今日は日本共産党花見川区後援会恒例の秋のバス旅行。小松実前県議、もりた真弓市議、バス2台に分乗した区内各後援会のみなさんとともに参加しました(中村きみえ市議は所用で欠席のためメッセージを寄せました)。


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交流会では小松実前県議もあいさつ。中村きみえ市議、参議院予定候補のメッセージも紹介されました。

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あいさつするNPO安房文化遺産フォーラム代表の愛沢伸雄さん


訪れたのは房総半島南端の館山市です。太平洋戦争当時、本土決戦に備えた最前線基地として多くの軍事施設や特攻基地がつくられた館山。戦争遺跡の保存とともに地域に残る様々な歴史を掘り起こし発信しているNPO安房文化遺産フォーラムのみなさんに座学とガイドをしていただきながら市内に残る貴重な戦跡を巡りました。


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赤山地下壕で

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大戦末期につくられた128高地地下壕


長野県の松代大本営にも匹敵する大規模な地下壕である赤山地下壕、「戦闘指揮所」の額と天井の龍のレリーフが残る128高地などとともに、長期婦人保護施設「かにた婦人の村」では「噫(ああ)従軍慰安婦」の碑にも伺いました。


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かにた婦人の村にある「噫(ああ)従軍慰安婦」の碑


1984年、この施設の入所者城田すず子さんが「自分は従軍慰安婦だった」という告白をしたことをきっかけにこの地に碑が建立されます。この経緯が韓国KBSでドキュメンタリーとして放映されたことをきっかけに日本軍慰安婦だった人たちが名乗り出ることになりました。


同時に館山の地には古来から中国、韓国、台湾などとの交流の歴史が数多くあります。現代では館山の子どもたちが、内戦が続くアフリカのウガンダに学校をつくる運動を続けていますが、こうした「平和・交流・共生」の精神こそ引き継いでいくべきものです。ぜひ多くの方に訪れていただきたい場所です。