県議会に県民の切実な要求をぶつけました。


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「戦争法」に対する知事の政治姿勢、歴史教科書問題、鋸南町の汚染土処理施設など県政の大問題を取り上げた三輪由美県議の代表質問。地元松戸市や鋸南町のみなさん、「安保関連法に反対するママの会@ちば」などが傍聴席をぎっしり埋め尽くしました。


あらためてぜひ質問の全文を見ていただきたいですが、三輪さんの質問に対して議場が大きく沸いた答弁が3つありました。


一つは「戦争法」について。質問されてるのになかなか答弁に立とうとしない森田知事が、ヤジに耐えかねてようやく答弁に立つと「(安保法制について)政府として従来の政府見解の基本理論の枠内であり、憲法から逸脱するものではない、と解釈しているものと承知している」と述べました。圧倒的多数の「憲法違反」という批判にまったく答えず、政府の主張をそのまま繰り返すとは驚きました。


二つは歴史教科書について。侵略戦争美化の育鵬社の教科書を採択するために県教委が採択のルールを勝手に変更し、採択を行なった教育委員会会議についてすら、教育長は「会議が非公開のため議事録も取っていない」と答弁。行政のあり方として考えられない対応です。


三つは町ぐるみで反対している鋸南町の汚染土処理施設について。県は業者の汚染土壌埋立処理業の許可申請にあたって、前提となる事前協議が終了したと言っていますが、本来であれば必要である環境保全協定が結ばれていないのに、協定を結ぶという「確約書」だけで申請を受け付けてしまいました。ところがこの「確約書」は当時の区長(業者側に近い採石協同組合の事務局長)が独断で作成したものでした。住民も町長も、そして業者の社長すらもこの「確約書」は無効であると明言しているのに、県だけが「確約書は有効であると考えている」と答弁。傍聴席からは怒りの声が上がりました。


県民の声にまったく耳を傾けず、ひたすら暴走する姿はどこかの首相そっくりです。民主主義破壊の県政をこれ以上続けさせるわけにはいきません。