今日はまず国会へ。治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(国賠同盟)の国会請願行動です。稀代の悪法である治安維持法による犠牲者への謝罪と賠償を求める全国からの署名約10万筆を持って、請願への紹介議員になってもらうため各議員をまわりました。千葉県からは小松実県本部会長を先頭に8人が参加しました。


IMG_4668
国賠同盟の国会請願行動、左端は小松実千葉県本部会長

IMG_4673
山花郁夫衆院議員

IMG_4676
清水忠史衆院議員

IMG_4679
近藤昭一衆院議員


行動に先立つ集会では山花郁夫(立憲民主)、近藤昭一(立憲民主)、清水忠史(共産)の各衆院議員があいさつ。署名の紹介議員は昨年も衆参合わせて100人を大きく超えています。祖父が治安維持法の犠牲者だという山花議員は国賠同盟の運動に敬意を表し「若い世代に運動を承継していただきたい」と話しました。


IMG_4682
菱谷良一さん


さらに100歳を迎えた治安維持法犠牲者・北海道「生活図画事件」の菱谷良一さんからも「生きている限り治安維持法の真相を語り抜く」とビデオメッセージが寄せられました。


昼食後に班ごとに分かれて行われた請願行動では10人の議員を訪問。残念ながら本人には会えなかったもののあらかじめ手紙を送っておいたこともあり、昨年も紹介議員になってくれた方など快く応じてくれました。各議員に贈呈した「治安維持法と現代」誌には昨年の紹介議員がすべて顔写真つきで掲載されています。これも効果抜群でした。デジタル関連法案や土地利用規制法案など監視社会化を推し進めようという菅政権に対して国賠同盟の運動の意義も高まっています。引き続き運動の発展を目指します。


その後、すぐ近くの東京地裁へ。メットライフ生命の不当解雇撤回を求める平松健二さんの第9回弁論期日です。地元の平松さんを支援する会、「NPO労働者を守る会」、東京公務公共一般労働組合など15人のみなさんが傍聴支援に駆けつけました。私は間に合いませんでしたが今日も地裁前でチラシ配布宣伝を行いました。


裁判は開廷後、準備書面についての簡単なやりとりがあった後すぐに裁判所からの和解の提案について原告、被告双方からの聞き取りに入りました。聞き取りは狭い別室で順番に行われたため傍聴者は入れず。控室で待っていただくことになりました。


和解案については原告側としての条件を示しましたが、率直に言って被告側とは相当な開きがあるということ。安易な解決は絶対に許されません。


IMG_4689
傍聴支援に駆けつけたみなさんと(平松さんと今泉弁護士は聞き取り中でした)


次回裁判(第10回弁論期日)は7月7日の予定です。ぜひ大きなご支援をお願いいたします。