先日の循環器病センターに続いて、今日は香取市にある千葉県立佐原病院に香取市の宇井正一市議、坂本洋子市議とともに伺いました。


IMG_3767
病院前で香取市の宇井正一市議、坂本洋子市議と


地域医療を担う佐原病院(211床)ですが、1974年竣工の本館は耐震性が不足し老朽化も深刻でした。ようやく昨年度に耐震改修に向けた影響調査が行なわれ、先日その調査結果の概要が発表されたため、今日は具体的に工事を行う箇所や病院の現状について確認しました。


5階建ての本館には1階に管理部門、2階に検査部門、3~4階に病棟、5階に旧手術室があります。補強壁の設置など大掛かりな耐震補強工事が必要なのは1階から3階ですが、本館全体は使用したまま一部の機能を他に移して実施するということなので、具体的にどう行うのかが問題になっています。


IMG_3739
新館5階の健康管理センター


耐震工事中は本館の病棟96床は一時的にでも閉鎖することになります。その期間や規模がどれくらいになるのかは今年度検討されるということですが、いずれにしても病院機能に大きな影響を及ぼすことは明らかです。


IMG_3745
廊下の配管や壁を確認しています


案内をしてくださった病院の事務局長さん自身が、「今回は耐震補強工事だが老朽化を考えれば将来的には建替えも視野にいれなければいけない」と話していたように、本来であれば新病院の建設が必要です。それをやらずに病院機能を一時的に縮小してまで耐震補強工事にとどめるのは、「県が行なうのは高度専門医療であり、地域医療は地域の自治体もしくは民間病院が担う」という県の基本的な立場があるからです。いずれ閉院するつもりならば抜本的な建替えなどするはずがありません。


佐原病院ではこの間、医師数の減少に伴い診療科の休止が相次ぎ、さらに患者数が減少するという悪循環になっています。県が姿勢を転換させなければ耐震工事も意味をなさなくなってしまいます。引き続き地域のみなさんと力をあわせて佐原病院の拡充に力を尽くします。