今日は今年最初の議員団会議でしたが、会議に先立ち、11月に千葉県教育委員会が発表した「県立学校改革推進プラン・第4次実施プログラム(案)」の撤回を求めて議員団として申し入れを行いました。


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180110県教委申入れ加藤1


この間も「改革プラン」に基づいて多くの高校の統廃合を強行してきた県教委ですが、今回の第4次プログラムではさらに踏み込んで統廃合を進めようとしています。その内容は以下の通りです。


○君津市の君津高校と上総高校を統廃合し、上総高校を廃校に
○市川市の行徳高校定時制を廃止し、船橋市の船橋高校へ統合
○佐倉市の佐倉南高校の全日制普通過程を廃止したうえで新たに三部制定時制高校とし、佐倉東高校の定時制を統合


今回初めて、定時制課程での統廃合計画が打ち出されたことは重大です。しかも申し入れで指摘したように計画には重大な問題点があります。


一つは、地元地域や関係者の合意と納得がまったく得られていないことです。12月に行われた説明会では関係校の高校生や教職員、同窓生、保護者、地域の関係者などから一方的な統廃合計画への批判が集中しました。行徳高校定時制課程の教職員一同と同窓会一同の名前で再考、存続を求める要望書も提出されています。


二つは、生徒たちにとってかけがえのない学びの場、成長の場が奪われることです。行徳高校の教職員や同窓生の要望書にあるように、同校では80%の生徒が徒歩あるいは自転車通学圏内から登校しています。経済的に困窮していたり、不登校の経験を持ち「ここでなら」ということで行徳高校に入学した生徒も多くいます。そうした生徒たちに市外の船橋高校まで往復700円もの交通費をかけて通学を強いることは到底許されるものではありません。


そして三つは、まだ計画案の段階であり決定したわけではないにもかかわらず、県教委がすでに決定したかのような対応をしていることです。計画案発表直後の昨年11月15日、県民からのパブリックコメントを受け付けている最中でありながら、当該校の校長名で「定時制課程の募集停止について」という文書が出されています。


申し入れのなかでは、「生徒や関係者の意見をどう受け止めているのか」という問いに対して、県教委は「重く受け止めている。まだ案の段階なので意見をよく聞いたうえで意思決定をしていきたい」と答えましたが、行徳高校のように負担が増える生徒への対応については「これから検討していきたい」と答えるにとどまり、まさに統廃合ありきで進めていることも明らかになりました。


生徒たちの学ぶ権利を踏みにじり、新たな負担を強いる統廃合は断じて認められません。佐倉市などでは住民のみなさんも巻き込んで新たな運動が準備されているそうです。力をあわせて一片の道理もない統廃合計画の撤回を求めます。