一昨日、「安保関連法に反対するママの会@ちば」と「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」が幕張メッセでの武器見本市の中止を求めて千葉県への申し入れを行いました。その様子が東京新聞や千葉日報、しんぶん赤旗で報道されています。申し入れには日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補、丸山慎一県議も同席しました。


181204東京新聞ママの会記者会見
昨日付の東京新聞

181205赤旗ママの会申し入れ
本日付のしんぶん赤旗(首都圏版)


幕張メッセでの武器見本市については10月17日に行われた決算審査特別委員会(商工労働部)でも取り上げました。


武器見本市の開催が「産業の振興」「文化の発展」「国際化に資する」という幕張メッセの設置目的のどこに適合しているのか聞くと、県は「国際見本市であり、設置目的に沿ったものであると認識している」と答えました。しかし「国際化に資するという判断なのか」と再度聞くと、「個別の目的のどこに直接資するのかどうかまでは確認していない」と無責任な答弁を行いました。


このなかで紹介したのは川崎市の経験です。今年8月に川崎市のとどろきアリーナでISDEFというイスラエルの団体が主催したテロ・サイバー攻撃対策装備品の展示会が開催されました。


この展示会にイスラエルをはじめとする多くの軍需企業が参加するとともに、パレスチナへの軍事攻撃をもとに開発された装備品などが展示されることで、多くの市民が開催中止を求めていました。


それに対して川崎市長は「主催者から武器の展示はないと聞いている」と記者会見で答え使用許可を与えていました。


ところが実際には会場内で狙撃用のマシンガンや弾薬等を掲載したカタログが配布されていたことがわかり、市の職員があわてて撤去させるということまで起こりました。公共施設で武器見本市を開催するということはそれくらいふさわしくないということです。


川崎市の姿勢に比べても千葉県はあまりにも異常です。一般的な感覚からいかにかけ離れているかを認識し、来年6月と11月に行われる武器見本市には使用許可を与えないよう求めました。


この問題はまだまだ県民に知られていません。ママの会のみなさんがこうした申し入れや記者会見を行ったことは大きな意義があります。力をあわせて中止させたいと思います。