性犯罪・性暴力は許さないと全国に広がるフラワーデモ。今日はフラワーデモ@ちばのスピンオフ企画、千葉性暴力被害者支援センター・ちさとの大川玲子先生から話を聞く学習会でした。千葉市議会でこの問題を取り上げてきた中村きみえ市議とともに参加しました。


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大川玲子先生


大川先生は女性のセクシュアリティを支援する医師にという思いで産婦人科医となりました。そのなかで性暴力についても取り組むことになり、2014年にちさとを立ち上げました。


ちさとは性犯罪・性暴力被害者に医療、相談・カウンセリング、法的支援等を一体に行う「ワンストップ支援センター」です。ワンストップ支援センターは2011年に策定された第二次犯罪被害者等基本計画に位置づけられ、各県に設置が進められました。


とはいえちさとを含めて各地の支援センターはほとんどボランティアで賄われ、ようやく2017年の第三次基本計画で設置促進のための財政支援が行われるようになりました。千葉市は2015年から独自に100万円の運営費補助をしていましたが、千葉県でも2017年から補助が始まりました。


大川先生はセンターが必要な理由として、「性暴力は潜在化しやすい」ことを強調しました。


性犯罪の認知件数は減少傾向ですが、内閣府の「男女間における暴力に関する調査」(2017年)では女性の7.8%が「異性から無理やり性交された経験がある」と回答しており、一方で被害を受けても「誰にも相談しなかった」と答えた人が約6割に上っています。


加害者との関係は、ほとんどが「配偶者」「親・兄弟・親戚」「(元)交際相手」「職場関係者」など身近な人間であり、被害者は余計に声を上げづらい状況に置かれています。


「あなたは悪くない」と被害者に寄り添い、必要な支援をワンストップで行うことができる支援センターの役割は大きいものがあります。


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ちさとの支援実績(画面の表示は違っていますが2019年度は4月から9月の半年間です)


ちさとの相談件数も、面接相談が2016年の55件が348件(2017年)、790件(2018年)に、電話相談は2016年の58件が1564件(2017年)、3269件(2018年)へと急増しています。今年度はさらにそれを上回るペースだといいます。


現在支援員は全員女性で34名ですが、果たしている役割からすればさらなる体制拡充が不可欠です。現在は夜間の相談対応は転送電話で行っていますが、東京都の「SARC」のように夜間を含めて常時2名以上の体制をとっているところもあります。


県としてもさらなる支援が求められるとともに、大川先生は国会で超党派の議員によって提出された「性暴力被害者の支援に関する法律」など基本法が必要だと訴えました。


その後の質疑応答も含めてとても理解が深まりました。準備されたみなさん、大川先生ありがとうございました。