来年度からの国民健康保険の都道府県単位化。先日の県運営協議会を受けて、今日は社会保障推進千葉県協議会(千葉県社保協)として行なった県への要請行動に丸山慎一県議とともに同席しました。


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国保問題についての社保協の要請行動


都道府県単位化に向けて県が行なった試算の公表や保険料抑制のために市町村の一般会計からの法定外繰り入れを引き続き行なえるように求めましたが、何より国保の現状についての厳しい告発がありました。


保険料を納められず滞納した人に対して「車を売れ」「警察を呼ぶぞ」と恫喝まがいの取り立てを行う自治体があることには怒りを禁じえませんでした。所得266万円(年収400万円)の4人家族で、県内一高い九十九里町では年間の保険料が50万円を超えます。所得の2割に迫ろうかという高すぎる国保料の引き下げこそ必要です。保険医協会からは「経済的理由による診療中止、受診抑制があると4割の開業医がアンケートで回答している」という声もありました。


都道府県単位化にあたって国からはさらなる公費の拡充も予定されていますが、そもそも払える保険料なのか、命を守る制度として機能しているのかが根本的な問題です。そうした視点に立って引き続き追及していきたいと思います。


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船橋駅前にあるジョブカフェちば(千葉若者キャリアセンター)


午後は船橋市にあるジョブカフェちば(千葉若者キャリアセンター)を視察。セミナーや相談支援など若者の就労のために大事な役割を果たしている施設ですが、この間利用者数が減少しています。職員のみなさんの努力とともに様々な課題も伺いました。