今日は議員団会議でしたが、合間に毎年お招きいただいている千葉県原爆被爆者友愛会の第48回定期総会に浅野ふみ子県副委員長とともに参加しました。


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冒頭、上野博之会長からこの間の友愛会の歩みと歴史的な核兵器禁止条約の採択など昨年の総会以来の核兵器廃絶を巡る動きが報告されました。


私も挨拶のなかで訴えましたが、その後北朝鮮による核実験やミサイル発射の強行など国際社会に重大な逆流が生まれたものの、国際世論と関係国の努力によって問題解決に向けた一歩が踏み出されています。


こうした世論を作る最大の力になったのは、全国500万筆、千葉県12万筆を超えたヒバクシャ国際署名のとりくみをはじめとする日本と世界の草の根の運動です。


来賓挨拶のあと、児玉三智子事務局長(日本被団協事務局次長)から、4月にジュネーブで開かれたNPT再検討会議の準備委員会に参加した報告がありました。各国政府代表や国連の中満軍縮担当上級代表との会談を通じて様々な意見交換を行ったそうです。



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報告する児玉三智子事務局長


核兵器禁止条約に反対という主張をする国もありますが、児玉さんは「賛成の国も反対の国も共通していたのは、お互いの対話が大事だということ。そして核兵器廃絶という目標は同じであり、二度と使用してはならないこと、核兵器の非人道性はどの国も否定できないということ」と確信を持って訴えていました。アイルランドの代表からは「ぜひ被爆体験を話してほしい」と招待を受けたそうです。



世界の大きな激動のなかで、間違いなく自分達の手で核兵器廃絶を手繰り寄せることができる地点に立っています。あらためてヒバクシャ国際署名の取り組みを大きく広げる決意を固めました。