先日の外務省・経産省に続いて、今日は防衛省から幕張メッセでの武器見本市についての聞き取り。はたの君枝衆院議員、斉藤和子前衆院議員、浅野ふみ子・しいばかずゆき両県副委員長、安保関連法に反対するママの会@ちばの金光りえさんらとともに参加しました。


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今年6月に開催された「MAST Asia(マストアジア)2019」、11月に行なわれる予定の「DSEI Japan」。防衛省はそれぞれの武器見本市に後援を出しています。


後援を決定した経緯や審査内容、判断理由については「防衛省における後援等の名義の使用の承認に関する訓令」に基づいて審査しているとのこと。この間は危機管理産業展、テロ対策特殊装備展、国際航空宇宙展などを後援しています。


また11月のDSEIJapanの前に、9月10日からイギリスでDSEIが開かれますが、ここへの参加、ブースの出展については「現在検討中」という回答でした。9月10日と言えばもう目前なのにいまだに検討中などなどというのは考えられません。実際には2015年、2017年とブースを出展しており、今年度は4回分の予算が確保されているといいます。


すでに6月のマストアジアとフランス・パリで開かれたエアショーには出展しており、11月のDSEIJapanにも出展が決定しているので残り1回です。正直に答えると困る理由でもあるのでしょうか。この間の出展の内容と予算についても後ほど報告を求めました。


6月のマストアジアで千葉市議のパスが主催者側の人間によって取り上げられ、破り捨てられた事件についても「事実関係は確認するが防衛省としてコメントすることはない」などと回答。「展示会に参加している企業はわからないが、防衛技術の情報発信を行う場であり、わが国の防衛技術の向上に資する」と後援の理由を説明しますが、武器見本市は単なる情報発信の場ではありません。「紛争当事国にも武器を輸出する企業が参加し商談をしているかもしれないのにあまりにも無責任だ」と指摘しました。


当たり前のように後援を出していることについてまったく思考停止になっていると言わざるを得ません。まともな世論で追い詰めていかなければ。幅広いみなさんと力をあわせて引き続き武器見本市を許さない運動を広げます。