千葉市で進められている市立病院の再整備基本構想について学び、どんな病院にしていくのかみんなで語りあおうと「千葉市立病院の未来を学ぼう!」が開かれました。市内の全6行政区から約50人の方が参加し、私は司会を務めました。


まずは7月まで行われたパブリックコメントを踏まえて策定される基本構想について、千葉市病院局経営企画課の西野弘一郎さんから説明を受けました。基本構想では海浜病院に代わる新病院を整備する一方で青葉病院の規模を40床縮小し、産婦人科と小児科の入院機能を新病院に集約するとされています。


さらに構想案策定のための病院事業あり方検討委員会に公募委員として参加した藤田まつ子さんからも報告があり、その後会場から活発に質問が出されました。


「将来に渡って産科医をどう確保するのか具体的な方針はあるのか」→「産科医に限らず医師確保は重要な課題だが国の政策に大きく左右される部分もある。専門性を高めたいという医師のニーズもあり集約化は今後ますます見込まれるのでは」


「経営形態は当面現行を維持するというがいつまでなのか。市民へのアンケートで言われていた民間への委託というのは指定管理を想定しているのか」→「経営形態に関しては具体的なスケジュール感については検討段階にない。民間委託というのはわかりやすい言葉で表現したものだがここでは指定管理を想定している」


「コロナの前と状況は様変わりしており、あらためて基本構想を再検討すべきではないか」→「新病院には感染症に対応する病床を備えることとしている。380床から430床という新病院の具体的な病床数については地域医療構想との関係もあり県との協議が必要」


「新病院のアクセスをどう考えるか」→「担当部局とも相談し、新たな路線開通についてバス会社にはたらきかけていきたい」


この他にもたくさんの質問や意見が出され、充実した学習会となりました。後半は参加者同士の交流の時間でしたが、冒頭に千葉健生病院健康友の会の古澤祐子さんからパブリックコメントに取り組んだ経験と寄せられた回答のまとめについて報告があり、大変参考になりました。


「医療は効率という考え方とは対極にあるもの。儲けや効率のために経営形態を変えるとなると結局患者負担が増えるか職員の処遇が悪くなるか、不採算部門を切り捨てるしかない。公立病院の独自の役割を深くとらえ、あくまで現行の経営形態を維持してほしい」という意見もありました。


市立病院は市民の命と健康を守る大切な共有財産です。どんな病院にしていくのかは市民によって決められなければなりません。「病床削減ありき」の安倍政権の医療政策は根本からの見直しが必要です。こうした学習会や意見交換の場をこれからもくりかえし開いていきたいと思います。参加&準備されたみなさん、お疲れさまでした。


IMG_3053
司会の寺尾さとし

IMG_3059
千葉市病院局の西野弘一郎さん

IMG_3062
公募委員として奮闘した藤田まつ子さん

IMG_3064
健生病院友の会の古澤祐子さん


その他も生活相談の対応や民青班と青年支部合同での党創立記念講演会の視聴会、花見川区「真ん中世代」の取り組みなど今日もいろいろありました。