入管法、漁業法の改定案強行など今日未明の国会での暴挙に怒り心頭です。この政権の末期的症状は終わりがありません。


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ぐっと冷え込んだ今日は午前中、中村きみえ市議とともに子どもサポートルーム幕張(子ども食堂&無料塾)や幕張地域での訪問活動に。午後は宣伝カーに乗り込み、さっそく安倍政権の暴挙と来年の参議院選挙での審判を訴えました。


そして夜。千葉市民会館で行われた「アベ壊憲を許さない!12・8千葉県民集会」へ。800人が参加した集会で講演を行ったのは市民連合などで活躍するたたかう政治学者・中野晃一上智大学教授です。


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県民集会で講演する中野晃一・上智大学教授


どこまでも暴挙を重ねる安倍政権にどう立ち向かうか。若者の見方、野党共闘の展望など、前半はユーモアを交えながら市民のたたかいを励ますお話をしてくれました。


憲法の問題では、「なぜ日本の憲法が70年間改正されなかったか」について、米・シカゴ大学「比較憲法典プロジェクト」をもとにした東京大学のマッケルウェイン准教授の分析を紹介しました。


制定から70年を超えた日本国憲法は現存する各国の憲法のなかでも最長齢です。しかしなぜ70年も改正されないできたのかについては単に「変えづらい」からではありません。


日本国憲法を英訳した場合の長さ(英訳した場合の単語数)は4998語。平均2万1千の各国と比べて短いのです。


憲法の条件は①国民の人権規定(権利章典)があること、②そのために国家権力をどう制御するかの規定があること、ですが、日本国憲法は国民の権利に関わる部分の記載は他国に比べて多く、逆に国家権力の制御については少なくなっています。


政治制度では「別に法律で定める」という項目も多く、地方自治法、公選法などの改正で済むことによって、改正の必要がなかったこと、一方で国民の権利については先進的な内容が多く盛り込まれており、新たな権利を加える必要がなかったということです。


70年間、変える必要がなかったからこそ変えられなかった憲法。安倍首相が狙う改憲は「手術の必要もないのにどこを切りましょうかと言っているようなもの」と痛烈に批判しました。


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県民集会に参加した野党代表のみなさん


その後野党各党の代表が挨拶。未明まで行われていた国会から駆け付けた無所属(会派は立憲民主党)の小西ひろゆき参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員をはじめ、国民民主党の奥野総一郎衆院議員、日本共産党の畑野君枝衆院議員、立憲民主党の安藤じゅん子県議、新社会党の鳰川静県本部書記長が、それぞれ野党共闘の発展と改憲阻止、安倍政権退陣に向けての決意を表明しました。


安保関連法に反対するママの会@ちばのみなさんは入口で幕張メッセでの武器見本市についてシールアンケートを行っていました。いろいろな意味で確信と元気をもらえる集会でした。