今日の午前0時、安保法制・戦争法が施行されました。国会前には多くの人が詰めかけ「戦争法廃止」の声を上げました。


圧倒的多数の国民が反対し憲法違反が明白な戦争法だけは絶対に廃止しなければならない、そのために2000万人署名を必ず達成しようということで、戦争法廃止!花見川区民の会として学習のつどいを開きました。


IMG_2840
講演する小森陽一さん

IMG_2818
千葉合唱団によるオープニング


講演したのは九条の会事務局長で東京大学大学院教授の小森陽一さん。千葉合唱団によるオープニングでは、小森さんのお母さんである小森香子さんが作詞した「青い空は」もアンコールで披露されました。


IMG_2826
安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さん

IMG_2833
日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補

IMG_2835
民進党の小西ひろゆき参議院議員


さらに安保関連法に反対するママの会@ちばの村田マユ子さんとともに、日本共産党の浅野ふみ子参院千葉選挙区予定候補と民進党の小西ひろゆき参議院議員がそろって挨拶したことも画期的でした。それぞれが本当に素晴らしい挨拶でした。


そして小森さん。「安倍首相はなぜいまになって改憲を言い出しているのか、そのことの意味を考えてほしい」というところから話を始めました。国民の反対を押し切って戦争法を成立させたけれどもさらに大きく広がる運動のもとで戦争法を具体化できていない、使わせていないということに確信を持とうということです。


昨年9月の強行採決直前の産経新聞の世論調査で、「安保法制に関する何らかの運動に参加したことがある人」は3.5%だったということも紹介されました。「少ないように見えるが有権者1億人の3.5%は350万人。さらに何かのきっかけがあれば運動に参加してみたいという人は17.4%もいた。この人たちに2000万人署名で働きかければ行動する2000万人になる。そういう運動なんです」という訴えは大きな励ましでした。


また憲法9条、特に軍隊を持たないという2項が最大の歯止めになって戦争を阻止してきたこと、そして「私たちは草の根の運動で第一次安倍政権を引きずり下ろした経験がある」という話にも勇気づけられました。2004年、当初はマスコミもまったく注目しないなか九条の会が発足。イラク戦争真っ只中の当時は、毎日新聞の世論調査でも6割を超える人が「憲法を変えるべき」だと答えていました。そこから粘り強く運動を広げ、「変えない方がいい」という声が毎年増え続けるなかで2007年の参院選を経て安倍政権が退陣に追い込まれます。


憲法9条をなきものにしようという勢力と戦争を許さない勢力との激しいせめぎあいのなかで現在の局面があり、2000万人署名の帰すうがその最大の焦点だということが深く胸に落ちました。


IMG_2845
行動提起する日本共産党の中村きみえ市議会議員


最後に区民の会発起人の一人でもある中村きみえ市議が行動提起。2000万人署名をやりきって国民の力で安倍政権を政権から退陣に追い込むために大きな力になる学習のつどいでした。小森さん、関係者のみなさん、ありがとうございました。