千葉県議会代表質問2日目。日本共産党県議団を代表して三輪由美議員が登壇しました。


160603三輪代表1


取り上げたテーマは「知事の政治姿勢について」「公の施設の見直しについて」「保育所待機児童問題について」「教員の多忙化について」「重度障害者医療費助成制度について」「松戸市へのパチンコ店出店問題について」です。


質問全文は日本共産党千葉県議団のホームページに掲載されています。ぜひご覧いただければと思いますが、知事をはじめとする県側の答弁は相変わらず誠実さのかけらもない国言いなり答弁でした。


県は2月に「公共施設等総合管理計画」を策定。しかしその中身は民間の資金とノウハウを活用し、公共施設の集約化や複合利用、集約後の余剰地売却、再投資など民間のビジネス機会を拡大するものです。県立乳児院や行徳野鳥観察舎など県民の福祉や文化に関わる施設は容赦なく廃止する一方で、毎年数億円もの赤字を出し続けているかずさアカデミアホールや幕張メッセなどの巨大開発の中心施設は無批判に存続されています。


貧困と格差の拡大によって県営住宅への入居を希望する人も増えています。入居倍率は県全体で8.1倍、最も高い団地は162倍にもなりますが、県はさらなる管理戸数の削減を狙い「新たな用地取得を伴う新設はしない」という方針です。県民の切実な実態に寄り添う立場は微塵も感じられません。


国政も県政もそのあり方が根本から問われています。何としても参議院選挙でまともな政治にしていく一歩を踏み出さなければなりません。