やはり到底受け入れられません。


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木更津市で行われた自衛隊オスプレイの暫定配備に関する住民説明会


今日午前中に木更津市で行われた自衛隊オスプレイの暫定配備に関する住民説明会。木更津市民でなくても参加できるということで行ってきました。


道路の影響で開始時間に15分ほど遅れ、定員300人ということで少し不安になりましたが整理券番号243番で無事に入ることができました。260人以上の方が参加したそうです。


防衛省職員が説明したあと質疑応答が行われ、住民のみなさんからオスプレイ配備の必要性、安全性に質問が集中しました。そして防衛省の回答は、いずれも納得を得られるようなものではありませんでした。


オスプレイ配備の必要性について、「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している」「オスプレイの任務である島嶼防衛は喫緊の課題」と繰り返すものの、「憲法の立場に立って外交努力こそ強めるべきではないか」「米国と日本以外にオスプレイを運用している国はない。なぜわざわざ日本で配備するのか」などの質問にまともな答えはなく、「住民に丁寧に理解を求める」というだけ。


また木更津駐屯地の選定理由について、①必要な滑走路長(約1500m)を有する、②オスプレイ17機を配置する地積がある、③既存配備機の運用への影響が最小限にとどめられる、④既存施設を活用でき、運用基盤を整えやすい、という4条件を満たしているといいますが、木更津以外にどこを検討したのかという問いには「具体的な比較検討は差しさわりがあるので控える」という一点張り。これでは市民が検証しようがありません。


安全性についても「日米両政府が確認している」「防衛省としても分析チームをつくって米国に派遣し、安全性を確認した」というだけ。しかし資料でも出されましたが「機体に問題はない」「パイロットにも問題はない」とされているのに墜落事故が相次いでいます。原因究明ができないのだからいつ墜落するかわからないのです。


全体として「納得できない」というのが多くの参加者のみなさんの共通の声でした。また木更津以外の住民に対しても説明と意見聴取の場を持つことが不可欠です。このままなし崩し的に配備に向けて進むことは許されません。