昨日25日は丸山慎一県議とともに新潟市へ行ってきました。


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新潟市役所で


2015年度から行われていた「地域商店街魅力アップ応援事業」の視察のためです。「地域商店街魅力アップ応援事業」は、小売業、飲食業、生活関連サービス業のいずれかを営む小規模店舗(従業員5人以下もしくは売場面積250㎡以下)が魅力アップのために行なう改装費や備品購入費について3分の1、限度額100万円を補助する制度です。商店会単位ではなく、個店単位で補助がされるのも特徴です。発注先や備品の購入先も市内業者に限定されており、地域経済の活性化にも資するものです。


補助件数は2015年度の135件から、2016年度148件、2017年度173件と増え続けており、事業者にとっても大切な役割を果たしています。


新潟市役所で担当課の方からお話を伺った後、実際に補助を受けて改装や備品の購入を行った事業者の方からもお店でお話を伺いました。


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それぞれのお店で話を伺いました


カフェスペースを併設し、外観も新しくした乾物屋さんは、カフェでお茶をしたお客さんが乾物を買うなど新たな顧客を獲得し、売上が5~10%増加したそうです。もう一軒の焼き鳥屋さんでは男女別の洋式トイレに改装し、小上がり席を掘りごたつにしたことで、女性や高齢者のお客さんが増えたそうです。


どちらのお店も市の補助金をうまく活用して自店の魅力アップを図り、売上アップにつなげていました。今年度からは新たな「次世代店舗支援事業」のうちの「既存店魅力向上事業」として制度の再編が行なわれました。補助限度額の引き下げや予算が削減されたのは残念ですが、担当者は「より多くの事業者に利用してもらえるようにしたい」と話していました。


千葉県でも個人商店の減少は深刻です。小規模事業者の支援のために学ぶべきところではぜひ生かしたい。貴重なお話をたくさん伺いました。ありがとうございました。