昨日は国会、今日は千葉市議会へ。日本共産党を代表して中村きみえ市議が代表質疑に登壇しました。


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代表質疑に登壇する中村きみえ市議会議員


質問項目は多岐にわたりましたが、印象に残ったのは新年度の予算に盛り込まれている「質(たち)の悪い」福祉カットです。


千葉市では子どもルーム利用料、アフタースクール利用料、延長保育料などの引き上げ、生活保護世帯の下水道使用料の減免措置の段階的廃止など公共料金の引き上げや負担増を相次いで行おうとしています。


子ども医療費の薬局での一部負担金徴収を学校エアコンの維持費などに充てる、子どもルーム利用料引き上げを指導員の賃金引上げに充てる、生活保護世帯の減免廃止分を学習支援に充てるなど、「福祉を削って福祉にまわす」というやり方をとっています。市民の間に分断と対立をあおり、全体として福祉の後退を招くやり方です。


一方で(仮称)千葉公園ドーム整備、千葉駅東口地区市街地再開発など大型開発は推進し、関連予算を増額させています。市は福祉カットについて「市民負担の公平性と受益者負担の視点で必要な見直しを行った」と答えましたがまったく答えになっていません。


もう一つ、市長は12月議会で前のめりだったカジノ・IRの誘致について1月に断念を表明しましたが、中村市議は2017年度から2019年度まで18回にわたって多くのカジノ事業者と市長、副市長、市職員が面談していたことを指摘しました。昨年1月には逮捕者を出した「500ドットコム」とも面会しています。「こうした事業者が市長のパーティー券を購入するようなことがあるのか」と質問しましたが、市長は「購入者については個別の公表はしていないが法に基づいて適切に処理している」とあいまいな答弁に終始。しかし正面から否定もできませんでした。


日本共産党市議団は市長に対して政治資金パーティーの収支報告書とパーティー券購入者について3月5日までの公表を申し入れました。やましいところがないのであれば公表すべきです。徹底して明らかにしなければなりません。


新型コロナウイルス対策でも国待ちにならずに抜本的な対策を講じるよう求めました。重要な提起がいくつもあった質問でした。


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千葉市革新懇総会で講演する斉藤和子前衆院議員


その後長作地域での行動を経て、夜は千葉市革新懇の連続学習会と総会でした。講演した斉藤和子衆院議員は国会での諸問題について触れながら、気候変動問題を通じて資本主義の危機が叫ばれ、マルクスに新たな注目が集まっていることも紹介しました。新たな情勢のもとで革新懇の役割もいよいよ大きいものがあります。花見川区革新懇も活動再開に向けて決意を新たにしました。