お休みをいただき念願だった北海道旅行に行ってきました。


IMG_5570
小樽運河で


登別温泉、札幌などをまわり、一番行きたかった小樽へ。明治時代から北海道の商業・経済・金融の中心として栄え、現在は小樽運河に代表される道内有数の観光都市です。そしてここは「蟹工船」で有名な作家・小林多喜二が青春時代を過ごした街でもあります。


IMG_5734
市立小樽文学館の小林多喜二の展示コーナー

IMG_5741
小説「東倶知安行」、妹に向けた自筆の献辞が書かれています

IMG_5736
油絵で描かれた多喜二の死に顔

IMG_5755
多喜二の遺体を囲む人たち。中央が母セキさん。


日本を代表するプロレタリア文学作家で日本共産党員でもあった小林多喜二。「一九二八年三月十五日」「蟹工船」「不在地主」など小樽ですぐれた作品を次々と生み出しやがて東京へ出ますが、1933年、治安維持法違反の罪で特高警察に逮捕され29歳の若さで壮絶な拷問によって虐殺されます。市立小樽文学館には小樽にゆかりのある他の作家と並んで小林多喜二の展示コーナーがあり、秋田県から小樽に移り住み菓子パン屋を営んでいた時代の小林家の写真、多喜二自筆のハガキや原稿、当時発表された雑誌、亡くなった際の新聞記事やデスマスクなど貴重な資料が展示されています。昨年発見されたばかりの、多喜二の母・セキさんを中心とした多喜二の遺体を囲む写真もありました。


IMG_5742
IMG_5561
IMG_5717
多喜二が勤めた旧北海道拓殖銀行小樽支店。現在はホテルです。

IMG_5775
日本共産党小樽地区委員会前で


小樽が素晴らしいのは明治から昭和にかけて建設された多くの建造物がそのまま残っていることです。そのなかには多喜二が働いた旧北海道拓殖銀行小樽支店もあります。なんと現在はホテルになっており、私たち夫婦も宿泊させていただきました。運河沿いには小説「工場細胞」の舞台と言われる北海製罐の工場もそのまま残っています。小樽駅の近くには日本共産党小樽地区委員会もあり、ご挨拶しつつしんぶん赤旗日刊紙をいただいてきました。多喜二の生き方から何を学び引き継ぐのか、あらためて考えながら帰途につきました。


IMG_5398
IMG_5405
IMG_5447
しらおいポロトコタン。伝統的な踊りなどアイヌの貴重な文化に触れることができます。


また白老町にあるアイヌ民族博物館「しらおいポロトコタン」ではアイヌの貴重な文化と歴史に触れることができました。北海道はとても数日ではまわりきれません。またぜひ来たいと思います。