毎週新しいしんぶん赤旗日曜版が届くたびに「桜を見る会」のスクープに驚いています。


地元後援会員を大量に招待し税金を私物化していただけにとどまらず、反社会的勢力や高齢者を悪徳マルチ商法で食い物にした「ジャパンライフ」の会長まで安倍首相枠で招待されていた問題で、数々の関係者の証言によって受付表の整理番号「60」は10年前から安倍首相枠であったことが明らかになりました。


そして「一対一で会ったことはなく、個人的な関係は一切ない」と言っていたジャパンライフの山口会長との関係も、安倍首相の父親である安倍晋太郎氏が外務大臣だった1986年、山口氏と「ニューヨークをいっしょに表敬訪問していた」ことが明かされています。当時、安倍首相は外務大臣秘書官でした。


ジャパンライフからは安倍首相はじめ政治家に「お中元」が送られ、政府からもジャパンライフに天下りするなど特別な関係にあったことは間違いありません。


2014年、ジャパンライフによる被害が大きくなり、「今回見逃すと大変なことになりかねない」と消費者庁の内部でも議論されていたのに、突如として甘い指導にとどまりました。消費者庁の内部文書には「本件の特異性」「政治的背景による余波を懸念」などと書かれていました。


大門みきし参院議員がこの文書を示して追及しましたが、消費者庁内部では逆に文書を告発した「犯人探し」が行われているというのです。こういうことを「恥の上塗り」というのではないでしょうか。いますぐやめ当時の対応を検証すべきです。


政府・与党はあくまで逃げ切って幕引きを図ろうという構えですが、こんなことが許されればまともな行政は成り立ちません。徹底して追及しなければと思います。


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