日本共産党千葉県委員会としての各団体との懇談。今日は浅野ふみ子国政事務所長、椎葉かずゆき県副委員長らとともに千葉県民主医療機関連合会(千葉民医連)のみなさんに医療・介護の実態についてお話を伺いました。


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介護現場の人手不足は絶望的なほど深刻です。求人広告を出してもまったく応募がないこともあり、介護福祉士の養成校では定員割れが相次いでいます。介護報酬の引き下げによって事業所の経営は苦しく、千葉民医連周辺の事業所でも5ヵ所のデイサービスが閉鎖に追い込まれたそうです。


一方で昨年の介護保険大改悪によって一定の所得がある人には利用料の2割負担が強いられ、単価の高い訪問看護の中止、入浴やデイサービスの回数削減、福祉用具の借り換えなど給付抑制が起こっていることも明らかにされました。このうえ政府が狙う要介護1、2の方の生活援助、通所介護を介護保険の給付対象から外す改悪がやられたら、「利用者の重度化がますます進む一方で、経営が成り立たない事業所がさらに出てくる」と訴えられました。


成田市の医学部新設の問題や医師・看護師確保、無料定額診療事業など他にも様々な課題・要望が出されました。切実な実態を積み上げ、現状を少しでも打破していくために力を尽くします。