今年の夏休みは静岡の実家に帰省しつつ、涼しい信州へ。冷房いらずの爽やかな陽気のなかで豊かな歴史や文化にも触れることができました。


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別所温泉にある山本宣治、タカクラ・テルらの記念碑前で


戦没画学生の慰霊美術館「無言館」にもほど近い別所温泉には、戦前の活動家である山本宣治(「山宣」、労農党代議士)とタカクラ・テル(文学者・日本共産党衆・参議院議員)の記念碑がありました。


昭和初期の大恐慌の時代にこの地域で小作料値下げ、土地取り上げ反対を求めて上小(上田・小県)農民組合連合会が結成されます。当時別所に在住していたタカクラ・テルはその運動にも大きな役割を果たします。


1929年3月1日に上小農民組合連合会は第2回総会にタカクラの義兄弟でもある山宣を招いて記念講演を行い、1000名を超える聴衆に深い感動を与えます。ところがそれからわずか4日後の3月5日、山宣は議会で治安維持法改悪反対の演説をするために上京しますが、その夜に右翼によって暗殺されてしまいます。


翌年に山宣の死を悼んだ農民組合連合会がタカクラの借家の庭に記念碑を建立しますが、その後の弾圧によりタカクラも逮捕、記念碑も取り壊しの危機に瀕しますが家主が密かに守り続けたといいます。


記念碑に刻まれているラテン語は山宣座右の銘「生命は短し科学は長し」だそうです。終戦記念日もあり、様々なことに思いを馳せた長野の旅でした。明日からまたがんばります~。


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国宝松本城

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古い街並みを残す中山道の宿場町・奈良井宿

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静岡の実家で家族・親戚と