今日は千葉県議会健康福祉常任委員会。議案9件、発議案1件、請願4件、意見書7件の審議、さらに一般質問と朝から夕方までみっちりやってとっても疲れましたが、今日は大学生のみなさんが傍聴に来てくれました。励まされましたね~。


議案審議で大きな問題になったのは、国の省令改正による保育所や認定こども園の最低基準の引き下げ。保育士不足の解消のために、①朝夕など子どもが少ない時間帯では最低2人の保育士のうち1人は保育士資格を持たなくてもよいものとする、②配置基準を超えて配置する保育士については保育士資格を持たなくてよいものとする、③全体の3分の1を超えない範囲で保育士などのかわりに小学校教諭や養護教諭を配置することを可能にする、というものです。保育士資格がなくても「保育士と同等の知識と経験を有する」と知事が認めたものであればよいということですが、危険な規制緩和です。


昨年1年間で保育施設での死亡事故は14件起こっていますが、そのうち9件は保育士の配置基準が緩和されている認可外施設で起こったものです。この3月にも保育士資格を持たない職員が保育をしていた東京の認可外施設で1歳児がうつぶせ寝によって死亡する事故が起こりました。


保護者は「預けられればどこでもいい、見てくれれば誰でもいい」と思っているわけではありません。保育士の専門性を否定し、保育の質を犠牲にする最低基準の引き下げはやめるべきだと訴えましたが、自民・公明などの賛成によって可決されました。


一方で議員発議で提案された「千葉県手話言語条例」は全員一致で可決されました。手話を言語として位置づけ、手話の普及・促進、手話通訳者等の養成と処遇改善などに県が責任を負うことを定めるものです。


県立がんセンターでは不正請求と判断された診療報酬約19億円を自主返還することが決まるなど、県の医療行政、健康福祉行政は課題が山積みです。他にも様々な問題について県の姿勢をただしましたが、まともな声が通るような県議会に早くしたいものです。