今日から都知事選挙が告示されました。日本共産党は宇都宮健児さん勝利のために全力を尽くしますが、率直にいろいろとくすぶっていることもあります。しかしいまはとにかく宇都宮さんを都知事に押し上げるためにがんばらないといけません。


同日、河井克行前法務大臣と妻の河井案里参院議員が公職選挙法違反の疑いで逮捕されました。もう何度も繰り返されてきた「政治とカネ」にまつわる汚職ですが、最大の焦点は官邸=安倍首相の責任です。もういい加減に「大変遺憾」「責任を痛感」「深くお詫び」などの言葉で済ますわけにはいきません。


責任という意味では、市原市で起こった乳児衰弱死事件についても行政の責任が問われています。日本共産党千葉県議団は当事者である市原市とともに県の責任について明らかにするよう緊急の申し入れを行いました。


県は児童相談所に相談がなく、児相の担当者が参加する市原市の要保護児童対策地域協議会(要対協)でも議題に上がらなかったとして責任を回避する姿勢を示していますが、「市が悪い」「県も悪い」という議論をしたいわけではありません。


この間痛ましい事件が繰り返され、そのたびに今度こそと子どもたちの命を守るための対策が取られてきたのに、またも同様の事件が繰り返されてしまった。その原因はどこにあるのか、県は市との連携も含めてどんな役割を果たすべきだったのか、その点において県の責任を明らかにすべきだということです。


ましてや事件が発覚した際、「一切の情報を明らかにしないように」と市に「助言」をすることが県の責任であるはずがありません。


過去に市原市で虐待死事件が起こった際に市の担当部局に話を伺いましたが、あまりにも貧弱な体制で対応に当たっていることに驚きました。児相とともに市の体制強化も喫緊の課題です。子どもの命を守りぬくために県も市もそれぞれの責任を果たすべきです。


県議団児童虐待申し入れ