毎年行っている社会保障推進千葉県協議会(千葉県社保協)の「社会保障の充実を求める自治体要請キャラバン」。県内54市町村への要請がほぼ終わり、今日は千葉県への要請です。丸山慎一県議とともに参加し、医療、介護、保育、障害者福祉、生活保護、国保、年金など広範なテーマで県の施策の拡充・改善を求めました。


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千葉県社保協による自治体要請キャラバンで挨拶する鈴木徳男会長


毎年行っているだけあって、こちらの要望に対して事前に県から寄せられた回答でほとんど変わらないものがあれば厳しく追及されますが、昨年と変わらないどころか姿勢が後退しているものもあります。


毎年議論になっている子ども医療費助成制度の拡充については、この間言ってきた「市町村や医療機関の意向を確認して検討する」という文言がなくなり、「現行制度を維持していく」と拡充の方向が消えました。県内全市町村が独自に中学3年以上までの通院助成を行い、医療機関からも拡充を求める声が上がるなどわざわざ意向を確認する必要はありません。


それならなぜ県として拡充を検討しないのかと追及すると、「制度の持続可能性を考慮して」という回答が返ってきます。この回答は介護保険でも障害者医療費助成制度でも改善を求めるなかで持ち出されました。制度を維持するためには改善は我慢し、負担増も甘んじて受け入れろという理屈です。こんなひどい話はありません。そもそも制度を維持する責任は国や県にこそあります。


憲法25条にはすべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有することとあわせて、国は「社会保障~の向上及び増進に努めなければならない」とはっきり書かれています。


要請のなかで具体的に話されたように、介護保険では利用料の2割、3割負担の押し付けでサービスが抑制され、国保でも高い保険料が払えず保険証を取り上げられたことで受診が遅れ手遅れになっている実態があります。こうした実態を改善するために、予算が足りなければ他の予算を削ってでも社会保障の予算を第一に確保しなければならないはずです。千葉県の財政力は全国4位、しかし社会保障関係の予算は軒並み全国最下位クラスです。予算を確保する条件は全国一あります。


現場のみなさんの生の実態をもとにした追及に、県もいくつかの項目で改善や調査を約束せざるを得ない場面もありました。こうした要請行動の積み重ねが本当に大事だと思います。住民の命を守るという当たり前の役割を果たす自治体にしていくために、引き続き社保協のみなさんと力をあわせます。


夜は沖縄連帯のつどいもあり悩みましたがユニオン千葉響によるミルフィーユコンサートへ。千葉交響楽団への支援ももっと強めなければいけませんが、コンサートではしばし素晴らしい演奏に酔いしれました。