先月に続いて今日の午前は幕張の千葉民医連事務センターで行われた「こどもサポートルーム幕張」(無料塾&子ども食堂)へ。今回は参加者は少なめでしたが、楽しく勉強?しつつ美味しいカレーをいただきました。


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「こどもサポートルーム幕張」で


そして午後は千葉県弁護士会主催のシンポジウム「子どもの見えない貧困」に参加。基調講演ではドラマ&漫画「健康で文化的な最低限度の生活」の原作者・柏木ハルコさんが生活保護をテーマに取り上げた思いや漫画やドラマへの反響などについて語りました。


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シンポジウム「子どもの見えない貧困」


「思ったよりバッシングはなかった」と柏木さん。しかし「ゴールデンタイムにこんな重い話は見たくない」「現場はこんなものじゃない」などドラマには本当に様々な反響があったそうです。


不正受給や親族への扶養照会、アルコール依存症など漫画・ドラマでは様々なテーマを取り上げていますが、なるべくありのままを伝えようと取材を重ねたそうです。今後は子どもの貧困に加えてケースワーカー自身の働き方や住まいの貧困、女性の貧困なども取り上げたいとのこと。


また、「困っている人自身が声をあげることとともに、それに対して賛同する人がいるのが大事。そうしないと可視化されないし、社会でなかったことにされてしまう。声をあげやすい社会であってほしい」と運動に取り組む人たちにもメッセージを寄せました。


その後当事者の方からも報告があり、後半のパネルディスカッションでは柏木さんに加えて、弁護士の松宮徹郎さん、フードバンクちばなどの活動に取り組む菊池謙さん、子どもたちへの学習支援などに取り組むNPO法人ダイバーシティ工房の武笠さんの4人で「子どもの貧困をどうとらえ、どう取り組むか」をテーマにパネルディスカッション。それぞれが取り組んでいる活動とともに子ども食堂についても議論になり、行政や各主体どうしがつながることの重要性など学ばされる視点がたくさんありました。今後に生かしていきたいですね。


夕方は花園地域で訪問活動。今日も暑い一日でしたがずいぶん日は短くなりました。秋の訪れを感じます。