今日は毎年行っている治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(国賠同盟)の国会請願行動でした。


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国会請願行動の署名提出集会で挨拶する同盟の増本会長


戦前の弾圧法・治安維持法による犠牲者への謝罪と国家賠償、実態調査・研究を要求する請願署名は全国で17万6千筆が寄せられました。


昨年は113人の国会議員が紹介議員として名前を連ねました。今年はぜひその数を超えようと全国から183人が参加して一人ひとりの国会議員に要請しました。


千葉県からは17人、そのうち千葉市支部からは小松実元県議とHさん、Tさん、私の4人が参加。千葉県選出の国会議員をまわりました。私たちの組では立憲民主党の生方幸夫衆院議員と日本共産党の志位和夫委員長が紹介議員になってくれることになりました。


要請前の署名提出集会には立憲民主党の近藤昭一衆院議員、山花郁夫衆院議員、日本共産党の仁比聡平参院議員、山添拓参院議員が参加してあいさつ。


山花郁夫衆院議員の祖父である山花秀雄氏(元国会議員・日本社会党委員長)も治安維持法の犠牲者だということが話され、「暗黒社会の復活を許すな」のたたかいは党派を越えた日本社会全体の課題であることを確認しあいました。


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発言する菱谷良一さん


集会では「北海道生活図画事件」による治安維持法の犠牲者・菱谷良一さん(97歳)が発言しました。旭川師範学校で教員を目指す傍ら美術部員として絵画を学んでいた菱谷さんは、ある日突然特高警察によって逮捕されます。逮捕理由は一枚の絵でした。


菱谷さんは語ります。「庶民の生活の様子をそのまま描こうという生活図画運動がなぜ弾圧されたのか。共産主義も知らない、資本論も読んだことのない青年が治安維持法違反の罪で逮捕され、1年3ヶ月も勾留された。執行猶予となり仮釈放されたあとも非国民だと言われひっそりと暮らし続けた。しかし共謀罪法が出てきたときにこれは直感的におかしいと。一般人は関係ないというが、治安維持法の時にも共産党員以外は関係ないと言われた。しかし実際にはどんどん対象が拡大され、何の関係もない人まで弾圧された。こうしたことを絶対に許してはならない」。とても97歳とは思えない矍鑠とした発言でした。当事者のこの言葉を重く受け止めないといけません。


この問題は昨年放送されたNHKのドキュメンタリー「自由はこうして奪われた~10万人の記録でたどる治安維持法の軌跡」で放映されました。


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17日に行う国賠同盟千葉市支部の総会ではこのNHKのドキュメンタリーを放映します。平日ではありますがぜひ多くのみなさんにご参加いただき、同盟の活動に加わっていただきたいと思います。午後2時から千葉民医連事務センタービル一階多目的室です。