6月定例千葉県議会は本会議2日目。日本共産党県議団を代表して代表質問に登壇しました。


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今回も地元の花見川区から多くのみなさんが傍聴にお越しくださり、小松実前県議、斉藤和子前衆院議員も参加してくれました。みなさんの激励に心から感謝です。小松さんは質問前に県議団控室を表敬?訪問してくれましたが、議会事務局の職員などに相変わらずの人気でした。


さて今回の代表質問で取り上げたテーマは、憲法やオスプレイなど知事の政治姿勢、成田空港の機能強化、県立病院の充実、保育の量と質の確保、小規模事業者への支援強化、若者の正規雇用の拡大、千葉交響楽団、花見川の観光資源としての活用、です。


質問の全文は日本共産党千葉県議団のホームページにアップされていますが(http://www.jcp-chibakengikai.jp/)、率直に言って今回の代表質問に対する県当局の答弁はこの間にも増して本当にひどいものでした。


「憲法の恒久平和原則を著しく損なう」と自民党改憲案に反対を表明した千葉県弁護士会の決議についても、「憲法については様々な意見があり、広く国会で議論されるべき」と従来とまったく変わらない答弁を繰り返しました。


自衛隊オスプレイの木更津への暫定配備については「国は何ら決定していないと言っている」と国の言い分を鵜呑みにし、オスプレイそのものの安全性についても「国が総合的に責任を持って判断したもの」と何の認識もありません。


県立病院については循環器病センターの統合方針の撤回を求めても答弁をはぐらかし、佐原病院の医師確保が図れなかった責任についても答えませんでした。


保育の質の面から問題点が指摘されている「企業主導型保育」についても、「多様な保育ニーズに答えていく」と推進の姿勢を示し、認可保育所の整備を求める声に背を向けました。


さらに今回、千葉県唯一のプロオーケストラである千葉交響楽団についても取り上げましたが、森田知事は「千葉県の文化振興に大きな役割を果たしてきた」と認めながら、まともに生活していくこともままならない楽団員のみなさんの処遇については何らの認識も示しませんでした。自治体が関与するオーケストラでこんなにも楽団員が低賃金・不安定な状況に置かれているのは千葉県だけです。


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終了後の懇談では参加者から口々にあまりの答弁のひどさに怒りの声が出され、その原因として森田知事とその与党である自民党が県議会で圧倒的多数を占めることからくるゆるみやおごりがあることが話されました。決着をつけるのは来年の統一地方選挙しかありません。


今回は質問にあたって本当にたくさんのみなさんからお話を伺いました。現場の声、県民のくらしの実態に心を寄せる県政に転換するために引き続き力を尽くす決意です。どうもありがとうございました。