メットライフ生命からパワハラロックアウト解雇を受けた平松健二さんの解雇撤回裁判。


新型コロナの影響によって日程が延期になっていましたが、ようやく第4回目の裁判が行われました。今日も支援する会の勝尾さんをはじめ、平松さんの地元朝日ヶ丘のNさん、幕張のTさん、Hさん、Kさんとともに駆けつけました。


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今回はこちらの訴えに対する会社側の反論の準備書面が出されましたが、解雇の理由についても給与減額の根拠についても会社側がまともな説明がつかないことがますますはっきりする結果となりました。


会社側は代理店への電話の内容やその内容を残す社内システムへの記入にミスがあったことを解雇の理由にあげていますが、それらは膨大な業務のうちの一部に過ぎません。月300~400件ほどもかけている代理店への電話のうち、3ヶ月間の中の30件ほどをあげてミスがあったというものです。


しかもそれは20人ほどいた派遣社員を雇い止めしたことで平松さんたち社員がその分をすべて受け持つことになり、業務量が過大になった結果でした。


こうした業務全体のなかでの一部のミスをどう考えるのか、解雇の理由になるようなものではないということを指摘しましたが、会社側からは具体的な反論がありませんでした。


前回、平松さんの給与を減額したことについても社内の規定上の根拠がないことを指摘したものの、やはり反論はありませんでした。裁判官からその事を指摘されると会社側弁護士は「必要に応じてまた検討したい」と答えましたが、まともな反論ができないことは明らかです。


次回裁判は11月11日(水)の午後1時から。会社側が解雇理由と主張する具体的事実について一つひとつ反論します。大義がこちらにあることは間違いありません。


平松さん支援する会結成集会


裁判支援のとりくみをさらに広げるために、いよいよ平松さんを支援する会の結成集会を開きます。10月10日(土)の午前10時から千葉民医連事務センター1階会議室(旧健生病院)。


当日はメットライフ生命と同じ外資系で労働組合を狙い撃ちにしたロックアウト解雇を行ったIBMに勝利した争議団からたたかいの報告を兼ねた連帯あいさつをしていただきます。もちろん平松さん自身も訴えます。ぜひみなさんの参加をお待ちしています。