こんな県政はやっぱり変えるしかありません。


DSC_2334
DSC_9443
DSC_9467


今日は12月定例千葉県議会の本会議2日目。日本共産党県議団を代表して代表質問に登壇しました。


地元花見川区や教育、社会保障、障害者など様々な運動に取り組むみなさんが傍聴に来てくださいました。さらに小松実前県議と市議会開会中にもかかわらず中村きみえ市議も。本当に励まされました。


今日取り上げたのはまず知事の政治姿勢の問題として、南スーダンPKO、木更津でのオスプレイ定期整備、TPPについて。さらに国保の広域化、障害者の権利、雇用、子ども食堂、教育の各テーマです。


南スーダンPKOへの自衛隊派遣に関わってこの千葉県での大問題は、派遣された自衛隊員が迷彩服のまま成田空港を利用したことです。しかし成田空港は開港直前の1972年、当時の住民代表(平和塔奉賛会会長)、県知事、運輸大臣、空港公団総裁の4者で「いかなる形でも軍事的利用を認めない」という取極書を交わしています。ところが今回の自衛隊派遣について「軍事的利用に当たるかどうかの判断はどの部署が行なうのか」と聞きましたが、「国の判断を尊重する」と言うだけで何の主体的判断も下せません。つまりは「国言いなり」です。あまりにも情けない限り。


最もひどいと思ったのは教育の問題です。県独自に少人数学級を行なうことを求めても「教職員定数は国が措置することが基本」と国まかせです。ところがこの2年間は国に対して少人数学級推進のための加配定数の要求すらしていません。それどころか法に基づく教員数すら配置されない-「教員の未配置」が大問題になっています。病気療養や産休・育休の代わりの教員が配置されない状態が県内小・中学校だけでも89件にのぼり、最長4ヶ月も未配置が続いているところもあります。


柏市の柏第三小学校では教頭が企業等派遣研修で柏高島屋に出向しています。ところが代わりの教頭が8月から病気療養に。それでも研修中の教頭は学校に戻らず教頭不在の状態に。再質問で質したのは研修に関わる県教委と柏高島屋の協定書です。このなかには「(来年3月までの派遣期間は)必要に応じて協議により変更することができる」となっています。しかし質問で明らかになったように県教委は協議の申し入れすらしていなかったのです。柏高島屋の担当者の方は「教育現場が最優先、協議に応じる用意がある」と言っているのに、です。


161202寺尾9
161202寺尾12


あまりにもいまの県政はひどい。どの問題でも県民の暮らしの実態、切実な願いに寄り添う立場は微塵もありません。終了後の懇談会でも答弁のあまりのひどさに呆れたという声がありましたが、来年3月の県知事選挙がいよいよ重要です。決意を新たにした代表質問でした。


質問全文は近日中に県議団ホームページにアップされます。ぜひご覧ください。