を巡って公共土木工事を食い物にしていたことは許せない。真相の徹底解明とともにパーティー券も含めて企業・団体献金の全面禁止を」と訴えました。
その後は手作りの料理やお汁粉などを囲みながら、参加者のみなさん一人ひとりが自己紹介しながら自由に意見交換。最後は参院選勝利と戦争法廃止の2000万人署名目標達成を祈願して一本締め。活気あふれるつどいになりました。「ふみネェ」を何としても国会へ!
甘利前経済再生担当大臣の「政治とカネ」にまつわる疑惑は閣僚を辞任してもますます深まっています。今日は辰巳孝太郎参院議員、斉藤和子衆院議員、椎葉かずゆき参院比例予定候補とともに県議団も同席して県当局から聞き取りを行いました。
県当局から説明を受ける国会議員団(左)と県議団(右)
千葉ニュータウン事業の県道用地を巡るURとのトラブルに関連して、白井市内の建設業者から直接現金を受け取ったことは甘利前大臣自身も認めていますが、問題はその見返りにURへの「口利き」を行なったのではないかという疑惑です。
この建設会社は道路用地の物件移転などの名目で、三度に渡って計3億円近い巨額の補償金をURから受け取っています。告発者は補償金のなかから甘利事務所に500万円を渡したと証言しており、まわりまわって国民・県民の税金が「口利き」に使われたと疑われても仕方がありません。
県は他人事で済ますのではなく真相解明に向けて責任を負うべきです。
全国的にいい天気の今日は花見川団地後援会「きさらぎ会」の総会と新春のつどいが行なわれ、もりた真弓市議、伊藤二悦花見川区後援会長とともに参加しました。
総会では昨年1年の活動が振り返られ、お花見、議会報告と納涼会、芋煮会、新春のつどいなどの多彩な取り組みと毎月行っているしんぶん赤旗の読者会(今月は明日12日開催)と毎月19日の戦争法反対宣伝行動を今年も引き続き行うことが確認されました。後援会の財政活動として冷や麦・そうめんとわかめ、磯とろの販売も行なっています。「パーティー券」と称する企業・団体献金で巨額の収入を上げる安倍政権の閣僚とは対照的ですが、こうした地道な活動で地域の後援会活動が支えられています。
県政の報告とあわせて2月24日の県議会代表質問と3月15日の無料生活・法律相談会の宣伝もしました。第二部のつどいでは今日も美味しい料理が並び、おでんが最高でした。参加者一人ひとりの自己紹介のなかで戦争体験とともに戦争を絶対に許さない思いが語られたのも印象的でした。
夕方は新検見川駅で花見川区革新懇として戦争法廃止署名宣伝。みなさんの思いを受けてあらためて気合が入りました。どうもありがとうございました。
昨日、今日と県当局から来年度予算案についてのレクチャーを受けています。千葉県議会は2月17日に開会、2月24日午後1時からは共産党県議団を代表して初めての代表質問にのぞむ予定です。条件がある方、ご興味のある方はぜひ県議会に傍聴にお越しください。チバテレやインターネットでの中継もあります。
さて昨年10月に寺尾さとし事務所を開設して以来、念願だった無料生活・法律相談会をようやく始められることになりました。法律に関わる様々な相談は弁護士さんが受けてくれます。相談会は毎月第3火曜日の午後2時から4時までで予約制です。会場は寺尾さとし事務所(JR新検見川駅から徒歩5分)です。秘密厳守・相談は無料です。
第1回目は3月15日(火)です。ご予約は寺尾事務所(電話043-305-4922)まで。どんなことでもお気軽にご相談ください。お待ちしています。
やはりTPPは撤退しかありません。
今日は先週に続いて千葉県内の農業関係者のみなさんを訪ねました。加藤英雄県議、自らも養豚を営む山崎義貞横芝光町議らとともに横芝光町周辺の養豚農家や食肉卸会社、山武市の農業生産法人から実態を聞きました。
養豚農家(左)の方からお話を聞く(右から)寺尾さとし、加藤英雄県議
養豚農家の方は「始まってみないとわからないがTPPになったら値段が下がるのは間違いない。若い人だって儲かればやろうと思うだろうがこのままでは地域から人がいなくなる」と切実な思いを話してくれました。この10年間だけでも地域の養豚農家は半数ほどに減少したそうです。
食肉卸会社の社長さん(左)からも切実な思いを伺いました
さらに食肉卸会社の社長さんは「TPPはとんでもない。生産者がいなくなれば自分たちだってつぶれる。地域の雇用だって失われる。政府は自給率向上と安全・安心ということを最優先に考えるべきだ」と怒りの声を上げていました。「現場を見て、現実的な話をしてほしい」という社長さんと固い握手を交わしました。
山武市の農業生産法人で
その後、お隣の山武市に移動してお餅や米粉など加工用米を生産する農業生産法人でお話を伺いました。加工用米に生産を特化した農家のみなさんが出資して設立した株式会社です。「価格保障よりも集約化や農地の基盤整備などにお金を使ってほしい。国際的な競争の中でも生き残っていかなければ」という一方で、「TPPは反対。農家の権利を守って役割をきちんと評価してもらいたい」とも話していました。
TPPからの撤退を求めることはもちろんですが、その先が問われています。必要な改革を行ないながらも家族経営中心の日本農業をどう守り発展させていくか、知恵と力をあわせていきたいです。
連日続く新春のつどい。今日はもりた真弓市議の地元、さつきが丘地域後援会の総会と新年会でした。もりた市議、小松実前県議とともに参加しました。
第一部の総会ではもりた市議の市政報告に続いて私も県政について報告し、参院選勝利と来年の知事選に向けて県政の転換も訴えました。明日から沖縄支援ツアーに出発する小松さんは、国会前行動に参加した民主党議員が「私たちは共産党といっしょにやるなんて考えられなかった。それをさせたのはここにいるみなさんです」とスピーチした経験を紹介しながら、情勢の変化を確信に2000万人署名の目標を何としてもやりきろうと呼びかけました。しゃべりだすと止まらない小松節も健在です。
総会議案の承認に続いて第二部は新年会。何とも豪華な手作りの料理が並びました。味噌おでん、大阪風お好み焼き、肉じゃが、モツ煮に最後は焼きそばまで。さすがにお腹いっぱいです。
選挙勝利と後援会のさらなる発展に向けて大いに英気を養い、交流を深めました。
お昼は検見川地域後援会「松風会」の新春のつどい。地元の中村きみえ市議、小松実前県議とともに参加しました。小松さんは2000万人署名達成の意義を熱く語り、中村市議は平均年89万円にもしようという国保料の大幅値上げなど市政の問題点を告発しました。その後恒例の中村市議のフルート演奏も披露され、手作りのトン汁など美味しい料理も並びましたが残念ながら途中で退出しました。
午後は千葉健生病院友の会の新春のつどい。鈴木会長や健生病院岡田院長、奥田県連友の会事務局長の挨拶に続いて私と中村市議もご挨拶。「憲法9条破壊と憲法25条破壊は一体。安部政権による社会保障改悪の『工程表』実現を許さないために参院選で審判を」と訴えました。勇壮なまあぶる太鼓やコーラス、トロンボーン演奏など華やかなプログラムが続くなかここも途中退出でした。
夕方は千葉県職労の旗びらき。まずはユニオン・ニューフィル千葉による優雅なオープニング。今日はオーボエとフルートでした。斉藤委員長、各来賓のみなさんに続いて挨拶。ここではいわゆる「ブラック県庁」の問題を取り上げ、昨年度最高月269時間に及ぶ異常な県職員の長時間労働を告発しました。次の予定があったので挨拶の順番を変えていただき、ここも結局途中で会場を後にしました。
どこも慌ただしくて申し訳なかったですが暖かく迎えていただきました。新たな結びつきもでき関係者のみなさんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。
今日のお昼は花見川区年金者組合の新春のつどいでした。同じく組合員であるもりた真弓市議とともに参加しました。
昨年の選挙で無事に議会に送り出していただいたことに感謝を述べつつ、「今年は激動の年。社会保障の自然増を毎年3000億~5000億円も圧縮し、年金支給開始年齢の引き上げや介護保険利用料の2割負担への引き上げ、75歳以上の方にも医療費2割負担の引き上げなど、安倍政権が狙う社会保障改悪計画は絶対に許せません。消費税増税ストップと戦争法廃止の審判を参院選で下しましょう!」と訴えました。
あいさつする伊藤二悦・年金者組合花見川区支部長
次の予定があったので途中で席を立ちましたが、くじ引きの景品で素敵な蚊帳生地のふきんまでいただいてしまいました。どうもありがとうございました。
2月17日に開会する県議会に向けて、今日は当局から議案説明を受けました。
条例案などとあわせて2016年度当初予算案も提起されました。予算規模は1兆7139億円。全国第4位と言われるこの財政力を県民生活向上のためにどう使うかが課題です。
国家戦略特区によって2017年に成田市に新設される医学部(国際医療福祉大学)の設置に対しては、35億円を補助する(2016年度予算で13億円、2017年度以降に22億円)ことも明らかになりました。成田市とあわせて医学部キャンパスの建設費160億円の半額を補助する計画です。
さらに今日は県によるTPPの影響額についての試算も明らかになりました。昨年国の試算が出され、だいたい予想はつきましたが、生産減少額は28億円~56億円という過小な試算になっています。
そもそも国の試算からして、関税引き下げ・撤廃によって長期的な価格低迷の可能性が指摘されながら、お米は影響額ゼロ、野菜はいまでも関税3%なので大した影響はないだろうということで試算の対象にしないというものです(千葉県は、生産量が多くニュージーランドとアメリカからの輸入量が多いトマトだけ野菜のなかでも試算の対象にしています)。こんな試算を信用しろというほうが無理でしょう。
議会のなかでしっかりと県の姿勢をただしていきたいと思います。
今日はこの間日本共産党の国会議員団も調査に訪れた旭市の食肉協同組合でお話しを伺ってきました。
旭食肉協同組合の担当者からお話を聞きました
全国有数の生産量を誇る千葉県の養豚。しかしTPPでは豚肉は高級肉が10年後に4.8%の関税を撤廃。低価格帯の差額関税も482円が50円になるということで大変な打撃を受けます。
担当の方は「TPPになったらキロ当たりの卸価格は400円を切るのではないか(現在は514円とのこと)。とても再生産はできない。生き残る生産者がどれくらいいるのかと思う」と率直な不安を話していました。
政府は「攻めの農業」「輸出の拡大」を言いますが、「日本の養豚技術は高いが豚そのものの品種はアメリカやカナダと大差はない。あとは規模の問題になるが、生産性を向上させると言っても価格では絶対に競争にならない」とばっさり。「そもそも豚肉はEUにも輸出できないし、アジアでも輸出ができるのはシンガポールと香港くらい。どれだけ輸出で稼げるのか」と政府の言い分があまりにも現実とかけ離れていることが浮き彫りになりました。
アメリカでは豚の飼育に成長促進剤(ラクトパミン)を使用しており安全性が懸念されています。それでも「政府やマスコミはそんなことは声を大にして言わないし、生活が大変な中で消費者は安いものを買わざるを得ない。結局、食料自給率の向上を掲げる政府の姿勢次第でしょう」という話に深くうなずきました。
直売所で買った「いもぶた」のお肉と水餃子
帰りに隣の直売所で銘柄豚「いもぶた」のお肉と水餃子を買って帰りました。安全・安心の食べ物を適正な価格で買うことができるように、TPPからの撤退はもちろん国民の所得を引き上げる政治に転換することが不可欠だと実感しました。
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