千葉県議会は先週に引き続き本会議での一般質問が続いています。


本会議後に控室でNHKニュースを見ていたら四街道市の生活保護の話題が。5月24日に千葉県生活と健康を守る会(生健会)として行なった県交渉の席でも出された「生活保護受給者の皆様へ」と題する掲示についてです(写真)。


四街道


生活保護受給者に対して「皆様の一部の方に、このお金を過度な飲酒や遊興費(特にパチンコやパチスロ等)に浪費している方が見受けられます」「福祉事務所からの再三の指導指示にも拘わらず、生活の維持・向上のために生活保護費の適正な支出がみられない場合には、生活保護の停止や廃止といった措置を講じなければならない場合もあります」と呼びかけるこの掲示。四街道市の生活保護担当課の窓口に約6年間に渡って掲示されていましたが、「誤解を招きかねない内容」ということで撤去されました。あまりにも当然です。


言うまでもなく生活保護法には飲酒やギャンブルを禁じる直接の規定はなく、生活保護費は本人の裁量で使えるものです。生健会の小泉三男事務局長は、千葉日報の取材に対して「過度の飲酒やパチンコは依存症の可能性があり、該当者がいれば個々に医療関係者などと連携しながら改善を目指すべき問題」「掲示による『見せしめ』は行政と受給者の信頼関係を失わせる上、保護を受けるべき人が申請をためらうなどの萎縮にもつながりかねない」と指摘しています。


憲法25条に基づく生存権を保障する最後の砦として、行政は生活保護受給者に寄り添う立場で対応することこそ求められています。各地の状況を引き続き注視していきたいと思います。