ゆきとどいた教育を求める千葉県民の会が毎年行なっている「教育全国署名」提出集会。日本共産党県議団は5人全員でそろって参加。寄せられた99028筆の署名が県議会事務局に手渡されました。


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主催者あいさつを行なう福永浩司千葉私教連委員長


はじめに主催者を代表して福永浩司千葉私教連委員長があいさつ。「私学振興助成法がつくられて40年、奨学給付金や授業料減免の拡充など運動でかちとってきたものもたくさんあるが、一方で国立大学授業料の大幅値上げが狙われ奨学金は重い借金としてのしかかっている。教育の無償化と機会均等を定めた憲法と国際人権規約がめざす方向こそ進めるべき」と訴えました。


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日本共産党県議団を代表してあいさつする岡田幸子県議会議員


県議団を代表して文教常任委員の岡田幸子議員があいさつ。OECD諸国のなかで日本は6年連続教育予算が最下位であり、少人数学級にも背を向け続ける国と千葉県の姿勢を告発しました。


さらに「幼稚園は1クラス35人に決まっているが発達段階にそぐわない。せめて20人以下にしてもらいたいし、劣悪な教員の待遇も改善してほしい」(私教連幼稚園部)、「小学校2年生では1クラス19人で2クラスあるが3年生になったら1クラスになってしまう。『目が行き届かなくなるのでは』と発達障害の児童の保護者から不安の声が寄せられ、運動を呼びかけたら一気に署名が集まった」(全教千葉)など現場の実態と運動の経験が交流されました。


世界一の高学費と「借金漬け」の奨学金が「ブラック企業・バイト」がはびこる要因にもなっています。「奨学金の返済を滞納したら防衛省(自衛隊)で2年間のインターンを」(日本学生支援機構運営評議会委員)などとんでもありません。軍事費や大企業減税より教育の充実を!