千葉県議会は今日も一日本会議でしたが、ある自民党議員の質問に開いた口がふさがりませんでした。


「男女共同参画センターは役割を終えたのではないか」「男女の違いを強調するためにも男女混合名簿を男女別に戻すべきではないか」「県立高校の多くが修学旅行で広島、長崎、沖縄に行っている。平和教育の名で特定の歴史観が押し付けられているのではないか」など、いったいいつの時代から来たのかというような異常な質問を繰り返していました。地元の有権者はこんな質問を議会でしていることを知っているのでしょうか。


さて代表質問でも取り上げた国民健康保険の広域化の問題で、県が行なった仮試算では市町村ごとの保険料は示されませんでしたが、市川市と船橋市では日本共産党市議団が要求しそれぞれの試算結果が公表されました。


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船橋市の仮試算結果


市川市では29年度(2017年度)仮試算保険料額は135371円で27年度(2015年度)に比べて12184円の値上げ、船橋市では143171円で23231円もの値上げです。県全体で29市町村が値上げとされていましたが、予想通り比較的所得水準の高い市でやはり大幅な値上げという試算結果でした。


しかも比較対象である27年度の保険料額は法定外繰り入れなども保険料として納められたとする理論値であり、県の運営方針案にあるように法定外繰り入れが「削減・解消」となれば値上げ幅はさらに大きくなります。


国からの公費拡充分があるといってもこのままいけば大幅値上げは避けられません。他市でも試算結果の公表を求めるとともに、県民参加で運営方針のあり方を決めるべきです。