129人の犠牲者を数えたフランス・パリの無差別同時テロ。どんな理由があってもこうしたテロは絶対に許されません。犠牲者とご家族に心より哀悼の意を表します。テロの根絶のために世界中の知恵と力をあわせる時です。


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千葉県生活と健康を守る会連合会の総会


今日は午前中に千葉県生活と健康を守る会連合会(生健会)、午後に障害者の生活と権利を守る千葉県連絡協議会(障千連)の総会に参加しました。丸山慎一県議とともに参加した生健会の総会では、この間の生活保護削減の経過とともに銚子市県営住宅で起きた母子心中未遂事件を告発。社会保障制度の土台である生活保護攻撃を共同の力で跳ね返そうと訴えました。


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障害者の生活と権利を守る千葉県連絡協議会の総会


障千連の総会では、先日NHKで放送されたETV特集「それはホロコーストのリハーサルだった~障害者虐殺70年目の真実~」の内容も紹介されました。


600万人以上のユダヤ人を虐殺したナチスドイツの「ホロコースト」。しかしそれより前にドイツでは精神障害者や知的障害者が大量に虐殺されていました。ナチスと結びつき、障害者をガス室に送る先頭に立ったのは精神科医たちでした。


ナチスは国民に「障害者は金がかかる」「非生産的な人間は生きている価値がない」という考え方を植え付け、障害者に強制断種を義務付ける「断種法」を強行。そしてドイツがポーランドに侵攻したその日、ヒトラーは障害者殺戮計画である「T4作戦」にサインします。その後虐殺された障害者はドイツ全土で実に20万人にも上りました。


ドイツの精神医学会が「精神科医が障害者の殺戮にいかに関わったのか」を認め謝罪したのは2010年、わずか5年前です。


翻って現代の日本はどうか。戦争法の強行と一体に、社会保障の切り捨てが障害者や生活保護受給者など社会的弱者から進められている事実を絶対に見過ごすわけにはいきません。今こそ国民が広く連帯・共同することが歴史の教訓です。