来年の参議院選挙と統一地方選挙の勝利をめざして、日本共産党の志位和夫委員長を迎えて党と後援会の決起集会が開かれました。


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会場の船橋市民文化ホールはほぼ満員の大盛況でした。参議院選挙をたたかう浅野ふみ子千葉選挙区予定候補としいば寿幸比例代表予定候補と並んで、統一地方選挙と中間地方選挙をたたかう候補者の一員として私も紹介されました。


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小松実県後援会長の挨拶、各候補者からの決意表明に続いて、船橋市が地元の志位委員長が特別発言。内政・外交ともに大破たんに陥っているいまの情勢について、「歴史上かつてない異常な国会」「市民と野党の共同」「アベノミクスの破たん」「外交」「憲法改悪」の5つの角度で解明しました。


「裁量労働制」のデータねつ造、森友・加計疑惑、自衛隊日報隠ぺいなど、安倍政権の異常な国会運営が大問題になっています。ねつ造、隠ぺい、改ざんは何のためかと言えば、安倍政権の強権政治をごり押しするためです。都合の悪い情報は隠し、都合の悪いことを言う人の口はふさぐのが安倍政権のやり方です。ここにこそ国民の怒りが集中しています。


そのなかで野党共闘が力を発揮しています。共産党が重要な役割を果たしている野党の結束によって、「裁量労働制」を法案から削除させ、佐川前長官の証人喚問を実現するなど、共闘が現実政治を動かしています。原発ゼロ基本法案、子どもの生活底上げ法案など、共通政策も発展してきました。


志位さんが国会で追及したように、安倍政権のもとで貧困と格差が拡大し続けるなどアベノミクスも完全に破たんしています。


印象的だったのは北朝鮮問題に象徴される外交政策の破たんです。「対話のための対話では意味がない」と対話路線を否定し、軍事力行使も辞さないトランプ政権を支持し続けるなど、北朝鮮問題でも安倍外交は世界から孤立しています。


日本共産党は南北首脳会談や米朝首脳会談が実現しようとしているもとで、アメリカ、ロシア、中国、韓国、北朝鮮の各国に要請文を送り、①非核化と北東アジアの平和体制構築を一体的に進める、②強い相互不信があるもとで、一歩一歩行動を確かめながら事態を進める段階的アプローチ、を提起しました。これはかつての6ヵ国協議の共同声明に盛り込まれていた内容であり、各国からも賛同の声が寄せられています。日本共産党がこうした外交を行うことができる根本に世界情勢を科学の目で見通す綱領の立場があることも明らかにされました。


どんなにボロボロになっても、安倍首相は憲法9条改悪だけは執念を燃やして進めようとしています。志位さんは改憲ストップのために、①集団的自衛権も認められるなど海外で自由に戦争ができるようになるという改憲の狙いを徹底的に明らかにする、②「安保法制を実行し専守防衛を投げ捨てる」「国民に嘘をつき、欺き続ける」ーこんな自衛隊を憲法に書き込んでいいのかを提起する、③安倍政権に憲法を語る資格はないということを訴える、という3点を強調しました。


最後に参議院選挙、特に政党名を書く比例代表選挙での躍進を正面に据えることの意義を強調し、日本共産党の躍進を訴えました。あらためていまの安倍政権は末期的状況です。共同の力、道理の力で政治を動かす日本共産党の役割に確信を持って選挙勝利に全力をあげる決意を新たにしました。


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午後は中部地区委員会としての地区委員学習交流会でした。中央委員会組織局の細野さんを講師に、支部を援助する地区委員の活動についてじっくりと学びました。内容は割愛しますが大変に元気の出る、また味わい深い講義でした。どうもありがとうございました。