今日の参議院予算委員会で辰巳孝太郎議員がブラックバイト問題を取り上げました。
私も2月の県議会代表質問でこの問題を取り上げましたが、これでもかというくらいのブラックバイトの違法・無法な実態の告発に対して、さすがに安倍首相や塩崎厚労相も「許されない」と答弁せざるを得ませんでした。
コンビニ最大手セブンイレブンでは、1分単位で残業代をつけられないように本部がシステムをつくっていました。莫大な利益を上げている大企業が足元で堂々と法律違反を行なっているなど絶対に許せません。
何度でも言いますが、ブラック企業・ブラックバイトは放置すれば日本社会の未来がない深刻な問題です。国会で正面から取り上げたことの意味は本当に大きい。辰巳さんのフェイスブックからシェアします。
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予算委員会でブラックバイトの賃金不払い問題を取り上げました。
使用者は賃金を1分単位で計算し支払う必要があるのですが(意外に知られていない!)業界最大手のセブンイレブンが15分未満は切り捨てて賃金計算する勤務管理システムを使っていることを暴露しました。「違法行為」システムを各店舗に使わせていたのです。
従業員が自分のバーコードをコンピューターにかざすと「出勤スキャン時刻」として1分単位の正確な時刻が表示されます。ところが「始業時刻」としては15分未満を切り上げたものが自動的に入力されます。同様に「退勤スキャン時刻」は正確な1分単位の時刻が表示されますが、「終業時刻」としては15分未満が切り捨てられたものが自動的に記録されます。結果「実労働時間」は1分ではなく15分単位のキリのいい時間となり、実際よりも少なく賃金計算されることになります。
さすがの安倍首相も「違法行為は発生していることは極めて重大な問題だ」と答弁しました。
さらに問題はセブンイレブン本社が「従業員労務管理の手引き」で「効率的な業務を実現するため、就労は15分単位を基本」と違法行為を基本と位置づけていることです。賃金泥棒の主犯はセブン本社だったのです。おそらく店舗オーナーの多くは違法行為に加担しているとは思っていなかったでしょう。
今回は搾取されるアルバイト学生を取り上げ、フランチャイズ契約の問題は時間の制限でできませんでした。
調べていて分かったのはセブンイレブンの異常なくらいの高収益を称える記事は数多あるものの、契約の圧倒的な不平等、店舗オーナーが借金を重ね辞めたくても辞めれない、不当に高いロイヤリティーの支払い、バイトが集まらず連日の夜勤で過労死寸前になっているなど、フランチャイズの問題に切り込んでいる記事はほとんどないこと。次回はフランチャイズの問題も取り上げて頑張ります!
チビ達も大阪で応援してくれたみたいです!
「No More 賃金泥棒!」