開会中の千葉市議会は代表質問が行われ、今日は日本共産党を代表してもりた真弓市議が登壇しました。午前中の会議を早めに抜けて傍聴しました。


国政や台風被害への対応など市長の基本姿勢や地球温暖化など環境行政、教育行政など質問項目は多岐に渡りますが、特に関心を持って聞いたのは子ども医療費助成制度の改悪や公立病院の再編統合に向けての動きです。


国が「再編統合」が必要だとした424の公立・公的病院に市立青葉病院が含まれていたことについては、「全国一律の基準による分析のみで再検証の対象を公表し、青葉病院がその対象とされたことについては、市民に不安を与えるものであり、遺憾に感じている」と述べたものの、国に撤回を求めるとは明言しませんでした。市立病院問題については明後日の一般質問で中村きみえ市議が引き続き追及します。


大きな怒りを禁じえなかったのは子ども医療費助成の改悪です。医療機関での窓口とは別に薬局でも窓口負担を新設することについて、「子ども医療費助成制度を継続させつつ、子育て支援の充実・拡充が必要な新たな需要に、制度の見直しによる財源を活用」と、子育て関連の予算全体を増やさずにエアコン維持費などに充てることを正当化しました。


もりたさんは「調剤薬局の新たな保護者負担は制度の後退であり、子どもの命に関わる問題。不要不急の大型開発をやめて予算全体の使い方を見直すべきだ」と3回目の質問まで迫りましたが、答弁は変わりませんでした。


市は「制度の継続」を強調しますが、一人ひとりにとっては一回当たりの負担が倍になる今回の負担増も、全体の影響額は2億円程度です。一般会計で4000億円を超える千葉市の財政規模を考えれば、これくらいの額は十分に捻出できるはずです。要は姿勢の問題です。


オスプレイ暫定配備や幕張メッセでの武器見本市についてもまったく主体的な答弁はなく、「(武器見本市の開催によって)本市の平和都市宣言を軸とした施策への影響はない」という答弁があまりにもむなしく響きました。


一方、千葉市へのカジノ・IRの誘致については重大な答弁がありました。カジノの採算性などについて民間事業者からの情報提供が寄せられたことを受けて、「(提案では)幕張新都心エリアでのIRが十分に成立しうることが示唆された」「国から示されている認定申請に向けたスケジュール案などを踏まえ、…総合的に勘案して判断していく」と、誘致に向けて一歩踏み出そうというのです。


また千葉競輪場を建て替え千葉公園ドーム(仮称)を建設したうえで新たに実施しようという「250競輪」についても、「よりスポーツ性の高い、わかりやすく競技重視のレースを実施するもので、新規ファンの拡大による売上向上が見込まれる」「本市財政への継続的な寄与はもちろんのこと、新たな賑わいの創出による地域活性化を実現」などと推進しようとしています。インターネット投票のみとはいうものの、ギャンブルであることは変わりありません。


市民にとって必要な医療・福祉を切り捨てる一方でギャンブルによって地域活性化を図る-千葉市の今後の街づくりが本当にこれでよいのでしょうか。賑わい創出というなら先日の花見川カヤックキャンプのように地域資源を生かし、住民参加のもとで行われるべきです。


様々な課題が明らかになった代表質問でした。市政の転換は急務です。幅広い市民のみなさんと力をあわせていきたいと思います。


もりた②代表質問