12月定例千葉県議会は今日から本会議質問が始まり、自民党と民進党の代表質問が行われました。


お昼休みには11月23日に県幹部職員2人が逮捕された東葛飾土木事務所の官製談合事件について、日本共産党県議団として小高伸太議長に緊急の申し入れを行いました。


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小高伸太議長(左)に申し入れを行う日本共産党県議団


土木事務所の所長と維持課長が公共工事の入札情報を業者に漏らしたとして逮捕された今回の事件ですが、その後のマスコミ報道では共犯として逮捕された建設会社の元役員が10年前からくりかえし県議や県幹部職員と高級料亭で会食を開いていたことが明らかになっています。日常的に県幹部職員と業者が癒着し、そこに県議も関与していたとなれば極めて重大です。


県の「コンプライアンス基本指針」では、会食を含む利害関係者との交際について「厳に慎むこと」と定めていますが、これもまったく形骸化していたことになります。


議長あて申し入れ
議長あての申し入れ文


小高議長には、①県に対して、事件の全容を徹底的に調査し、その結果を県民に公表することを求めること、②県に対して、第三者の検証による万全な再発防止策を講じるよう求めること、③地方自治法100条にもとづく特別委員会(百条委員会)を設置し、県議会としても今回の談合事件の全容を明らかにし、県民からの信頼を回復すべく責任を果たすこと、の3点を要請しました。県に対しても森田知事あてに同趣旨の申し入れを行いました。


県民の感覚とはあまりにもかけ離れた事件。不正根絶のために徹底した取り組みが必要です。