昨日、今日と実家のある静岡で行われた第65回日本母親大会。私の母が事務局を務めていることもあり運営の手伝いも兼ねて参加してきました。


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実は母親大会にまともに参加するのは初めてです。日本母親大会は1954年3月1日、アメリカによるビキニ環礁での水爆実験で第五福竜丸が死の灰を浴びたことを契機に、「核戦争から子どもたちを守ろう」という母親たちの思いから始まりました。翌1955年6月に第1回日本母親大会が開催され、8月には第1回原水爆禁止世界大会が開催されました。今年の大会は母親大会の原点の地、第五福竜丸の母港である静岡県での開催となりました。


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分科会で講演する田代博さん、富士山に関する著書も多数あります


65回を重ねるなかで母親大会のテーマも大きく広がってきました。一日目は分科会「富士山の自然と歴史・文化、富士山を守るために」に参加しました。富士山世界遺産センターの植野秀樹さん、日本地図センター相談役の田代博さんをメイン講師に日本人にとって特別な山、富士山について考えました。


詳細は割愛しますがお二人のお話は大変面白かったです。同時にこの富士山にある自衛隊東富士演習場の実態についても報告がありました。自衛隊による実弾演習が行われている東富士演習場ではこの6月、演習場外の重量約120キロの迫撃砲が落下するという事故まで起こっています。この事故を起こしたのは千葉県の習志野第一空挺団でした。また米空軍のCV22オスプレイもたびたび飛来しています。「世界遺産・富士山を撃つな」という運動を広げていかなければなりません。


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全体会のオープニング


二日目の今日は全体会。ビキニ被爆から65年、来年の広島・長崎被爆75年を前に原水爆禁止世界大会起草委員長の冨田宏冶さん(関西学院大学教授)が「核兵器のない平和な未来を」をテーマに講演。地元・静岡のたたかいの紹介では、第五福竜丸の無線長・久保山愛吉さんと妻の久保山すずさんのたたかいについて朗読劇が披露されました。


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全体会で記念講演する冨田宏冶さん

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文化行事として行われた静岡県指定無形民俗文化財・横尾歌舞伎


大会は二日間でのべ9000人が参加しました。母親大会は平和や雇用、教育・子育て、人権・ジェンダーなど女性の運動を大きく発展させる契機にもなってきました。全国の運動の交流にも励まされました。参加できてよかったです。ありがとうございました。