今日は社会保障推進千葉県協議会が毎年行っている社会保障の充実を求める自治体キャラバン。8月から県内各市町村をまわってきましたが、最後は千葉県ということでいっしょに参加させていただきました。
冒頭あいさつする鈴木徳男・千葉県社保協会長
医療、介護、年金、障害者福祉、保育、生活保護、マイナンバー、公営住宅…などなど各団体のみなさんが切実な要求を掲げて県に改善を求めました。
項目が多かったこともあり十分に県の姿勢を追及することができなかったとは思いますが、現場の声を伝える機会として重要です。しかし、やはりというか、県はこうした切実な願いに正面から答える姿勢を示せません。
県当局に切実な要求をぶつけました
重度心身障害者医療費助成制度を現物給付化するにあたって県が一部負担金と年齢制限を持ち込んだ問題では、障害者のみなさんから切実な訴えがなされましたが、「制度対象外の方との公平性の観点から一部負担をお願いした」と従来の説明を繰り返しました。「それなら償還払いとは言え無料だった従来の制度の方が不公平だったということか」と詰められると県は何も言えなくなりました。当然です。
社会保障は受益者負担に基づくサービスの対価でも、「商品」でもありません。憲法25条に規定された生存権を保障する制度です。県の姿勢を根本的に転換させ、粘り強く改善をかちとっていきたいですね。参加されたみなさん、お疲れ様でした。