河川の氾濫や増水など台風19号は広範囲に渡って大変な被害をもたらしました。いまなお被害は拡大しています。心よりお見舞い申し上げます。
畑コミュニティセンターで
台風15号の被害を受けた千葉県は再び停電に見舞われたものの大規模な浸水被害はありませんでした。一夜明けた今日は花見川区内をまわって被害状況を聞き取りました。午前中は中村きみえ市議とともに避難所として開設された花園公民館、畑コミュニティセンター、朝日ヶ丘公民館、検見川公民館、幕張公民館、幕張コミュニティセンターをまわり、午後はもりた真弓市議と犢橋公民館、こてはし台公民館、花島コミュニティセンターをまわりました。
幕張公民館で
それぞれの施設で避難の状況を聞きましたが、昨日朝の大規模な停電もあって数人から多いところは50人以上の方が一時避難していたため、避難所の環境改善が大きな課題となっていました。毛布とともに床に敷くマットがほしいということや、食料がクラッカーやアルファ米しかなく、アルファ米のお粥はとても美味しく食べられるものではないということも共通していました。
花園公民館に置かれていた支援物資
なかにはサークルで使うヨガマットを敷きものにしていたり、柔道場の畳を持ってきて床に敷き詰めたりという努力をしているところもありました。市からエアーマットを支給されたところもありましたが、ストローで膨らませる手間が大変だったり課題もあります。
犢橋公民館で
一方で花島コミュニティセンターでは避難者向けに映画上映会や車いす体験会をするなどユニークな取り組みをしているところもありました。台風15号の時にも訪問したこてはし台公民館では「前回の教訓が生かせた。みなさんに情報発信していただいてありがたかったです」とお礼を受けました。
浜田川の堤防の穴が空いている箇所
途中で立ち寄ったのは中村市議が要望を受けていた浜田川の堤防について。道路脇に穴があいていて堤防を越えて水があふれてしまっていました。すぐに手立てを取ってもらうようにしましたが、千葉市でも一歩間違えば危険な状況になっていました。
人命最優先での救援・救助の活動もまだまだ求められています。引き続き実態や要望をつかみます。