深刻な保育所の待機児童問題。県内各市の取り組みや県への要望を聞きに、月曜日に流山市、そして今日は市川市に伺いました。


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ファッション誌のようなビジュアルの市川市の保育士募集パンフレット


今年4月1日時点の待機児童数(国基準)が過去最多・県内最多の514人となった市川市。4月開設予定だった認可保育所の建設計画が断念に追い込まれましたが、近隣住民の声や現地の状況から考えるとわずか300㎡の敷地に108人定員の保育所建設という計画にはたしかに無理があったと言わざるを得ません。認可権限を持つ県の責任も重大です。保育士確保のために募集パンフレット(写真)を全国600の保育士養成校に送付したり公私間格差の是正にも取り組んでいますが、抜本的な対策が必要だという認識は一致しました。


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送迎保育事業で使用している園児用のバス


一方で流山市。おおたかの森地域などで人口が急増し、やはり待機児童が深刻です。「保育の受け皿確保の基本は認可保育所で」という姿勢ですが、市内の保育所を5台のバスでまわる送迎保育事業に取り組んでいます。おおたかの森駅と南流山駅の2か所に送迎保育ステーションを設置し、そこから市内約30園の保育所に送迎します。108人が登録し、常時60~70人が利用していると言います。朝に駅で子どもを預け、夕方また駅で子どもをお迎えということで便利なようですが、子どもたちにとっては片道最大1時間もバスに揺られていなければなりません。保育所で保育士さんと直接触れ合う機会も少なくなります。


保育ビラ表
保育ビラ裏
日本共産党の保育緊急提言のチラシ


子どもにとっての最善の利益を考えれば、保育の質を犠牲にしたり新たな負担を強いる解決策であってはなりません。日本共産党は①30万人分の認可保育所を緊急に増設する、②保育士の賃上げなど処遇改善をはかる、という緊急提言を発表しましたが、やはりこの方向しかないでしょう。小手先の対策ではなく、財源をしっかりと確保して手立てをとることが必要です。