「東海第2原発は今すぐ廃炉に!」


今日は議員団会議でしたが午前中は日本共産党千葉県委員会主催の全県地方議員会議に参加しました。6月議会に向けて貴重な学習の機会です。


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講義する岩井孝さん


今回の講義は「福島原発事故の実態と東海第2原発再稼働の危険性」。講師は元日本原子力研究開発機構研究員の岩井孝さん。あらためて福島原発事故の被害の甚大さとともに、千葉県に隣接する茨城県の東海第2原発は絶対に再稼働させてはならないことを痛感しました。


原発事故から7年がたってもいまなお、福島県では5万人を超える方が避難生活を送り、漁業は「試験操業」の扱い、出荷される米も全袋の放射能検査を続けています。天然の淡水魚、キノコ、山菜などはいまだに出荷禁止です。


こうした状況でありながら、政府は「新規制基準」に適合した原発は再稼働させる方針です。しかし岩井さんは、安倍政権が言う「世界で最も厳しい基準」などというのはまったくのウソだと断じます。


・15メートルの津波防護壁をつくるというが、あくまで福島が基準であり安全の保証はない

・ヨーロッパの新設原発では標準になっている二重格納容器やコアキャッチャーの設置も求めていない

・テロの際には敷地内の別の制御室を活用するというが、そもそも逃げる方が先ではないか


などなど。だいたい、「絶対に起きない」とされてきた過酷事故(シビアアクシデント)に対して根本的対策を取ることなどできません。


この新規制基準に基づいて再稼働が狙われているのが茨城県東海村の東海第2原発(日本原子力発電)。今年11月で運転開始40年を迎える出力110万kWの巨大老朽原発です。11月までに適合性審査に合格しなければ廃炉となりますが、事業者は昨年11月に20年の運転延長申請を原子力規制委員会に提出しました。


もしこの原発が重大事故を起こしたらどうなるか。福島原発事故の経験に照らせば、少なくとも半径50キロ以内は直ちに避難、100キロ以内でもかなりの放射能の影響を受けることは明白です。海や河川(利根川流域)も間違いなく影響を受けます。


千葉県はもっとも近いところで東海第2原発から70キロ、半径100キロ以内ということになれば千葉県の北東部がすっぽり含まれます。この間、茨城県の原発事故避難者を受け入れる協定が県内自治体で締結されていますが、そもそも千葉県もまったく他人事ではありません。


茨城県では30万人の再稼働反対署名が集められ、半数を超える議会で東海第2原発の廃炉もしくは再稼働反対の決議(趣旨採択を含む)が上がっています。岩井さんの提起に応え、千葉県でも急速に再稼働反対の運動を広げていかなければなりません。決意を新たにしました。